あいどるまいどる

二次元アイドルと三次元アイドルにぷかぷかする

きせきという言葉は本当によく出来ている

 

 嵐を旅した日 -はじめに

 

 9月14日。

 嵐を旅してきました。

 

 ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会

 

 このブログは展覧会に行った嵐のオタクがきったねえ自分のメモとしょっぼい自分の記憶を頼りに、展覧会の感想をただひたすらに書き連ねるブログです。

 私の目を通して見たものなので主観ばっかりですし、記憶違いなところも多分ありますし、まあ間違いなく「この続きは自分の目で確かめてみてくれ!」が一番だと思っているので、私もそれを前提にして書きます。つまり書きたい放題ってことだな! 

 

 ここから先はネタバレのオンパレードなので、ネタバレにアレルギーのある方は閲覧をお勧めいたしません。

 本格的に感想を書き連ねる前に、ネタバレにならない範囲でこれから行く方に向けてお伝え出来ることを申し上げるとすれば、

 

 <旅を楽しむにあたって>

  • 大江戸線麻布十番駅」のロッカーはキャリーが入る大きさのものはないので(メトロの方に行けばある)、遠征民はキャリーをどうするか考えてから行こう
  • キャリー引きずって行こうとすると展覧会へ続く道が遠征民を殺す坂になっているので身軽になって行こう
  • 最初に見る映像が機材トラブルの関係で見れないこともある(たまたまあたりました、詳細は後述)。振替券は同会場での使用ということだったので、帰り際に復旧していれば見て帰ろう
  • 記憶を残しておきたい人、小さくてもいいからメモを持ち歩こう(電子機器は×)
  • 館内飲食禁止なのでそのあたりは満たして行こう。トイレも行っておこう
  • 時間を確認したい時は腕時計をしていこう(館内にはない)
  • 滞在時間は集合時間まで含めて2時間程度を見ておこう
  • ショップはカードOK

 

 以上です。ネタバレなしで有益な情報だけ知りたい!という方はここまでご覧いただきありがとうございました。有益になるかどうかは分かりませんが、素敵な旅になりますように!

 

 そしてここからは展覧会の感想です。展覧会に行くまでの一日の流れ、会場の中の様子、そこで感じたことなどをもうただ書きなぐるだけ。何の変哲もない日記です。ちゃんとまともな構成にしても良かったんだろうけど、そんなこと考えている間にポンコツ脳内HDDは記憶の自動消去を始めるのでひたすら書き連ねます。ブログだしなこれ!

 書いていたらあんまり気軽に読める長さじゃなくなったので、目次をつけておきます。読みたいところだけ!という方は目次をご参照ください。

 ということでよろしくどうぞ(cv櫻井翔)。

 

 

 嵐を旅した日 -旅の覚え書き

【展覧会までの道程】

 9月14日。天気は晴れ…てはなかったかな、くもりでした。若干日光があるかな?という感じ。

 24時間Tシャツ着て100m先からでも「嵐のオタクだ!」と分かるような格好で行ったんですが、そのシャツ一枚で風がきもちいい~くらいの気温でした。でもって、そのシャツ一枚だと会場内はちょっと肌寒いかなあと感じる場面もあったので、各自調節できるものを持っていた方がいいかもしれません。

 

 13:45集合で、私が羽田に着いたのが11:45。そこから手荷物受け取ってほぼまっすぐ行って…だったんですが、会場に到着したのは13:25でした。

 なんでこんなに時間がかかったのかと言いますと、大江戸線麻布十番駅」にはキャリーを入れられる大きさのロッカーがないんですね…。ロッカー難民になって、メトロの方まで歩いて一か所たまたま空いていたところに入れられました。多分ここだけで時間をくった。なので、遠征で着いてすぐ会場行くよ!って人は荷物を預ける目処をしっかり立てておきましょう。預けずに行こうとすると、会場までの道程にある「遠征民を殺す坂」で無事に殺されると思います。

 

 なんとか13:25に着いて、ちょっと早かったかな…と思っていましたが、会場内にすぐに案内され、そこで並ぶことが出来ました。でもあんまり早く行きすぎると外で待つことになりますし、やりすぎると迷惑がかかると思うので、やるキッズになりすぎるのは抑えましょうね!

 会場入口にお水サーバーあって「はえ~配慮~~」と思いました。細やかな優しさがほんとにうれしい…SUKI…。

 

【会場入口~展示エリア入口】

 入口すぐ入ってすぐにですね、にのあいがですね、背中合わせで座っていたんですよね……。「ピエ…」て鳴いちゃったよ…。あの……オタク殺すの早すぎません?まだ3歩しか旅してない…。

 

 壁紙がキービジュアルの嵐さんが座っているんですよ!うわ!!顔がいい壁画!!!

 本人確認前のブースは入口側からにのあい、じゅんさと、さくらばと並んでいたんですがま~~~ほんとビジュアルがいい。潤くんが智くんにもたれているように座っててまたそこで「ピエ…」て鳴きました。

 でもって、本人確認後に通されるブースは入口の温かみのある色味とは対照的に、落ち着いてクールな色味でまたイケメン壁画になってて一人でぶるぶる震えてました。ちょうど扉のところが相葉さん、左手にのみ、右手におやま、潤くん…て並んでいたんですけど…やま~~~(やまびこ)!!!もたれているようないないような、絶妙な距離感でオタク死にました。ここって入る前にオタクを淘汰する場所だったんですかね?怖いなあ。

 

 渡されたグッズリストをにこにこ眺めて待ってたんですが、なんと機材トラブルが。最初に見る映像が機材トラブルで見れなくなった、ということで最初「ええ…!」てみなさんがっかりされた声を出されていたんですが、「振替券をお渡ししますので、休館日以外でしたらいつでも映像のみご覧にいただけます」との対応。ええ~~~!配慮~~~!!!こうなることもあらかじめ想定出来ていないと出来ない対応ですよね、これって…。ツイてない…!て思いかけましたが、逆にこれってレアで対応力の凄さも見れてラッキーだったのでは…?

 振替券ですが、「違う会場でも見れるんだろうか…」と疑問に思ってグッズ購入の際にスタッフさんに尋ねたら、「同会場で対応しています」「復旧しているので見て帰られますよ」とのことだったので、ショップを出た後に映像を見て帰りました! なので、映像部分は通常の方と見た順番が逆になってるのでちょっと感じ方が違うかもしれません。もしあたっちゃった方は、時間があるのなら見て帰るのがいいかと!

 

【ワークスクエアシアター】

 復旧して良かった~とにこにこしながらシアターの方へ行ったんですが、向かうまでの道程が薄暗い森の中を歩いているようなセットになっていて、「私はディズニーに来たのか…?」と錯覚しかけました。私このアトラクション乗ったことあるな。小鳥のさえずりも聞こえてきて、これは幻聴じゃありませんでした。妄想と現実の区別がつかなくなってきたな。

 

 シアター内に入って映像が始まると、展覧会のロゴがビリビリビリ~~ってなって、急にデジタルな映像に!「四方どこからでもご覧いただけます!」とのことだったので、デュアルモニター的なヤツか…?と思ったら違いました!四方向が繋がってる!すごい!

 目の前に現れた嵐が後ろに流れていく写真をバックに展覧会の説明をしてくれるんですけど、途中で「あっ、こっちにピカンチあるよ~!」とか言って瞬間移動とか始めたので「これがDIGITALIANちゃんですか…」て白目むきました。背景スターウォーズみがあったので、多分嵐はジェダイで宇宙を救ったんだと思います。

 

 いやあ…嵐かっこいいな…て呆けていたら、「5×20のPVの場所にご案内します」ってアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!でっか!!!!!!!!!!!!顔!!!!!!!!!!いい顔に、エッ!?!!?!?顔良!!!!!!!!!!

 いやあの、好きな顔が自分の5倍くらいのでかさになって目の前に現れて心臓止まらない人います???目の前が櫻井翔くんだったんですけどキャア!!!みたいな声でてそのまま死ぬかと思いました。オタクを囲んで(置いているカメラを囲んでいるのか恐らく)、嵐が砂浜に寝転がって話しかけてきてくれるんですよ…。夢……?

 混乱した状態で、あれ…天然ちゃんは…?て探したら遠い場所で二人でキャッチボールしてて平和すぎて泣きかけましたし、もう始まってるよ!て呼ばれて、わ~~!てスライディングしてきた天然ちゃんかわいすぎてほんとに泣きました。砂がモロに私達にも(ご褒美です!ありがとうございます!)他のメンバーにもかかって、砂ァ!て怒られてる天然ちゃんあまりにかわいすぎてもうですね……私、墓場はこの砂浜にしようと思います。ジェイストームさん、お金なら出すのでこの映像を売ってください。お願いします。

 あらち…かわいい…て泣いてたら、「次は楽屋の風景だよ~」て案内されます(私は後から映像だけの人だったのでここで帰りました)。やだ~はずかしい~て言ってるの女子の会話で、それを見て翔さんげらげら笑っていて、マジでずっとこんなことやってんだな…て超幸せな気分になりました。

 機材トラブル起こる映像てなに…?と思いましたが、これは仕方ない。復旧作業に努めてくださったスタッフさんありがとうございました。お歳暮送ります。

 

【定点観測】

 嵐が「はずかしい~」って案内してくれた先にあるのが、楽屋の風景を写真におさめてくれた『定点観測』。最初この部屋に入った時、「わ!」と思わず声を上げました。

 お写真が壁にびっしり~~~!2009年~2019年まで、楽屋での嵐さんの様子がこれでもかってくらい見れるわけですね。しかもこれ、個人・コンビ・トリオ・5人…全てが入り乱れている!ウォーリーを探せか?まかせろ!と1枚ずつじっくり見ていったんですけど、よく考えたら全員がウォーリーでした。アッこれもそれもみ~んな好きな顔しかいね~~~かわいい~~~

 スイーツ部、マッスル部、ステージ上でのおめでとう写真に髪のセット、ストレッチ…とにかくゆるくて楽しそうで時折どきっとするくらいかっこよくて、そしてやっぱり笑顔に溢れていて、1枚1枚見ていくごとに自分も自然と笑顔になりました。

 ない組み合わせないんじゃないかってくらいほんと各方面に優しい仕様だったんですけど…やっぱりおーみや多いですかね?!(贔屓目)何してるのかよく分からん写真もあって、あらし幼稚園今日も平和だなとにこにこしてました。ところでなんでこの写真買えないんですかね?

 

 お写真の向かい側の壁には2009年~2019年の各ツアーの日程が記載されていまして、「これだけやってきたんだな…」としみじみしました。自分が入った公演日とか見つけるとちょっと嬉しくなりますね。夢じゃなかったんだあれ。嵐が現実に存在するから、現実ってすごいですね。

 

【衣装部屋】

 楽屋お写真の部屋を抜けていくと、お次は衣装展示のお部屋!ちょうど正面に5×10のオープニング・フライングの衣装!その下を抜けて次のお部屋に行くような作りになっていて、衣装の床は透けていて…アッ!?!?これ、ムビステか?!!?!ということはここはステージ!??!とめっちゃテンションあがりました。ムービングステージを考案した松本潤くんにそろそろノーベル賞をお願いします。

 

 お部屋に入って右手前から上にぽぷこん、下にスケスケ、奥がハワイ、左手前は上にあゆはぴ、下に5×20、奥にじゃぽ、そして正面に先ほども記載した通り5×10。全てオープニングの衣装でした。チョイスがいいな~~~。オープニングってやっぱりテンションぶちあがるところですし、そのツアーの印象が強く残るところだと思います。衣装の後ろに映像をさりげなく流して、それで答え合わせできる仕様でした。これを着てコンサートやったんだ、って実感が出来る。メンバーも名前表記ではなく、足元にカラー表記。衣装が目立つように展示されてるんですね。100億点。

 ここから見てねってラインがあるだけで、ケースに入れられているわけでもなかったのでじっくりじっくり見たんですが、ジャケット一つとっても丈の長さやシルエットが違って、衣装さんのこだわりを感じました。スケスケはさすがに一緒だったかな!スケスケ、作りが意外としっかりしててちょっと笑いました。世界一丈夫なレインコートだな。

 そして、嵐大きいなと思いました。いやまあ、私の身長(148cm)から見たらそりゃそうなんですけど!いつもはちっちゃい~~かわいいね~~て愛でてるおーみやですら私の視線より上の位置に肩とかがきてるんですね。男性だ…。個人的なときめきポイントでした。

 

ピカンチ

 ムビステを通り抜けていくと、『ピカンチ』の部屋に入ります。壁に1枚1枚写真が飾られてあって、若かりし頃の嵐を美術館の展示品のように見ていけます。嵐って美術品だしな。わかるわ。

 正面、写真の上には当時の写真を撮ってくださった岡本健一さんのコメントが記載されていました。勉強不足で申し訳ないんですが、このコメントは写真集の時に書かれたものだったんでしょうか…?私は初見かつ展示会場でしか拝見していないので、健一さんのコメントで思い出せるところ、印象に残ったところを以下に載せておきます。ほぼほぼ意訳ですがお許しください。

 

 「ブレイクしたい~~~!!!」と言っている嵐。「ブレイクってどういうこと?」と聞くと、「ブレイクはすごいんだよ!!!」と言う。

 潤くんは「誰よりも好奇心が強く、自分の好きなものを分かっている」。「早く大人になりたがっている」。

 にのみは「負けん気が強いのに、それを表を出さずに飄々としている」。

 相葉さんは「努力が空回りすることが多い」けど、「それを笑い話にしてしまう」。

 翔さんは「リーゼントをキメて、『誰にも負ける気しねぇっす!』」なんて言うのに、「勉強グッズを持ち歩いてずっと勉強をしている」。

 智くんは「誰よりも長けた部分を持っているが、おくびに出さない」。

 もう傍から見ればブレイクしているのに、「ブレイクしたい!」と言っている、彼らはまだブレイクしていないと思っているのか、それとも彼らの言う「ブレイク」とはもっとすごいものなのか。

 異常に仲が良く、仲の良さがあるこの状況が異常。

 彼らの巻き起こす嵐に巻き込まれるのは心地いい。

 

 1人1人に対してのコメントにも、5人に対してのコメントにも泣きそうになりました。

 だって…すごくないですか?『ピカンチ』からはもう10年、いや15年以上も前で、彼らは成長し、当時から状況はがらっと変わっているはずなのに、「ああ、わかるな」と思うんですよ。当時はそうだったんだな、じゃなくて、今でもそうだと思えるところが多い。それは彼らが当時から何も変わらずに止まっているのではなく、変わらないものを抱きつつも歩いてきた証拠なんです。

 とにかく嵐は努力を続けてきて、横には常に同じように頑張っているメンバーがいる状況が、昔も今も彼らにとっては当たり前なんですね。あと、嵐のあの仲のよさって普通じゃないんだ、と改めて知り、私たちが当たり前のように感じている「嵐」の偉大さ・異常さを噛みしめました。異常気象を冠しているグループなんだな、彼らは。

 

【路地裏ギャラリー】

 さて、『ピカンチ』の部屋を抜けると『路地裏ギャラリー』に辿り着きます。ここは入口から入って三面にそれぞれテーマの違う展示品が壁に飾られています。順路はありませんが、私は左手から見て行ったので左手より順に記載していきます。

 

 入ってすぐ左手。嵐ミッキーの原画。

 グッズ詳細出た瞬間に笑い転げて、これよくディズニー許してくれたな?!とビビり散らしたんですが、「許してくれたんで飾りま~す」とばかりにミッキー鎮座してて声出して笑いそうになりました。グッズみたいに背景色があるわけじゃなく、ほんとに原画のままなので筆圧もわかります!手前からamnos順に並んでいました。

  • 相葉さん→鉛筆の跡がうっすらと見える…!ちゃんと見ながら描いてくれたんだろうな…努力の跡が見えて好き!ってなりました。線がざかざかしていて、一番原画感がある。
  • 潤くん→グッズ見た時から追ってましたけど、眉毛寄せましたよね?ガシガシって、眉毛太くしましたよね???このミッキー、低音で「やあこんにちは」って言ってきそうなのほんと好き。
  • にのみ→「nino」←サインのこの字がかわいすぎ~~~!!!線がゆるっとしていて、にのみのあのゆるっとだるっとした感じが伝わってきました。本人がラジオで言ってましたけど、見ずに描いたな!ってのがすぐ分かる。でもよく見たら指の本数はちゃんとあってて、めっちゃ笑いました。どういう記憶力?
  • 智くん→君も見て描こうね!ね!!!しかしまあこのミッキー全体のバランスはいいというか、ミッキーじゃないんだけどキャラクターとしては完成してるんですよね…アメコミとかにいるやつ…。サインも絵の線も丸くてかわいい。
  • 画伯→画伯の新作なんなら一番楽しみにしてたんですけど、「Mickey Mouse!!(字を丸で大きく囲む)」←これズル過ぎません?腹筋おかしくなるかと思ったよ。書いとけば分かる?ミッキーだよ!って声が聞こえてきそうでほんとズルい。嵐ミッキー全体的にパチモン感すごいけど、画伯のミッキーが一番中国にいそう(偏見)。

 

 進んで右手(入口より正面)。嵐さんが実写ドラマ主演を務めた漫画の、原作者様が描いてくださった嵐さん!うれしい~~~!!!嵐はやっぱり二次元なんですよね~~~

  • にのみ(鉄コン筋クリート)→すごく柔らかい色合いで温かくて、ちょっぴり儚くて…きゅんときました。にのみって絶対そこにいるのに、そこにいる確証がないというか、現実味のないところあるんですよね…わかる…。
  • 翔さん(ハチクロ)→この前に立った時、「恋…」て思ったの私だけじゃないですよね?嵐のリア恋枠は相葉さんだと思ってるんですが、翔さんが恋をしている姿を見ると胸が苦しくなるんですね…。一生懸命さ…。
  • 潤くん(花男)→いるわ。私松本潤くんが花男に出てた回見たことあるもん。花男の時の潤くんは道明寺を体現してましたが、“松本潤”が花男の世界に来ると道明寺とはまた違う人になる。ちょっと近づきがたいような、強そうな、でも優しそうな…松本潤くんは少女マンガですねやっぱり。
  • 相葉さん(バーテンダー)→うわ!!!リアコだ!!!!!私相葉さんが漫画に出てきたら推しじゃないけど好きって言ってると思うな。なんていうか…みんなにある「好き」を集めた存在なんですよね。ドンピシャになる人はまた選ばれるけど、みんなが好き…そういう存在…。
  • 智くん(怪物くん)→みんなに囲まれている~~~!かわいい~~~!!!ちょっと人間味を削られているというか、“大野智”としてあの世界にいそうだなと思いました。大野智くんと怪物太郎さんがカレー食べるそのカレースプーンになりたいよマジで。

 

 進んで右手(入口より右手)。ア!!!!!大野智の肖像の原画やないか!!!!!

 まさかここにあるとは思わなくて、思いっきり声を上げそうになったのをなんとか堪えました。これ、智くんの2回目の個展の時に他のメンバーが智くんの写真を見ながら描いてくれたやつなんですよね…あのミッキーを描いた人たちとは思えないですね。メンバーが描いてくれた智くんに囲まれている智くん、という図がだいすきだったのでまたここで見れて本当に嬉しかったです。

 原画の下の壁に原画と同じような絵があって、転写…?と思ったのですが、こちらはメンバーが描いてくれた自分を智くんがまたそれを見ながら描いたもの、とのこと。よく見ると確かに違う…?でもそのくらい見ないと分からないレベルで、大野智…と大の字になりそうでした(迷惑行為なのでやめましょう)。サインペンで細かく描いてくれているのがゆっくり見れて、眼福でした。

 

【LA~旅で手に入れたたからもの】

 ギャラリーを抜けたあたりでみなさん立ち止まっていたのでどうしたのかな…と思ったら、LAでの撮影のメイキング映像にお出迎えされて後退りしました。おい!!!言ってくれや!!!…と思って壁をよく見たらちゃんと案内が書いてありました。ごめん、オタクそういうところある。

 こちらはLAでのお写真、そして『旅で手に入れたたからもの』と題して写真や作ったものなど、「ザ・嵐」をいっぱいに感じることが出来るエリアです。ここだけで多幸感がすごかった。

 

 入ってすぐ、LAメイキング映像。

 音はなくて映像だけだったんですが、すっごく楽しそ~~~な声が聞こえてきた気がして、何度も「音流れてる…?」と耳を澄ませたくらい、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

 各ショットからの5ショットのメイキング映像で、ま~~~ほんとに、各ショットでの嵐さんほんとかっこよすぎですし、特に翔潤なんて彫刻が動いてて「美…」てそのまま後ろに倒れるかと思いました。なのに5ショットになったらその彫刻が人間になってはちゃめちゃに笑ってるからも~~~ラブしかないよマジで……。どこをどう切り取っても好きしかなかったんですが、特に一番好きだったのはサングラスかけているところです。嵐みんなでサングラスかけてると、なんかふふってなりません?イェア!!!パリピ!!!!!ってなるのめっちゃめちゃに好き。

 

 進んで左手。LAでのお写真が壁一面に。ここもうほんと…1枚1枚があまりに美しすぎて絵画?ってなりましたし、これ額縁に入れておうちに飾りたいよ~~~ってぴえぴえしてたらショップで売っててガッツポーズしました。分かっとるやないか!!!ええぞええぞ

 絵画の中に正面から撮った動画(胸から上、5~6秒くらい?)が5人紛れ込んでいるんですが。この紛れ込み方もまた良くて、「ハリポタ???」ってなりました。あの…絵画が動くあれですね…もう絶対伝わらんなこれ。嬉しくてわ~って動画の嵐さんに手を振ったんですけど、振り返されませんでした(あたりまえ体操)。

 

 進んで右手、LAでのオフショット!6段くらいで紐に写真が挟んでぶら下げてあって、これオタクが好きなやつだ~~~!

 嵐めっちゃLA満喫しててスーパーニコニコマンになったんですが、ま~~~おーみやはほんとにぴったりですね!?3枚もある!(すぐに数えるオタク)この子達がLAとかいうシャレオツな街でフツーのラーメン食べて高いね…て落ち込んだの、世界平和が過ぎないか?ありがとう世界。

 

 さらに進んで右手、『旅で手に入れたたからもの』…ですって。

 今までのツアー、5人でのドラマ・映画の写真が年代順に壁に並んでいて、ポストカードを展示するくるくる回るやつにも並べてあって(おさわり禁止だったので自分がくるくる回った)、すごい枚数あって……20年って長くて重くて多くていっぱいなんだな…ってしみじみ。そしたら最後の方には5×20、箱根のお写真があってワー!てテンションが上がりました!ゲーセンでプリ撮ったよ~~~ニノがぬいぐるみとったよ~~~ってしてるのほんとかわいすぎて泣けてきた……あらちかわいいね……。

 進んで奥には作ってきたものの実物が展示されています。スノードームにぬいぐるみ、箱根リベンジ絵皿にヘリコプターと気球の模型、サインやプリ(LA、箱根)……あれもこれも、知ってるやつだ~~~!嵐を知れば知るほど、これは…!となるやつが多くて、「ファンのみんななら分かるかな!」っていう遊び心を感じます。箱根のプリですが、めっちゃ笑いました。盛れとるやないか!!!おじさん達ぎゅうぎゅうになっているのに盛れるポーズちゃんと取ってて、アイドル~~~!ってなりました。くっ…負けた……。

 

 たからものの反対側、エリアの出口ではみんなだいすきやりすぎちゃってる家族がハワイ満喫してる姿で見送ってくれるんですが、ここ、知らないと不意打ち食らって絶対に笑います。私はモロに食らってしばらく腹筋の痙攣がおさまりませんでした。

 アクスタがアクスタの形状のまま等身大になってて、笑わない人います???そもそもアクスタって「二次元のキャラを三次元(立体)にしよう!」という目的で出来たもので、最近はそれを三次元側が逆輸入してると思うんですけど、それを等身大にしてしまったらアクスタの定義問われません?嵐(三次元(二次元(三次元)))になってるよ…。

 さすがにみなさんどういう反応をしたらいいのか分からなかったのか、おみ足を遠目に眺めながら「あし…きれいだね…」って言ってたのを見てまた笑ってました。置いてけぼりにしてるわよ!!!嵐、そういうとこある。

 

【5×20歌詞通路】

 次のエリアに行くにあたって通路を通っていくんですが、この通路が薄暗くて、でもほんのりと明るい…光が差してる?と壁の方を見てみたら、壁に『5×20』の歌詞が。この歌詞の描かれ方がまた素敵で、夜空から光の雨が降り注いでいるみたいになっているんですね。きらきらと光っていて、斜めに連なっていて。

 嵐と雨って切っても切り離せない関係だと思うんです。自身のお名前にしてもそうですけど、「嵐がコンサートをすると雨が降る」と言われるくらい嵐(物理)を呼ぶグループじゃないかと。

 一般的に雨ってあまりいいイメージをもたないものだと思うんですが、この歌詞の描かれ方を見ていると、嵐にとって雨って悪いだけのものじゃないのかな、と感じました。雨のように降り注ぐ歌詞を見ているとすごく穏やかな気持ちになって、ああ、雨もまた嵐の思い出の一部なんだな、と思いました。晴れの日ばかりじゃないもんな、長い旅路は。

 

 この次のエリアから各メンバープロデュースのお部屋なんですが、自担がトップバッターだと分かって心臓止まりかけました。呼吸を整えて進みましたが…ご来場される皆様方に置かれましては突然心臓が止まるオタクがいてもそっと見守っていただきますようお願い申し上げます(アナウンス)。

 

【OHNO ROOM ー“アート”と“ダンス”】

 はい。

 各メンバープロデュースの部屋はそのメンバーがファンに見せたいもの、見たいだろうなと思っているものを考えて展示品を置いてくれているようですが……テーマを見た瞬間、「好きだ…」って頭を抱えました。

 智くんて自分の才能を才能だと言わない一方で、自分の才能をファンの子は見たいと思っている、一見すると相反する考え方を持ち合わせているような人なので「黙って才能を表現する人」になり得たのかなと思ってるいんですが、彼が「喜んでくれるかな?」と思っているものがあまりにもファンが見たいものと一致しているんですね…。ぴったりの正解なんです。ぴったりの正解を目の前に出されて、どうしようもなく泣き出しそうになるのをやっと堪えるのが精一杯でした。

 

 使っていた画材と、それから個展でも出してくれた自画像と、ダンスのリハ映像。そこに全部を詰めてくれていました。

 画材は決して綺麗とは言えなくて(誤解を生みそうなので注釈をいれておきますが、乱暴に扱っていると感じたわけではありません。大切だからこそ使い込んでいるんだろうなという印象でした)、でもその画材を使って生み出されるのはあまりにも綺麗な自画像。ちょうど頭――脳にあたる部分に5色を使っていて、「大野智は5色で形成されているんだ」と噛みしめたそれです。嵐の展覧会だからこれを選んでくれたんだろうな、と思って本当に愛しくなりました。個展の作品でも5色は至るところに使われていたのですが、「自画像」に「5色」を持ってきていたあの作品が一番好きで、彼が選んでくれたのもそれだった、その事実が何よりも嬉しかった。久しぶりに見た自画像、綺麗であたたかみがありました。

 

 ダンスのリハ映像は、一人で振付を考えたり踊ったりしている映像でした。Tシャツで汗だくで無精ひげも生えて、華やかとは言い難い映像です。けれどあまりに繊細で美しくて同じ世界に住んでいる人間とは思えなくて、しばらくの間見惚れていました。

 大野智くんて「天才」と言われることが多くて、もちろん生まれ持った才能もあるのですが、それをここまで伸ばしたのは並々ならぬ彼の努力の賜物だと思っています。努力をしている姿なんて見せることはほとんどないから「天才」と称されるんだと思いますし、見せようとしない姿もまた好きなんですが、でもファンは大野智くんがどうやって練習しているか見たいし、大野智くんのダンスが生まれるところを見たい。そういうファンの気持ちに応えて、普段なら見せない部分も見せてくれる。そういうことを言葉では全部言ってくれないかもしれないけど、行動の端々に感じるから大野智くんにファンとして愛されているんだって思えて、彼のことをまた愛したくなるんですね。

 

 ……重い!すみません。要約すると、智くん好きで好きで好きしかねえよ~~~って部屋でした。うん。これからも胸を張って大野智くんだいすきですと言っていこうと思います。

 

【SAKURAI ROOM ー“言葉”と“それが生まれる空間”】

 お次のエリアが赤いのを見た瞬間に「年齢順か…」と察したのですが、いやあそれにしてもこの順番ってなかなかにえぐいですね(多分どの順番でも同じことを言っている)。

 翔さんのお部屋は“言葉”と“それが生まれる空間”とのことで、翔さんが実際にラップ詞を書いているリビングの壁の再現と、『5×20』のラップ詞を綴っている映像が翔さんのデモと共に流れていました。翔さん本当にごっそり物を置きに来たみたいで、「自宅のリビングの壁はがら空き」だそうです。櫻井翔くん…すきです…。

 

 壁にショーケースが埋め込まれるような形で、その中にスノードームや夜会でのお写真など、翔さんが好きなものかつ思い出としているものを飾ってあり、真ん中のテレビの中で翔さんがラップ詞を推敲している映像が。テレビの横にはディフューザーが置いてあり、櫻井翔くんを体感できるというシステムになってました。

 この時点でやべ~~~ってなっていたんですが、テレビが一瞬暗くなるタイミングで背後の壁に何かが映し出されているな?というのに気がついたんですね。壁に映し出された文字、全ては書き留められなかったのですが、メモ出来た範囲でこちらの言葉が。

 

 あの日から急転 → 明日からcruising?

 想い出たちは降り注ぐいつも → 想い出たちはどしゃ降りいつも

 少しの傷と沢山のkissを → 少しの傷も沢山のkissを

 横に並んで繋いだ手と手 → 横に並んで掴んだ手と手

 

 『5×20』の推敲前のラップ詞と、それを二重線で消し、新たに書いて今の形になったラップ詞が映し出されていました。

 櫻井翔くんは言葉を本当に大切にしている人だと思っていたのですが、こんなにも深く考えられているのか、と愕然としました。「急転」というマイナスイメージの言葉を「cruising」という前向きで嵐を連想しやすい言葉に、「降り注ぐ」を「どしゃ降り」とこれまた嵐により身近な言葉に、「傷と」を「傷も」に変えることでそれすらも愛し、「繋いだ」どころではなく「掴んだ」と強い意志を乗せてくる。元の詞も十分素敵なのですが、彼はそれをさらに研ぎ澄まし、自分が曲に乗せる想いを寸分の狂いなくファンに届けてくれるのだと、そう感じました。

 

  “5” is our treasure number

→ “5” is my treasure number

 

 元の詞、「our」だったんですね…。それを「my」に書き換えた時、どんな気持ちだったんだろう、って考えただけで胸が苦しくなりました。

 言葉の持つ影響力を分かっているからこそ、それを大切にして、意図を間違えないようにする人。そうして、想いを強く持っている人。

 ラップ詞が映し出されるのは気づきにくいところではありますが、そこも含めて櫻井翔くんらしさを感じたのでぜひとも見ていただきたい部分です。

 

【AIBA ROOM ー“20年のたからもの”】

 翔さんの部屋をふらふらしながら出て行ったのですが、この相葉さんの部屋、入った瞬間にめっちゃめちゃに元気になりました。

 だって入ってすぐ目の前に伝説の3人があげぽよしている、あのショウサクライがそれを着て銀行に行ったという伝説のTシャツがあるんですよ!思わず「わ~!」って言いながら部屋に入っちゃいましたよ。ありがとう!すごい!ショウサクライほんとにこれ着て銀行行ったんですか?鋼のメンタル?

 

 バズりのTシャツ以外にも、神楽坂でのTシャツやマナブでのキャップ、智くんがしやがれでプレゼントしたジーンズも!

 今まで関わったドラマやバラエティ、プレゼントされたもの、ってだけじゃなく、Tシャツやジーンズといった「服」に統一しているのが相葉さんらしいというか、相葉雅紀くんといえばオシャレさん!服を着こなすモデルさん!な印象があるので、それが上手くマッチしてるな~~~と思いました。そしてオシャレさんの称号である「ベストジーニスト」の記念の盾も飾ってありました。この方そういえば殿堂入りしたんでしたね…。オシャレさんとか言ってる場合じゃねえ…。

 

 あとは子どもの時のお写真(黒目があまりに大きすぎて完全にうさぎさんだった、おちりがかわいい)、バイクのお写真も。

 バイクについて、実物飾りたかったようですが、「倒れたらみんなじゃ持ち上げられないから」という彼ぴみたいなコメント書いてあって、私の彼ぴ今日もかっこいいな~って照れました。幻覚が強くなってきましたかね。

 

 お部屋の奥には「絆のペダル」の台本が展示されてあって、エッ!て声を上げました。そんな…最新のものを……いいんですか?

 「相葉くんは台本を曲げて少しずつズラしながらセリフを覚える」という某S・Sさんの証言通り、よれよれになった台本が置いてあってほっこりしました。相葉さんの、努力の跡がしっかりと見える部分が大好きですし、すっごく応援したくなります。スーパー忙しい中で頑張ってくれてありがとう相葉さん!素敵なドラマでした。

 

【NINOMIYA ROOM ー“映画”と“ゲーム”】

 踏み入れてすぐ、にのみやさんだ~~~!!!!!って思いました。壁紙がゲーム仕様!めっちゃかわいい!!かわいい~~~にのみ~~~ってきゃぴきゃぴしながらショーケース覗いたら二宮和也さんが受賞された賞状やトロフィーの数々が展示されてあってにのみやさん……て一気に地面に足着きました。ほんとそういうとこだよ!!!にのみ!!!すき!!!

 これ今までのメンバーもそうだったんですけど、部屋の入口に部屋のコンセプトとメッセージが案内として書いてあるんですね。もちろん全員見てほしいんですが、二宮さんのコメント、「我々の好きな二宮和也」感しかなかったのでせひ見てください。私は完全に日曜の22時に一人で喋っている二宮さんの声で再生されました。このままガチャ回しそうだな。

 

 「映画作品で受賞した賞状やトロフィー」ということで、今までのものが展示されているわけですが、はえ~多い……となったところでもう一回、「映画で…?」て慄きました。そうなんですよね。壁一面に賞状やトロフィーが飾ってあるわけですが、映画作品、だけなんですよ。

 二宮さんって「演技派の戦士」で、まあほんとに数々の映像作品に出られてるんですが、今回展示してくれた「映画作品」で「受賞したもの」に絞っても、壁一面を埋めちゃうんですよね。彼が今まで出た映像作品全て挙げたらその年表で壁一周するのでは?と真面目に考えてしまうほどでした。末恐ろしい。

 

 部屋の奥にはスタッフのお姉さんが立ってて、その横にトロフィーが鎮座してるんですが、そのトロフィーに「LOOK!」「TOUCH!」って壁から矢印出ています。……触っていいってことか!?!?!は!?!?トロフィーを!?!?!?

 二宮の和也くんさん、なんと「みんなと分かち合いたい」とのことで、あの「第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(呪文詠唱)」のトロフィーを展示し、それを自由にさわってもいいよ、と置いてくれていました。固定されているわけでもなく、持ち上げていいんです。本人曰く「お地蔵さんじゃないんだから!笑」と。なにいってんの?え……なに?試されてる……?ぷるぷる震えてたら隣のおねえさんは「ご自由にどうぞ~」と笑顔で言ってくれるし、壁には「TOUCH!」って書いてあるし…いや、そんなノリで触っていいのか???正気???めっちゃ悩みましたが、こんな機会もないし……と触らせていただきました。私の後の人、汗でべたべたになってたらすみません。

 

 重い。重かったです、トロフィー。高さは500mlのペットボトルくらい、太さは片手で握ればそれで全部掴めてしまうくらいだったんですが、そろっと片手で持ち上げようとしたら持ち上げられなかったくらい、重かった。両手でしっかりと持たないといけなかった。

 こんなに重みのあるものを、にのみはあんな笑顔で、後からはネタにしちゃって……。重みを一番分かっているのに、分かっているからこそ、彼なりの気丈の表れなんでしょうか。改めて、にのみすごいな…と実感しました。

 

 あと出て行くときに気づいたんですが、『ゲーム』要素、内装だけでした。はーーーあ!すきだな。

 

【MATSUMOTO ROOM ー“嵐のライブにおける、演出の一片”】

 嵐のライブ演出ってみんな好きじゃないですか(オタク特有のクソデカ主語)。アリーナからドーム天井、あらゆる角度で全てが計算し尽くされているあの嵐のステージ、ライブの空間がだいすきでだいすきで、常日頃から「嵐のライブ演出で道行く人を殴りたいよ~~~」と言ってるようなオタクなんですが、松本潤くん、それを「見たいだろうと思うもの」として提示してくれるんですね…。じゅん…らぶ……。

 潤くんがこれまでのツアーのリハで書き留めた「リクエストメモ(リハで気づいたこと、改善点・疑問点などを全曲分書いたメモ)」の展示と、その向かい側の壁にはメモを引き延ばして重ね合わせて壁紙のようにしてあり、中央の映像ではメモをとる潤くんの姿が映し出されていました。

 

 客席からステージを見つめる潤くんの顔は真剣そのもので、彼がどれだけ真面目にひたむきに嵐そしてステージの演出に向き合っていたかが映像だけでも伝わってくるのですが、メモもまたすごい。モニターの映像、光、特攻、踊り、曲のかけ方、移動、装置……全て込みで、「演出」であって、潤くんはそのすべてに対して目を向けて、感じたことや気づいたことを事細かに書いている。書いたメモの上から線を引いてそれを消していて、「ひとつひとつ疑問や改善点を潰していったんだろうな」という跡まで分かります。

 全曲なので、5人曲だけじゃなくて各メンバーのソロ曲まで。スッピンデジかなにかで「ソロの光を変えた~」「曲の長さを~」と話していた場面がありましたが、こういったメモから変更・改善が生まれていくんですね。それをまた全部メモとして残しておくのが潤くんだなあ、と思いました。

 「暗いところで書いてるから汚い」とメッセージにありましたけど、字が丸くてかわいいです(激甘)。というか、あんな暗いとこで書いててこんなに細かくちゃんと書けるものなの?って逆にびっくりしたほどです。ステージ上しか明かりがないから、手元なんて真っ暗ですよ…。それでもしっかり読めるレベルのメモでした。ステージを見ながら、あんなメモを残せるなんて、彼のキャパはどうなっているんだろうか…。

 

 ステージ上に立つ人でありながら、裏方の仕事をとことんやり尽くせる人。私たちが「この曲はこういうところが最高だったな~」と思っているところが、まさにそのままメモに書いてあって、客観視の鬼だなと震えました。わかる…イン・ザ・ルームね、うん、えろかったです…。

 潤くんが向き合ってくれた嵐の最高のステージを潤くんにも見てほしいんですが、それが見せられないのが本人としてもファンとしてもジレンマですね。潤くんを嵐のライブに連れて行きてえ~~~。

 

【シアタールーム~展示エリア出口】

 潤くんの部屋を出て行くと旅も大詰め。正面、展示エリア出口の頭上と思われるところには5人のサインが見えてて……ヤダ~~~!もう旅が終わっちゃうよ~~~!駄々をこねたいところでしたが、迷惑すぎるので大人しく最後のエリアに向かいました。

 最後は20年間の映像を音楽と共に楽しむ、「A・RA・SHI SUPER EDITION」。なるほど。ここで成仏していけということなんでしょうね。今までの映像付きエリアはいつからでもどこからでも楽しめるようになったましたが、このエリアは映像が主なので、人数で分けられてシアタールーム内で鑑賞する、という形式でした。映像は約3分半。1回しか見れないみたいだし、とにかく目を皿にして見よう、と勢い込んで入りました。

 

 ……正直、あまり覚えていないです。私の記憶力がポンコツすぎるというのもあるんですが、それ以上に、あまりに情報量が多すぎました。

 20年ですよ。それを3分半て。濃縮還元何倍?って話じゃないですか。デビューのクルーザーの風景から、コンサートの映像、アジアだ、国立だ、10周年だ……目まぐるしくモニターの彼らが変わっていって、でもそのくらいのスピードじゃないと全部入らないんですよ。

 全部入ってました。隙間産業もいるんですよちゃんと。君たち…許してもらえたのか……。あんなくだんないことでも彼らにとっては想い出で、嵐の一つとして残してもらってる。ソロの映像のチョイスも良くて、「Yabai-Yabai-Yabai」「虹」「T.A.B.O.O」「Magical Song」「Rain」…映る度に「わあ…!」という歓声があがって、本当によく分かっているなあ、と。ファンが好き~!て言ってるものが嵐にはちゃんと届いてて、その「好き」を形としてこうやってまた返してくれる。驕りでもなんでもなく、嵐は嵐の価値をちゃんと分かってるし、ファンに好きだって言ってもらえてるのを理解しているんですね。還元と昇華がなされている。

 

 映像の最後は「and more to come」と締めくくられていました。英語出来ないマンなので(日本語が出来ているとは言っていない)後から調べましたが、意訳すると「もっといいことがあるよ」。

 ……こんなにも幸せにしてもらってるのに、そういうことを言ってくれるんですよね、嵐さん。ファンとしてめちゃくちゃ幸せにしてもらってるなと既に感じているのに、さらにその先を示してくれる。その先の未来も明るいことを期待してしまうし、明るかったことを知っているから、今ここで時を止めずに彼らと歩んでいこうと思うんですよね…。

 

 出口では、嵐さんがそれぞれサインとメッセージでお見送りしてくれました。

  • 「だいすき♡(智くん)」←かわいすぎ…いっぱいちゅきだよ…
  • 「We've all the traveled together all the way.(翔さん)」←一生ついていきます!お名前の横の「with love」も愛しいです!!
  • 「嵐最高(相葉さん)」←ウッ…そうだね…最高……
  • 「帰るまでがEXHIBITIONだよ~。(にのみ)」←うん!!きをつけてかえるね!!!
  • 「いつもありがとう。これからもよろしく。(潤くん)」←こちらこそ!!!

 

 最後の最後まで、本当に素敵な旅でした。

 旅をさせてくれてありがとう、嵐。

 

【ショップ・フォトスペース】

 ……とまあしみじみ感傷に浸ろうとしていたら、グッズの山が目に飛び込んできて一気に覚醒します。そうだ!!!グッズ!!!我々オタクってなんでグッズを目の前にすると急に戦闘力上がるんでしょうね。オタクだからか。

 

 ショップですが、やばいです。頭がバカになります。 

 テレビでちらっとショップの様子が映った時に「デパート?」と思ったんですが、違いました。テーマパーク内にショップがありますよね?お土産を売っている。あれに近い感じです。同じ商品が無尽蔵に置いてあって、ディスプレイが凝ってて…なるほど!嵐ってディズニーランドだったんだな!ミッキーも売ってるし、あながち間違いじゃないな!(明らかな間違い)

 ショップ内は結構人がいましたが混んでる!買えない!とまではなく、賑わってるな~~という程度でした。商品もほんとにいっぱい置いてあるので争いなんて起きるはずもなく、平和そのものです。

 ただ、気づいたら自分の持ってるカゴが溢れかえる現象だけには気を付けてください。私は荷物の関係で「これ以上買ったら帰れない」と自分に釘を刺していたのでなんとか留めましたが、買える状況なら想定の倍は買っていたと思います。ショップの作り方まで上手い…。マーケティングの天才かよ…。

 

 ショップを出るとフォトスペースへ行くことが出来ます。その名の通り、こちらは撮影OK!しかもフォトスペースの前にお手洗いに行けるという女の子には嬉しいシステム。すげえ!嵐って紳士なのか!?紳士か。

 

 私はこの後、前述した通り機材トラブルで見れなかった映像を見て帰りましたが(こちらもスタッフさんがきちんと案内してくれました、本当にありがとうございます)、順路はこちらで終わりになります。帰るまでがEXHIBITIONなので、旅の思い出に浸りながらもちゃんとおうちに帰りましょう!

 ちなみに私は浸りすぎて駅とは逆方向に歩いて行って、交差点に出てようやく気付いたので展覧会会場をまた横目にすることになりました。みなさんはちゃんと帰り道も意識を保ってください。

 

 

 嵐を旅した日 -おわりに

 今回嵐を旅するにあたって、迷いました。情報を知ってからいくべきか。何も知らずに行くべきか。

 情報を知ってから行った人は「知ってたから見逃さなかった!よかった!」と言うと思いますし、知らずに行った人は「フラットな状態で楽しめた!よかった!」と言うと思います。どちらが正解なんていうものはないでしょうし、どちらでもいいように、嵐さんは展覧会の情報を「文字」として残すことに関しては何も言及しませんでした。私たちが選べるようにしてくれたのかな、と思います。知りたい人は知ってからいけるように。知りたくない人は知らずに行けるように。一度きりの旅を、その人が一番楽しめるように、選択肢を与えてくれたのだと思います。

 

 私は嵐の旅を「何も情報をいれずに楽しんで」、「自分が見たものを出来るだけ文字として残しておく」選択肢をとりました。

 とにかく、嵐から発信されるものをどうしても全て自分の感情として受け止めたかった、というのがまずありました。文字情報はなるだけ客観的にしようとしても、どうしても人の思考回路を通すのでそこに感情が入ってしまいます。人の感情を通して見たものを情報として持ってしまうと、全部を自分の感情として受け止められないのではないかと思ったのです。なので、みなさんが残してくださってるレポをこれを書いている今でもまだ見れていない状況です!すみません!書き終わったらゆっくり読ませていただきます。

 そして、自分が見たものを出来るだけ文字として残しておくために、汚いながらもメモに書き留め、それを一度覚え書きとして起こした上でこうしてレポにしました。私情感情挟みまくりでものすごく読みにくかったと思います。それでも、会場で見たこと、感じたことを絶対に忘れたくないと思い、思い出せる範囲で全て書き残しました。ここまで読んでくださってる方、本当にありがとうございます。記憶が曖昧だったり間違っていたりする部分も多々あると思いますので、これを読んで旅をされる方がいましたら「違うじゃ~ん!」というところも楽しんでいただけたらと思います。

 

 「嵐を旅する展覧会」。どういう意味だろうと旅に出る前に考え、どういう意味だったんだろうと旅を終えた後にも考えていたのですが、今回の展覧会、嵐の「軌跡」を辿る旅だったのかなと自分の中で結論付けました。

 嵐というグループは今現在、奇跡のようなグループだと称されることも少なくないですが、彼らがそう評価されるには非常に長い年月の積み重ねがありました。最初から完成されていたわけではなく、期待値が低く見積もられていた時期もあります。嵐の渡航は順風満帆とは言い難いものです。

 しかし、では今の彼らがそんな不遇の時代を嫌なものだったと表現するかといえば、確かにそういう時代があったが、その時代の経験があったからこそ、とむしろ大切にしている印象があります。楽しいばかりじゃなく、苦しかったり悲しかったり辛かったりするのもまた旅路で、そんな軌跡があったからこそ嵐は奇跡となり得た。展覧会で展示されていたものはどれも輝石のようにきらきらと眩しく、20年間で彼らが手に入れたたからものはとても多かったです。今回彼らの軌跡を旅することが出来て、幸せでした。

 

 嵐を旅して、思うことはみなさんそれぞれあると思います。このレポに共感してくれる方がいらっしゃれば、それはもちろん有難く嬉しいことなのですが、どうか自分の感じたこと、思ったことも大事にしていただければ。そう願います。

 旅の終わりには、思い出話を。たくさんの花が咲き乱れることを願っております。

 

 

 

 

 嵐を旅した日 -おまけに

 展覧会では写真類(ポストカード・アートカードなど)を中心に購入したのですが、家に着いてから中身を確認したんですね。

 いや~~~どれも最高。アートカード思ってた大きさの3倍くらいでかいし(ポストカードの大きさを想定してたらまあまあな大きさのパネルで笑いました)、ビジュアルいいし、ポストカードはかわいいしで最高だぜ~~~とにこにこしていたら、ふと1枚の写真で手が止まりました。

 智くんの、第二弾のお写真だったかな。笑っている横顔で、すごく自然な笑顔で、その隣で誰か見切れてる…。衣装で確認したら、にのみでした。おーみやだ~~かわいい~~てにこにこしていたはずなのに、なぜか気づけばぼろぼろ泣いてました。

 

 隣に、にのみがいるだけ。距離感バカと言われているおーみやならありえることというか、「ま~たおーみやか~~~」って言われるような、ただそれだけの写真だったんですが、隣に、当たり前のように、智くんの隣に、にのみがいる。その事実が分かった途端、こみ上げるものがありました。

 物理的に近くにいて、似ているねなんて言われて、精神的にも近くにいる人。必要以上にきゃいきゃいして、ファンが喜ぶものが分かっている2人だから必要以上なところもあるんでしょうけど、ごく自然に隣にいる。にのみの表情はもちろん見えませんでしたが、楽しそうに嬉しそうに笑っている智くんがいる。それだけで十分でした。

 

 智くんの今の気持ちなんて、彼にしか分からないし、彼にも未来の自分の気持ちなんて分かりません。彼の気持ちを推し量って知ったようなことを言うのは簡単だけど、その気持ちは宙ぶらりんに浮いたままのものです。

 智くんの幸せは自分で決めてほしいと、ファンはそう願うばかりですが、彼の気持ちを尊重してくれた人たちが近くにいる。彼はその人たちの中で笑っている。そればかりは事実で、それだけでも救われたような気持になりました。

 

 当たり前のように隣にいて、優しく笑いあえるその関係性を見ることが出来て幸せです。

 彼らの旅路が幸せに満ちていることをずっと願っています。

 

 

 

我々はアンジュルムの読者である

 

そして幕開け第二章

 

 このワンフレーズに反応できる人はどれほどいるのだろうか。

 

 「そして幕開け第二章」と言われた次の瞬間にラップバトルを始められるのが嵐のオタクだ。

 この「第二章」という単語で端的に「嵐は物語である」という定義と「今までは第一章だった」という提示と「これから新たな物語が始まる」という提唱を行っているのが櫻井翔くんが書くラップ詞の醍醐味であり、醍醐味に気づいた時には嵐という物語の読者としての自我が芽生えるわけだが、つい二週間ほど前に、「第二章の幕開け」を自らの口で宣言したアイドルグループがある。

 それが、アンジュルムである。 

 

 

 6月18日の武道館公演を以て、アンジュルム前リーダー、あやちょこと和田彩花は卒業した。

 ジャニーズにおける「脱退」とは意味合いが異なり、女性アイドルグループには「卒業」制度がある。花開く前にアイドルの道へ踏み入れた彼女たちがアイドルの花道を走り抜け、そしてその先にさらなる華々しい未来があることを願い、「卒業」と位置付けているのである。

 私はアンジュルムと出会うまで「卒業」制度に立ち会ったことがなかった。まあ、そりゃそうだ。初めての三次元の推しがジャニーズで、そんでもって嵐である。「嵐なので」で全部が説明つけられるこの事の偉大さについてはもはや説明するまでもないが、故に、「推していたアイドルが卒業していく姿を見る」という現象にまるで耐性が無かった。

 

 あやちょの卒業の日、私は泣いた。卒業します、と発表があってから1年以上も時間があったにもかかわらず。推しではないんでしょ?そういうことではない。違うわ!お黙りください!!アンジュルムを語るにあたって、彼女は心の臓だった。推しだ推しじゃないとかそういうクソどうでもいい議論はこの場には必要ない。

 要は、「和田彩花のいないアンジュルムを許容できるか」ということなのだ。

 

 結論から言うと、許容できた。

 許容、という日本語に「お前何様だよ」とクレームがつくであろうことを想定して先に言っておくが、「和田彩花のいないアンジュルムを許せるか」ということではない。「和田彩花のいないアンジュルムを応援する自分を許せるか」、それを自分の胸に問いかけ続けたのだ。

 あやちょのいないアンジュルムを応援することで、彼女がいなくてもいいという裏付けにはならないか。いつしか、あやちょのいたアンジュルムを忘れていくのではないか。その自分に失望しやしないか。……そこまで言うか?と思われるかもしれないが、「私の好きだったアンジュルム」を否定しない為には、そこまで考えておく必要があった。これからのアンジュルムを愛せるかどうかは分からないが、今までのアンジュルムを愛していたという事実を嘘にしたくない。これも全部ひっくるめて単なるエゴな自問自答であるが、問いかけ続ける私に、あやちょは言葉を残してくれた。

 

 

「私がいたアンジュルムは、いわば第一章です。第一章、物語の始めですよ?」

「これから第二章が始まりますので」

 

 

 ……第二章かァ~~~

 

 

 女性アイドルグループには「卒業」制度があり、メンバーが入れ替われど「グループ」としては存在し続ける…というのが定石で、そういった意味ではここからここまでを第一章、ここからを第二章、と定義づけることは出来るかもしれないけれど、それはあくまで外部からの定義づけで、形式的なものでしかない。

 しかしあやちょは自らの口で「第一章の終わり」を提示し、「第二章の始まり」を宣言した。内部から物語を作り、それを外部にも分かる形で提唱したのである。これが、本当に重要で重大で、そして救いになった。

 

 私たちはアイドルを応援するにあたって彼ら/彼女らの生き様を消費する立場であるわけだが、一口に「消費者」といっても様々な形があると思う。歌が好きな人。ダンスが好きな人。演技が好きな人。言葉が好きな人。みんな違って、みんないい。

 その中で、嵐の櫻井翔くんとアンジュルム和田彩花さんは自分たちを「物語」と形容することで、消費者であるファンを「読者」と位置づけ、自分たちの歩み、発信、生き様全てを抽象化し、それでいて具体的な形として残していけるようにしたのだ。

 もちろん、この位置づけもあくまで一面であり、「読者」になることを強要しているわけではない。だが「読者」になることを、彼ら/彼女らは許容してくれている。あやちょの言葉を聞き、そして他のメンバーが「第二章」を歩いていくと口々に言ってくれている姿を見て、私は「和田彩花のいないアンジュルムを応援する私」を許容しようと思った。アンジュルムの言う「物語」の読者に、私はなりたいと思ったのだ。

 

 

 さて先日、6月30日に福岡ヤフオクドームで音楽フェスが開催された。「FUKUOKA MUSIC FES」、ヤフオクドーム初の音楽フェスとのことだ。その音楽フェスに、アンジュルムは出演した。

 発表を見た時、目を疑った。ヤフオクドームって、私の知ってるヤフオクドームか?確か4月終わりに行ったよ。なんでかって?嵐のグッズ買うためにだよ!そこにアンジュルム来るのか?マジで言ってる?

 

 私が初めてアンジュルムを見たのはハロコンだった。その時はハロプロといえば娘。という認識が強く、まだ彼女たちを「個」として認識していなかった。

 それから福岡の「陸の孤島」の名高いショッピングモールのイベント会場でリリースイベントでアンジュルムを見た。歌が上手くてかわいくて、ジャニーズみたいな顔の子がいた(驚くべきことに、ジャニーズではない)。パフォーマンスが熱くてめちゃくちゃ楽しかった。 

 ライブハウスやホール、様々な場所でアンジュルムを見てきた。どこに立ってもアンジュルムは最高のパフォーマンスを見せてくれたが、やはり「大きなステージに立ってほしい」という思いが強かった。彼女たちも同じような思いを口にすることがあり、次第に近くで彼女たちを見ることよりも、大きなステージに立つアンジュルムを応援したいと思うようになっていた。

 

 私の幻覚でも幻聴でもなく、アンジュルムは6月30日、ヤフオクドームに来た。ショッピングモールイベント会場じゃない、ライブハウスじゃない、ホールじゃない。ドーム。「ドームに立つアンジュルム見たいよ~~!!!エ~~~ン!!!!!」聞き分けのないこどものようにしばしば泣いていたが、実現してしまった。「ドームに立つアンジュルム見れるよ~~~エ~~~ン!!!!!」と泣いた。聞き分けが無さすぎる。

 

 初の試みの音楽フェスで、自身初のドーム公演で、トップバッターを任されて、そしてあやちょ卒業後初めてパフォーマンスをするアンジュルム。不安はなかった。期待しかしてなかった。どんなところでも彼女たちは「今」最高のパフォーマンスを見せてくれてきていた。「第二章」を幕開けをこの目で見る。

 

 

 大器晩成。

 

 11人のアンジュルムは、堂々としていた。年端のいかぬ少女達はそこにはいない。自ら歩き、戦い、ステージに立つことを選んだ乙女達がそこにいた。

 

 次々続々。

 

 立っている。

 嵐が依然として第二章だと不敵に笑ったあのステージに、第二章を迎えたアンジュルムが立っている。

 

 赤いイヤホン。

 

 ドームのステージで、恐らくファン以外には分からないであろう、そして12人でしかやっていないアルバム曲を、11人のアンジュルムは何の恐れも戸惑いもなく、ただ強さを持って歌い上げている。

 

 マナーモード。

 

 彼女たちはあまりに女の子だ。儚く、可愛らしく、美しく、だけれど強い。しかしながら、美しく、可愛らしく、儚い。大多数の女の子と変わらぬ女の子であるのに、女の子のアンジュルムはステージに立つ。

 

 泣けないぜ…共感詐欺。

 

 アンジュルムは自己を持つ。

 アンジュルムは自我を持つ。

 アンジュルムには自分がある。

 アンジュルムには自信がある。

 

 46億年LOVE。

 

 その姿は、紛うことなきアイドル。

 愛を与え、愛に満ちて、愛を伝える、愛のあるアイドル。

 

 

 「第二章」の幕開けは瞬く間に終わった。 

 渇望した、「ドームに立つアンジュルム」の姿は、想像よりもずっとずっと夢のようで、現実じみていた。

 

 大きい会場だった、と彼女たちは言った。いつかこんな大きい会場を埋めてみたい、と彼女たちは言った。

 なんなんだ、アンジュルムは。最高じゃないか。「第二章」を迎えたアンジュルムは今までのハングリー精神を失っていないどころか、さらに前を向いている。終わらない。彼女たちの「物語」は、始まったばっかりだったのかもしれない。

 

 

いま居合わせる 君幸せ

この歴史を後世に語れるだろう?

 

 一緒に語り継いでいきたい。

 彼ら/彼女らの「物語」を。

 

 

私はアンジュルムの夢を見る

 

今終わった。アンジュルム武道館、今終わった。

 

泣きすぎて頭痛い。もう途中からどこに涙腺が反応してるか分からなかったよ。眼鏡に涙が飛んで視界ぼやけてきちゃうし!!!なんかそれ抜いても視界悪い気がする。泣きすぎて網膜おかしくなったの?そんなことある?今日がど平日で明日も普通に仕事に行かなきゃいけないんだけど、マジで言ってる?ソッコーで寝ないと回復しないのでは?

あーでも違うんだ、書かなきゃいけない。

だって忘れちゃうもん。私忘れたくない。私は記憶力良くないんだよ。だから書き留めないと覚えてらんないし、絶対に今日のことを忘れたくない。書く。校正なんてやってられるか。考えてる間に記憶は死ぬんだよ。

 

これは私が忘れたくないための殴り書きだから何の参考にもならないです。セトリもメンバーも喋ってることも、きっと記憶力のいい誰かが綺麗に書いてくれる。私は私の思ったことを忘れたくない。だから私の思ったことだけ書く。

 

 

日程が発表されてから今まで長く感じたよ、始まる前までは。あやちょが卒業発表してからなんなら数年は経ってるよ。

でももう今は終わってる。

あやちょの卒コン、このまま来ないんじゃないかと思ってた。

そんなわけねえじゃん。なんでそんなこと思えたの?今日朝起きて、ああ、あやちょの卒業の日だ、ってなって。まあ仕事だから仕事行くんだけど。

 

正直言うと、今日朝起きて今日はあやちょ卒コンで武道館行くんだって人にめちゃくちゃ嫉妬した。

いや羨ましいわ。たった一回しかない卒コンを生で見て、たった一人しかいないあやちょにありがとーとか大好きーって直接伝えられるわけでしょ?羨ましくないわけあるか?そんなこと言っても仕方ないから仕事終わってからライビュに走ったよ。間に合わねえかと思ったわ。なんであやちょ卒業する日に仕事とかしてんだ。

映画館入った瞬間、武道館の映像が映ってて泣きそうになった。なにあれ。私もあの中の一人になりたかった。赤い光になりたかったよ。今わめいてもどうしようもないから大人しく座ってペンライト振る。立って、がんがんに飛び跳ねて、あやちょーって言いたかったなあ。

 

 

始まった。

赤いイヤホン本当に大好き。みんな好きだと思うけど、私マウントを取りたいくらいこの曲が好き。画面越しだから大丈夫だと思ってたけどやっぱり泣いちゃった。

かっこいい。アンジュルムかっこいい。ねえ最強にかっこいいよアンジュルム。今のアンジュルムを見てない人間の方が多いなんて信じられない。こんなにかっこよくて最強なアンジュルム見てないの?ほんと今すぐにでも見て。みんなみんな綺麗でかっこよくて可愛くて美人で目が足りない。ライビュのカメラが追いついてなくてほら、だよねってなった。どこ切り取ってもやばいんだもん。

 

そういえばオープニング映像を途中に挟んでたよね。ないな?と思ったらそこかよ。そしてそんな名前をさあ、くっつけるとかさあ、やめよ?

今のアンジュルムは12人だけど、今までにアンジュルムスマイレージにいた子達がいるから今のアンジュルムがあるんだよね。わかってたよ。でもそれを形として表されたら泣いちゃう。

 

わりと序盤の方からホールコンとセトリが違ったからこれガラッと変わってんのかなと構えたら、いやーなに?ずるくない?ユニット、ずるくない?

選曲も歌割もなに?これ考えた人天才すぎるしアンジュルムのこと分かりすぎだし好きすぎでは?えもいとかいう日本語で終わらせたくないんだけどえもい以外の日本語出てこないな。私分かりすぎて泣いたの初めてだわ。膝叩いて笑いながら泣いちゃったよ。

好き。全部好き。途中までホールコンとの違いを比べようと思ってたけどこのへんからもうわかんなくなってんな。交差点でわけ分かんなくなるくらい泣いたわ。すげえな。アンジュルムってアンジュルムのイメソンしか歌ってないのでは?ってくらいアンジュルムを歌ってる。

 

そんでさ、後半でドンデンまできてマナモ共感詐欺って、は????????これセトリ考えたの私だったか?????いやこんないいやつ思いつかんから違うなごめん。

いやさ、遡ってんなと思ってたのに急にそこくる???なに???戦闘民族が女の子でめっちゃかわいくて気がおかしくなりそうだよマジで。かわいい、なに?死ぬのでは?

 

と思ってたら大器晩成きてもうさあ、大器晩成嫌いなオタクいる???アンジュルム自分達のこと分かりすぎでは???自分達のかわいさと強さと魅力と全部わかってるアンジュルム大好きだよ。はーれいも半年しか経ってないのに分かりすぎだよ。すごい。中学生の女の子がこんなにも自分のことわかってること、ある?

そしたらもうあやちょはさ、神様なの。神様かってくらい、わかってる。あやちょめっちゃ綺麗で美人でかっこよくて、もうすごかった。ライビュなのにあやちょの存在感で吹っ飛ばされるかと思った。吹っ飛ばされてる場合じゃないなと思ってもはやペンライトに縋るくらいの勢いでしがみつきながら見てたんだけど無理だわ。

 

なんであやちょ、明日からいないんだろう。だっているじゃん。今いるじゃん。なんでこの今はずっと続かないわけ?

メンバー一生懸命あやちょへの感謝や大好きを伝えてて、みんなすごいなと思ったよ。偉くない?嫌だーー!!ってわんわん泣いてもいいじゃん、だって。実感ないとか見守っててとか言ってる子はいたけど、みんな頑張って堪えて想いを伝えてた。

ああそうか、うん、今しかないからそりゃ言いたいこと頑張って言うよね。嫌だーー!!って言ってもいいけど、それで終わりたくないよね。そうか。うん。すごいな。自分がこの子達くらいの時、こんなんだったか?みんなあやちょからいっぱい愛をもらってるからすっごい成長してんだな。愛だな。アンジュルムってやっぱり愛で出来てるんだ。

 

アンコールとかもう多幸感に溢れすぎてもう、なに?幸せで大好きで嬉しくて楽しくてめちゃくちゃに泣いちゃったよ。この最高なアンジュルム見れてすげえ幸せだなと思ったし、なんで終わるんだとまた喚きたくなっちゃった。でも終わっちゃうんだよな。

 

 

ああ、アンジュルム、終わっちゃった。

今もう家。あやちょに言われたからごはんもちゃんと食べたよ。お風呂もこれから入る。これ書いたら入って、ベッドに行くよ。ちゃんと寝るよ。

 

でも寝たら終わっちゃうよ。今日が終わっちゃう。寝なくても今日は終わるけど、なんかもうやだよ、明日来てほしくない。

でも明日からは新しいアンジュルム。たけが引っ張って、かわむとかななんが支えて、りなぷがラスボスで、むろとりかこがわあわあやって、かみこがぴょんぴょんして、かっさーが走り回って、ふなっきーがキューティー振りまいて、はーれいはにこにこしながら一生懸命ついていく。

すごい、そんなアンジュルム見たいよ。今日の11時59分まではあやちょのいるアンジュルムだけど、12時になったらもう新しいアンジュルムになってるんだ。見たいな。新しいアンジュルム見たい。新しいアンジュルム見たいから、今日を終わらせなきゃいけない。今はずっと続かないんだね。

 

 

ありがとうあやちょ。あやちょがそれを教えてくれたから、明日を迎えられそうだ。

アイドルに永遠はないけれど、永遠がないからこそアイドルは輝いてるよね。あやちょ、輝いてたよ。

 

アイドルのあやちょが大好き。アンジュルムのあやちょが大好きでした。

あやちょが大好きなアンジュルム、もっともっと強くなるよ。なってほしいじゃなくて、なる。私もそれを見届ける。応援する。

あやちょがいるアンジュルムに出会えてよかった。あやちょがいないアンジュルムだって、きっと大好きだ。

 

だから今日くらいは、あやちょがいるアンジュルムの夢を見させてね。

 

 

今この瞬間を、最高だと定義しよう

 

 アンジュルムのコンサート最高だったな!!!!!!!!!

 ブログ書くわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 座間公演(4/6・4/7昼)、福岡公演(5/19昼夜)入ってきました。

 はーれい加入後のアンジュルムをまだハロコンでしか浴びれていなかったので、「アンジュルム浴びてえ~~~!!!」って初日公演チャレンジしたのですが、いやほんと…入ることが出来て良かったです。顔を顔から浴びまくりました。最高。アンジュルム合法ドラッグ

 

 アンジュルムのコンサート最高だったな!!!!!!!ブログ書くわ!!!!!!!ってすぐ思ったんですが、なかなか言語化出来ず、ここまできました。

 既にいろんな方がレポを書いてくださってますし、公演から日にちの経ったレポなんて需要ないと思いますが、これは自分用の備忘録だから許して!!!いろんなところポンコツ記憶だけど許して!!!!!

 セトリとか各公演の様子とかは記憶力のいい方に任せます。言語化するの諦めたわ!!!あくまでもアンジュルムを浴びたそのままの感情の記録です!!!よろしくな!!!!!

 

 

● introduction

 まずステージのセットを見た第一印象。

 

パルテノン神殿…?」

 

 おいこの柱知ってるぞ。見たことあるわ。

 ツアータイトルが「輪廻転生」だったから、アンジュルムの歴史を辿るつもりなんだと解釈しました。神殿があるということは、神話の時代から。アンジュルムは神話だもんな!わかるわ~~~

 

 OP映像もやっぱり歴史で神話。各メンバーの名前と加入年が順に表示されるところでもう涙ぐみ始めている私(早い)。

 アンジュルムの歴史は常に更新されていくんですねえ。と、しみじみしていたら12人の美少女戦士が現れて悲鳴上げました。

 えっやばい…強い……もう優勝……。

 

 

2.赤いイヤホン

 初日公演入る前、連番した友達と

「1曲目何かな~?」

「アルバム曲やるっぽいし、アルバム曲かな~?」

「そんなわけ~!」

 って笑いあってたんですけど、フラグでした。

 なんだお前?1級フラグ建築士か?

 

 イントロかかった瞬間、「ア゙ッ!!!」と絶命したのを記憶しています。知らねえ曲だ~~~~!!!!なんだこれ~~~?!?!?なに、まって、心の準備、ウワーーーー!!!!!!(踊り始める美少女戦士達)

 

 私、アンジュルムの公演に入る前にブログを書いていたんですよね。 

003811.hatenablog.jp

 「強いアンジュルムが好き!女の子の強さを持っているアンジュルム︎が大好き!」という内容でした。

 赤いイヤホン、まさにそういう曲でした。

 

Wirelessの時代でしょ?
言わずもがな 人間の感情もね
男なんかのわがままに
女はもう縛られない

 

 めっちゃわかるわ!!!!!なに?!?!??!アンジュルムのイメソン?!?!?!(すぐにイメソン認定するオタク)

 

 媚びない、強さと自分達らしさを持ってステージに立つアンジュルムが本当に大好きなんですが、1曲目にもってこられたのでガン泣きしてました。なんなら4公演とも泣いている。

 赤いレーザー光線と赤い衣装が曲と最高にマッチしていて、これはホール映えする曲だな~!と思いましたし、ホール1曲目にもってくるアンジュルムが最高です。「今のアンジュルムはこうだ」という、我々に対する宣言だと受け取りました。

 1曲目って、めちゃくちゃ大事。

 

 

2.愛さえあればなんにもいらない

 赤いイヤホンで「男に縛られない」でも「運命の存在を夢見ている」女の子像を歌った後の愛さえあれば、ってずるいですよね。ここの流れ、メッセージ性を感じてしまう。

愛さえあればなんにもいらない
恐れないで踏み出そう
誰かに何て言われてもいい
愛を持って強く強く生きるんだ

 よく語られる女の子像として、「恋愛をしたら弱くなる」というものがあると思うんですが、「愛があるから私は強い!!!!!ラブ is パワー!!!!!」なの、すげえ推せるなと思ってるんです。そうそう。恋をしたら女の子ってかわいくなるもんね。それは紛れもなく、女の子の強さ。

 

 

3.出過ぎた杭は打たれない

 「愛があるから強いんだよ~!女の子って強いから~!!」って主張した2曲の後にマジのマジで「パワー is パワー」な曲がきて笑っちゃいました(笑いどころではない)。

 この曲はとにかくファンがガンガンに盛り上がれる曲なのでライブハウス向きだと思ってるんですが、ホールコンでも勢いそのままですよね。

 座間2公演目は結構天井近かったんですが、それでも熱気が伝わってくるというか、下にいた時と変わらないくらいの勢いを感じました。アンジュルムの戦闘力って何キロ離れたら衰えるんですかね?地球5周分くらい?

 

 

4.キソクタダシクウツクシク

 この曲、毎回イントロがかかる度「ヒッ」て背筋伸びるんですが、そういうオタク他にもいます?私だけ?キソクタダシクウツクシク病?

 

 なんで背筋が伸びちゃうのかなって考えてたんですけど、この曲、アンジュルムの強さの圧がそのままありながら、物語性が強く感じられるな、と。

 あのストーリー仕立てのPVの印象も強いんでしょうけど、特にやっぱりセンターはってる2期&ふなちゃんの表情の作りこみ・歌い方で呑まれる。グリム童話だな、っていつも思ってます。そして、グリム童話の大概の結末を肌で知ってるから、背筋伸びちゃうんでしょうね。

 

 福岡昼の時に「なんの曲か忘れたけど、かななんのパートでもないところでかななんのアップで殺された…でもなんの曲か覚えてない…殺された事実だけ覚えてる…」と狐につままれた人みたいな譫言つぶやいてたんですけど、全然思い出せなくて、夜公演でこの曲の途中まで来た瞬間に「ここやん!!!!!あと2秒後に死ぬわ!!!!!!」って急に思い出して2秒後に死にました。中西慈悲がない香菜さん。

 

 

・ あやちょ詩

 あやちょによる、詩朗読パート。

 ブログを読んでいていつも思うんですが、あやちょの言葉ってどこまでも美しくて、綺麗で、儚くて、優しくて、そして芯がありますよね。今の想いを、自分の言葉でしたためて、自ら読み上げる。あやちょは確固たる自分を持つ、アイドル生まれアイドル育ちのアイドルだと思っています。

 アンジュルムメンバーを「星」に例えるところが本当に好きだなあと思いましたし、たくさんの星たちをまぶしそうに見つめるあやちょが愛しくて仕方ない。

 

 

5.「良い奴」

 あやちょの「次はこのメンバーで」という言葉、そしてイントロかかった瞬間に「スマ曲ゾーンや!!!」って身構えたんですけど、「でも『良い奴』!?誰だ!?」ってオロオロしていたらメンツでひっくり返りそうになりました。オイオイオイ死んだわアイツ(私)

 

 「十人十色+」の時のあやりかこの「良い奴」大好きすぎて定期的に再生しては「ジャニーズだァ~~~~~!!!!!」って狂喜乱舞しているオタクなんですが、4期~7期の「良い奴」はまた全然印象違いますね~!あやりかこの時は強強&強なイメージでしたが、4期~7期は少女性が前面に出てる印象を受けました。

 大サビ前の「今と一緒くらい愛せるって証明できる?」をかわむーにあてたの天才すぎません?あと30回くらいウォウォウォウォ~~~~聴きてえ。

 

 

6.地球は今日も愛を育む

 

 ア゙ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!(生命の終わりを迎える音)

 

 いや、あの……お恥ずかしながら私、3年ほど前にアンジュルムハマったドドド新規なので、スマ曲を全然履修しきれてなく、これを初めて聴いた「電光石火」で「なにこの私得な曲!?!?!?」ってビビり散らしたくらいなんですが、まさかまたやってくれると思わなくて……。ありがとう…前世で徳を積んだ私……。

 

 4期~7期が最初に出た時から「もう次は死ゾ」と覚悟を決めていたんですけど…いや……この曲、ものすごく6スマの印象強いですが、あのメンツに違和感なく入る3期すごくないですか?もはや貫禄すらある。

 この曲に限ったことではないですが、特にあやちょのパートが印象強い楽曲なので「また違う形になっていくんだ…」と噛みしめていました。誰が引き継いでも、この曲のあやたけシンメは不滅。

 

 

7.ミステリーナイト!

 神に感謝(ボボボーボ・ボーボボファン投票のポーズ)。

 これはみんな大好きなんだろうなと思います。初日歓声上がりました。私も大好きだよ!!ありがとう!!!

 

 千手観音ダンスがめちゃめちゃのめちゃに好きなんですけど、やっぱり12人は多いですね~~~。すごい狭そうだからもっと広い会場の方がいいと思うよ!どうかな!(関係者各位へ熱い視線を送る)

 

 

8.夢見る 15歳

 あ~~なるほど!そう来たか!と唸った1曲。

 「夢見た 15年」はセトリ入り確定だろうと思っていたんですが、なるほどこっちも入れるのね~スマ曲ゾーン最後にふさわしい曲だな!と思いました。オタク心理をつくなあ。

 

 この曲、オタクのコールが熱くて好きなんですが、「ひとりきり」「イヤフォンで」のところ、会場揺れるんじゃねえかってレベルで熱い。大器晩成合唱といい勝負じゃないか?

 そして今打ってて気がついたんですけど、「赤いイヤホン」…なるほど…。ここで「夢見る 15歳」を入れたことで、「夢見た 15歳」への伏線にもなるわけですし、スマ曲の終わりがセトリ1曲目に繋がっていくことで、ここで既に「輪廻転生」が行われるわけですね…。

 

 

9.恋はアッチャアッチャ

 

 転生先がインド!!!!!!!!!

 

 この曲初めて聴いた時に「なんでこのタイミング!?」と目ん玉ひんむいた記憶があります。いやいや、曲はいいよ?すごい好きだよ?エッでもこれと「夢見た 15年」が両A面!?って首傾げすぎて世界が90度になりかけてました。

 けどこの曲、噛めば噛むほど味が出てくるというか、色々考察する余地のある曲だなと思います。PVの演出然り、歌割然り。はーれいの対比がとってもいいですし、あやちょからのかっさーは胸を打つものがありますね。フリも歌割も細かいのに、次々入れ替わりながら歌い舞うアンジュルムの姿は、まさに今のこの12人という人数を存分に活かしてるなあ~と感心するなど。

 そしてここで前半ブロック終わって後半に切り替わることを考えると、最新シングルなのに原点に立ち返るようなこの曲は、シメにピッタリだと思います。

 

 

・ たけ書道映像

 これ初日見た時にあまりに嬉しすぎて泣いたな…いや全然感動する映像ではないんですけども。

 たけの書道は武道館公演で題字に採用されたり、今回のグッズに採用されたりと目にすることが多くなってきてすごく嬉しい限りだったんですが、まさか書いている姿を映像とはいえコンサートで見れるとは思っていなくて……。歌やダンスの時とはまた違う、「竹内朱莉」として書に向かっている姿が本当にかっこよくて、こんな姿を見せてもらえて幸せの一言に尽きます。たぶん私、前世で一国救ってるな。

 

 初日だったかな?MCで「映像に使ってもらいました~!」って嬉しそうに話して、「結構大変だったんだよ!」って明るくおどけた調子でしたが、本当に大変だっただろうし、あの映像で伝わってきた何十倍も、緊張していたんじゃないかと思います。これもオタクの妄想の域を超えませんが。

 死ぬほど努力しているのにその努力を表には出さず、結果として出してくれる竹内朱莉ちゃんが大好きです。なんかもう終わりみたいな雰囲気になりましたがまだ半分もいっていない。助けてくれ。

 

 

10.泣けないぜ・・・共感詐欺

 

  ア゙ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!(二回目の昇天)(輪廻転生)

 

 パルテノン神殿がなんか現代的なセットに変わったとのを見て「お、最近の曲くるのかな…?」と思ってたら一発目がこれか~~~~~そっか~~~~

 マナモと共感詐欺大好き芸人してますが、この2曲はアンジュルム史におけるターニングポイントとなっている曲だと思っていて、このちょうどセトリのターニングポイントとなるタイミングで持ってこられたの、ほんと解釈の一致でしかないんですよね…。

 

 アンジュルム初期の頃「強さ」を象徴する曲って、ギターが強かったり歌声が力強かったり純粋な「強さ」に溢れてるんですけど、「赤いイヤホン」や「泣けないぜ・・・共感詐欺」はギターギュインギュインなわけでも、ぐいぐい歌声ってわけでもない。でも確かに強くて、その「強さ」はアンジュルムがここまで歩いてきて見つけた「強さ」つまりは「個性」だと思っています。ネイルの拳で剣や槍ではなく、リップやマスカラを握っている。そういうイメージが如実に表れている曲で、最高にかっこいいし、憧れる。

 かっけ~~~~~ママ~~~~~アンジュルムになりたいよ~~~~~

 

 

11.Uraha=Lover

 先ほどの「泣けないぜ・・・共感詐欺」が「強さ」前面の曲であるとするなら、こちらは「切なさ」前面の曲だと思っています。「弱さ」とはまた違うのかな。

 ギターが結構強いのに、どこか脆さや弱さを感じさせるんですよね。それは歌詞もそうですし、彼女たちの表情も。そういうところが切なく感じる要因なのかな。

 めちゃくちゃ個人的なことを言うと(今までも言っていた)、前の曲が終わった瞬間に後ろを向いた一瞬で髪をささっと整えて表情を作りこんできた佐々木莉佳子ちゃんほんとやべえなと思ったし、かわいくてかわいい。アンジュルムの未来が明るすぎる。

 

 

12.君だけじゃないさ…friends

 

 この曲はダメだって~~~~~~~~~

 

 いやあこれ…すっごく個人的な思い入れがありまして。聴くと必ず、「電光石火」ホールツアー初日のことを思い出します。

 突然「新メンバー加入します!」と発表があって、正直、「なんで今なの…?」と落ち込んでいました。今のアンジュルムの体制のまま、あやちょを送り出してほしいという勝手な思いがあったので。当日まで、「新しいアンジュルムを受け入れられるんだろうか…」と不安を抱えたままでした。

 お披露目の時、はーちゃんと伊勢ちゃんを迎えるアンジュルムはとってもあたたかったですし、二人も頑張ろうという気持ちが伝わってきました。それでもそれを笑顔で受け入れられるかって、これはもうファン個人個人によりますよね。どう思うかは、誰にも強制できないと思います。

 もやもやした思いを和らげてくれたのが、この「君だけじゃないさ…friends」でした。花のような笑顔で歌って、想いを届けてくれるアンジュルムがとても眩しく、輝いて見えました。その笑顔を見た時に、「この子達も不安でいっぱいだけど、笑ってくれるんだな」と感じ、ストン、と胸のつかえがとれました。この子達と一緒に未来を見ていきたい、と改めて思わせてくれた曲です。

 

 なんかえらい自分語りが多くなりましたが、そういう思いもあるので、これを聴くと涙腺スイッチバグっちゃうんですよね…。

 今回はあやちょ卒がひかえているということもあり、またそちらの方へも想いを馳せたりしてべっしょべっしょに泣きながら腕振ってたので、私の記憶では4公演とも全部光が乱反射しています。絶対違うと思うので早く円盤出してください。

 

 

13.夢見た 15年

 

 まだ涙腺バグらせる気か?????

 いやいや、なんとなく流れ感じてたけども!慈悲がない!

 

 メンバー全員と一緒になって歌うあやちょが本当に嬉しそうで楽しそうで、そしてまたメンバーも幸せそうなんですね。どこまでも前向きでまっすぐで、だからこそ「ああもうこれで、最後なんだ」とまざまざと感じてしまう。何度も「いやだ…いかないで…」って泣いていました。あやちょが見れなくわけじゃないんだろうけど、でもアンジュルムにいるあやちょはこれが最後だ、って強く感じて、涙腺にくるんでしょうね。

 何度も覚悟したんだけどなあ。今のアンジュルムが最高だと思う反動で、今のアンジュルムじゃなくなることに寂しさを覚えるのかもしれません。

 

 これでもう大団円!おしまい!!感がすごかったんですけど、アンジュルムのコンサート、これで終わりじゃなかった。

 

 

14.もう一歩

 

 終わってない!!!!!!

 アンジュルムまた始まった!!!!!!!!!

 

 MCを挟んでラストスパートブロック。

 お着換えして出てきた彼女達が「戦闘民族です」みたいな衣装で出てきたので、「エッまだあるの…」って恐れ戦く私。いやそうだよな…アレもアレもまだやってないし…さあどれだ…ってキンブレ構えてたら、知らん曲流れてきて「ア゙ッ!!!」って絶命しました。こいつすぐ絶命すんな。

 

 どっからどう見ても戦闘服で純粋な強さに溢れている歌詞。まさしく初期のアンジュルムへ「輪廻転生」した姿でした。ただ回帰するのではなく、あの時よりも進化・成長した姿で「もう一歩」と歌い上げるアンジュルム。あまりにも信頼できますし、あまりにも推せる。アンジュルム常に始まってる~~~~~!!!!!!!

 

 「もう一歩」に関してはアルバム音源よりもライブ音源の方がいいんじゃないか???と思っています。魂を削って、魂を輝かせて歌っているのがもう、ガンガンに響いてくる。高音のフェイクも最高で、フェイク組に絶大な信頼しかないです。

 でも「トロピカルロードピーナッツパン」の呪いにかかっているから該当箇所はもうそれにしか聴こえない。室田瑞希ィ……。

 

 

15.次々続々

 「もう一歩」がラストスパートへの助走だとしたらもうアレかアレかアレだろ~~~と思っていたらアレの方がきました。やっぱりな~~~~~~!!!!!

 「変わらぬままそこにある真理」を歌い続けてきたあやちょがまた最後に歌ってくれるのが、熱い曲ながらグッときますし、かみこをセンターに次世代がバリバリに出てくる次々続々、何回聞いてもいい。何回でもキメられる。アンジュルム合法ドラッグ……。

 

 

16.ドンデンガエシ

 この曲については会場の振りコピも合わせて演出になっているなあと思ってて、これだけに関して言うと後ろの座席の方がむしろ楽しいのでは!?前の方でアンジュルムとガンガンやり合うのもいいんですけど、後ろに行った時に会場が半分に分かれて対決みたいになってるのクッソ燃えるんだよなァ~~~

 アンジュルム曲、「萌え」じゃなくて「燃え」がふんだんに入ってるのが好きですし、「アンジュルムのライブ楽しい!」って初めての人にも言ってもらえるの、こういうところかな、と思っています。メンバーもめっちゃ煽ってくれるしね!初心者に優しい戦闘民族。RPGチュートリアルじゃん。

 

 「もう一歩」→「次々続々」→「ドンデンガエシ」と遡っているのがここで分かったので、いやもう最後はアレしかねえな!

 

 

17.大器晩成

 

 はい!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 アンジュルムの原点ってやっぱりこれですよね。「アンジュルム」として「輪廻転生」した彼女たちが一番初めに歌ったのがこの曲って、改めてかっこいいなあと思うんです。

 もちろん歌詞や振付もかっこいいんですけど!あの最初のタイミングで「大器晩成」を歌うことに意味があったと思ってます。ほぼ毎回と言っても過言ではないくらいこの曲を歌い続けること、それはもちろんアンジュルムとしてのブランドイメージを保ち続けることと同義ですし、そして何より、「宣言」なんだと思っています。ここまでやるぞ、もっとやるぞ、という宣言。会場が大きくなって、客席が埋まって、そしてファンの前で「大器晩成」を宣言するアンジュルム。ここに回帰すると共に、新しいアンジュルムとして「輪廻転生」する、コンサートラストでした。

 

 

18.夏将軍

 

 だから終わってないやん…………。

 

 アンコールやってないんだからそらそうだろと言われてしまえばそれまでなんですけど、「大器晩成」でシメるのがあまりに綺麗すぎて、もう終わったわ!!!!!感がすごかったんです。この時点で満身創痍だったし。

 でもアンコール「夏将軍」歌うアンジュルムはサイコーに元気だったし、終わってなかったし、終わる気配なかった。俺たちの夏はこれからだ!!!!!!!!!

 

 「夏将軍」、夏!!!!!!サイコー!!!!!!って感じではじけまくっているんですが、時折切ないメロディーがあって、そしてその切なささえもまるっと含めて夏なんですよね。

 歌詞のイメージがあやちょだな~~~と思っていた曲だったので、アンコールでこれこられてなんかめっちゃ泣き笑いしてた。あーーーーもうさみしい!!!!!やだ!!!!!!卒業やだ!!!!!!!エ~~~~ン!!!!!!!分かってるから、泣くことくらいは許して……

 

 

19.46億年LOVE

 

 泣いてる場合じゃねえ!!!!!!!!!!!!!!

 LOVEだ!!!!!!!!!!!!!!!!全てはLOVE!!!!!!!!!!!!!!

 

 あやちょの「次はラブに溢れてる~」という前フリでもうこれしかねえわ!!!!!ってなりましたけど、何回聞いてもぶち上がるイントロですよね~~

 アンコールで着て来た衣装がみんな個性爆発しててアンジュルム渋滞してんぜ~~~と思ってたらこれだよ!!みんな暴れまわりすぎてステージしっちゃかめっちゃかなってました。だからステージ小さすぎるんだって~~~~~!!!!もっと広い会場で暴れさせてあげて~~~~~

 

 「輪廻転生」したアンジュルムはLOVEに溢れてるし、LOVEで全部を解決する美少女戦士だったわけですね。なるほど~~~~知ってた~~~~!!!!!

 マジで脳をバカにしてくる曲で、こういう底抜けに明るいのに主張の強い曲が定番曲になってくれたことが嬉しいし、アンジュルム最高だからみんな見て~~~って言いたくなるんですよね。いやーーーアンジュルム最高だからみんな見て。頼む。

 

 

 

 ってなわけで全19曲。本当にあっという間でした。最後に「46億年LOVE」を流されたことにより体感2秒。アンジュルムのコンサート2秒で終わっちゃったよ~~~

 12人全員がきらきらに輝いていて、女の子たちが星となり、輪廻転生していく。アンジュルムの「今」をめいいっぱいに感じました。

 

 さて、12人体制のアンジュルム

 武道館公演が現地で見れないため、私がアンジュルムを感じたのは5月19日の福岡でラストでした。

 

 あやちょが1年かけて後輩たちに伝えていったこと。ファンに伝えていったこと。彼女はどこまでも真摯に向き合ってくれたし、あやちょが時間をくれたからそれぞれ考え、悩み、前を向けているんだと思います。

 本音を言うと、まだ怖い。あやちょがいなくなったアンジュルムはどうなるんだろう、って想像がついていないです。

 あやちょがいなくなっても彼女たちはやっていってくれると信じているけれど、単純にあやちょがいないアンジュルムがまだ想像出来ていなくて、そして今が最高だと思えば思うほど、今じゃない未来を考えるのが難しくなる。

 

 アンジュルムは常に最新が最強で、今が最高だと思っています。過去に比べて、というわけではありません。どの時点でも、その時最高に輝いていて、その輝きが線となって、今のアンジュルムに繋がっている。恐らく未来の私も、「今のアンジュルムは最高だ」と言っていると思います。そこには自信がある。

 「今」を「今」として最高の状態で享受させてくれるアンジュルム。こうやってホールで福岡に来てくれるのも簡単なことではなく、それを埋めきるのなんて本当に難しいことです。でも実際彼女たちは来てくれて、今の彼女たちを見届けようと、たくさんファンが見に来てくれる。今までの積み重ねがこの結果を生んで、そして今回生まれた結果は、きっと未来に繋がっていく。そう信じています。

 

 

 本日5月24日はなんでもない日。平日の金曜日。

 でもアンジュルムのファンの私にとっては、今の彼女たちの魅力をたくさんに閉じ込めてくれた「アンジュルムック」の発売日で、この日がとても待ち遠しかったです。

 

 あやちょが卒業する前に、とアーティストブックを手掛けてくださったことは本当に感謝しかないし、それだけ今の彼女たちには魅力があるんだ、と誇らしくなりました。

 アンジュルムは今をハッピーにしてくれる最高のアイドルで、その「今」は、継続されていくんだと思っています。

 

 

 長々書いちゃいましたけど、もう最後に言えるのは一つだけ。

 アンジュルムのファンになって、よかった。

 

 

 アンジュルムックが待っているので、今日はこのあたりで!!!!

 アミーゴ!!!!!!!

 

 

 

物語構成から見る嵐のいろはにほへと

 

 平成最後の四月。

 平成最後の春の嵐

 

 

 先日、四月だというのに雪が降るという、まさに記録に残るような不思議な現象も起こり、冬と春を行ったり来たりな平成最後ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は絶賛風邪を引いています。さむいね!

 

 さて、年号が変わるまでにはまだ半月ほどあるわけですが、嵐ファンにとってはもうすぐ大きなイベントが待っています。

 「5×20」ツアー後半戦ですね。本日、グッズのプレ販売も行われ、嵐のこだわりと愛と感謝がたくさんつまったグッズが世に出て行く運びとなりました。いやーーすごい。なにあれ。全部買っちゃうよ。

 ツアー始まるなあ、今までいろんなところで嵐へパッション飛ばしてきたなあ、と記事を読み返していたんですけれども、ふと一つ記事が目に留まりました。

 

「物語構成から見る嵐のいろはにほへと」

 

 「みんな自分の布教したいジャンルを布教しよう!」という、所謂『オタクプレゼン』でのプレゼン資料として走り書きしたものでした。

 去年12月に書いたものだったんですが、なんだか安心するというか、今このタイミングで見てみると、「自分って変わらないなあ」と改めて感じる内容でした。

 

 ネットの隅で細々と書いてる、そして嵐ファンとしてはまだまだ若葉マークのオタクが書いた文章ですが、嵐を知らない人が少しでも興味を持ってくれたらいいな!とパッションだけは詰めています。よーしパパ載せちゃうぞ~!

 以下、プレゼン全文をちょちょっと加筆修正したものになります。

 ちょっぴり長いですが、ゆっくりしていってね

 

 

 

【物語構成から見る嵐のいろはにほへと】


 はじめまして。山風研究所、解読班のもちおりと申します。

 本日は私どもの研究題材である「嵐」にご興味のある方も、そうでない方も、このような場にお集まりいただき、貴重な時間を頂戴致しまして、大変嬉しく思います。解読班として皆様に少しでも「嵐」について理解を深めていただけたら、幸いでございます。至らぬ点は多々あると思いますが、最後までどうぞよろしくお願い致します。

 

 さて、今回ご紹介させていただきますのは、ジャニーズ事務所のアイドルグループ、「嵐」でございます。

 「嵐」、一度は目にしたり耳にしたりあることのある、という認識にて、グループの説明は簡単にさせていただきます。


 「嵐」は1999年にデビューをし、今年で満19周年、現在「5×20」という20周年目突入を祝う五大ドームツアーを行っており、多くの男性アイドルグループを有するジャニーズ事務所の中でも、所謂「中堅」の立ち位置を担っております。
 「嵐」相葉雅紀松本潤二宮和也大野智櫻井翔のメンバー5人で構成されております。リーダーを務めるは、最年長大野智でございます。今の紹介を聞いて、先程の読み上げ順に疑問を持たれた方も中にはいらっしゃったかもしれません。もちろん順番にも意味がございます。後ほどご説明差し上げます。

 

 言い忘れておりました。
 私が本日皆様にお話し申し上げる内容については、全て後に繋がるものしかお話致しません。
 お聞き逃しのないよう、ご注意くださいませ。

 

 閑話休題、話を戻しましょう。

 20年ほどアイドルをやってきている「嵐」については、その活躍の幅から様々な影響が及ぼされており、私の所属する山風研究所におきましては日々「嵐」の活動内容についての研究を行っているわけですが、その中でも解読班は嵐の楽曲の歌詞についての研究が盛んに行われております。


 「嵐」の楽曲、と聞くと皆様は何を思い浮かべますでしょうか。走り出して明日を迎えに行くものか、はたまた百年先も愛を誓うものか。やはり一番有名なものはグループ名にもなっております、デビュー曲「A・RA・SHI」ではないでしょうか。

 サビの振付であったり、スケスケの衣装であったりが印象としては強いのではないかと思いますが、それらと並んで、曲の冒頭から流れます櫻井翔のラップのイメージ、皆様お持ちではないでしょうか。

 デビュー曲「A・RA・SHI」に始まり、櫻井翔「嵐」の楽曲におけるラップを担当しています。そしてラップの歌唱を担当すると同時に、彼自身もラップ詞を書き、自身のソロ曲、あるいはグループの楽曲へと華を添えております。
 他のアーティストについてもこれは言えることですが、楽曲における歌詞とは、その楽曲の世界観、あるいはメッセージを伝えるものとしてしたためられることが多いでしょう。そして櫻井翔の書くラップ詞もまた、メッセージ性、ひいては「嵐」という物語を書き綴っているものとなっています。

 

 「嵐」の物語とは何か。アイドルの物語とは何なのか。物語とするからには、櫻井翔のラップ詞は物語構成の体を保っていなければなりません。たかがアイドルが物語を果たしてどう語るのか。
 前置きが長くなりましたが、本日は「物語構成から見る嵐のいろはにほへと」と題しまして、「嵐」の歩む物語を櫻井翔がどう描いているのか、そのさわりだけでも皆様にお届け出来たらと思います。

 

 

 さて一口に物語と申しましても、昨今多様な物語に溢れておりますが、物語を始めるにあたって、何はともあれ初めに必要なもの、皆様何だと思いますか?
 プロット。大事です。私はあまり書いたことがありませんが。
 アイデア。これも大事です。私もいつも探し求めているものです。
 執筆環境。大事でしょうね。それでいくと私のPC周りはゴミだらけという最悪な環境ですが、そのどれも関係のないことですね。

 今挙げたものはどれも重要なものでありますが、物語を始めるにあたっては、最も重要なものが挙げられていません。なんでしょう。それは「書き出し」です。

 

 物語の「書き出し」。これは作者が読み手に対する、初めましての挨拶です。これによって物語は始まり、物語の方向性が決まると言っても過言ではございません。私が先程皆様の前で最初になんとご挨拶したか、覚えていらっしゃいますか?

 …「はじめまして、山風研究所解読班のもちおりと申します」。

 どれほどの方が今の挨拶を覚えていたでしょうか。当たり障りのない挨拶。これは自己紹介としては及第点かもしれませんが、物語の書き出しとしてみると、まったく印象を与えることが出来ない、零点の書き出しです。ここから膨らませること、ましてや強烈な印象を与える事なんて出来ないでしょう。物語の「書き出し」、まさに物語の生命線とも言えるワードとなりうるものです。
 


 では、「嵐」の物語の書き出しはなんだったのでしょうか。

 櫻井翔はデビュー曲「A・RA・SHI」よりラップを担当していると申し上げましたが、彼がラップ詞を書き始めたのはこのデビュー曲からではなく、嵐2作目となるアルバム「HERE WE GO!」より、「ALL or NOTHING Ver.1.02」です。こちらは嵐のコンサートツアータイトルにもなりました。

 ほぼ全編ラップ詞のこちらの楽曲、書き出しがなんだったのかと申しますと、

ジャニーズ代表 嵐 is in da house yo

 

 ちょっとパンチが強すぎる自己紹介ですよね。私の「初めましてもちおりです」と比較すると5億倍くらいパンチがあると思います。

 「is in da house yo」はヒップホップで使われるスラングで、「〇〇参上!」の意です。「ヨォ!ジャニーズ代表嵐参上だぜ!イェア!」で始まる物語、想像つきますか?正直何言ってんだ、という感想になるかと思いますし、実際「何言ってんだ」という見方が強かったのではないかと思います。


 華々しいデビューをし、今でこそ皆様の目に留まったことのある嵐ですが、デビューをしてから数年、いえ7~8年ほどは燻ぶっていました。ドームツアーなんて夢のまた夢。彼らが最初のドーム公演を行うのはここからさらに5年かかります。そんな彼らが「ジャニーズ代表」。大口を叩くにも程があります。
 しかし、どうでしょうか。今現在この「ジャニーズ代表」という書き出しを改めて見ると、今この現状になることを予定していたかのようなフレーズです。嵐が物語上での存在であり、現状を中心に置いて遡って書き出しに持ってくるフレーズとしては有り得る範囲でしょう。しかし嵐という物語は現在進行形で綴られるものであり、ほぼまっさらなページの上に、櫻井翔は最初にこれを書いたわけですね。パンチが強い、これに尽きると思います。

 

 同年、「HERE WE GO!」収録の「Theme of ARASHI」にはこのようなフレーズもあります。

so so partyで騒ぎ出す人も
とうとう 周りの輪を乱す程に
嵐 探し shout out しっぱなし
ただし辺り ガラ―ッとするはなし

太陽光に被る雲
毎十秒近づくスロー
“確かな駆け出し”果てなき雨降らし
そして奏でる 五人囃子

それは雨よけワイパー壊すぐらいだ
地団駄踏んで 皆リタイヤ
世紀ミレニアム 股にかけ
長い夜明けて 朝になれ

そうさ 確かに 青二
しかし 五人と共に さらおう時代
小さい予報士達も去ってすぐ(yell it out)
俺ら嵐がやってくる

 

 彼らのグループ名は「嵐」、これは一般的な意味では天候を表す言葉であり、櫻井翔のラップでは嵐というグループを天候になぞらえることが多々あります。その走りがこの楽曲にちりばめられています。

 デビュー時のインタビューで相葉雅紀は「世界中に嵐を巻き起こします」と、嵐のグループ名の持つ意味を答えています。嵐とは、どうしようもなく人々を巻き込んで、どうしようもなく過ぎ去っていくもの。そう宣言するにはあまりに早く、しかしながら物語序盤とすれば非常に印象深いものです。

 

 

 さて少し飛びまして2004年、嵐は5周年を迎えます。「いざッ、NOW」ツアーではその5周年を迎えることを祝しておりましたが、こちらでは「La tormenta 2004」、未音源となってます櫻井翔ソロ「UNTI UNTI」をご紹介させていただきます。
 「La tormenta 2004」はメンバー紹介曲となっており、次に出てくるメンバーの紹介をメンバーがラップで歌うという構図になっており、5人分の紹介に加え、グループの紹介もされております。

嵐が山が上 下に置く風
A・M・N・O・S神風
確かな駆け出し 果てなき雨降らし


 冒頭、相葉雅紀松本潤二宮和也大野智櫻井翔のメンバー5人で構成されているとご紹介申し上げましたが、こちらの順番で紹介させていただいております。この順番、少し面白いのが、AMNOSとアルファベット表記なのにも関わらず、日本人らしく苗字で並べられています。しかしそれは次の「神風」で答えを出しており、日本の男性アイドルグループが世界中に嵐を巻き起こしていく、それを簡潔かつ的確に表現しているのかと推測しています。
 また「確かな駆け出し 果てなき雨降らし」というフレーズは「Theme of ARASHI」にも使用されています。こういったフレーズの繰り返し、引用、言い換えは櫻井翔のラップで度々登場します。そしてこれらのフレーズの配置はもちろん、意図を持ったものであり、私どもはこれらを「伏線」として位置づけております。


 さらに、同年の櫻井翔ソロ「UNTI UNTI」では、櫻井翔はこのように綴っています。

また階段登る 鳥がはばたくように
川の流れさからう 人ごみかきわけ
この末期症状 花咲かす きちんと
一輪の
真っ白のキャンバスに描く
さらにでかく
まだ回る地球は 周り変わりゆく街なみ
もう止まらず(最速で奪い取る)
空高く(アイドルがどれほどか見せてやるよ)

 
 アイドルとして売れる、アイドルとしてトップになる、数値としては基準がいくつかありますが、逆にいくつもあることで、これと定義するのは困難かと思います。けれど「奪い取る」ものとして櫻井翔が見つめていたその先には、目指すべき上があったのだと思います。

あーもういい外野黙ってな
そこの飲み屋でIZM語ってな
まるで足んねーな 立てるアンテナ
君ら見てるの
それはあさってだってんだ
How many girls did you get?
俺はこんだけ人数いるぜ
たかがアイドル風情がタイトル奪い取る
最速で奪い取る


 アイドルなんてと鼻で笑われ、燻ぶった状態であった嵐がバカにされたことも少なくありませんでした。たかがアイドルが物語を語る。その行為自体が笑われていたのです。笑って見ている群衆を櫻井翔は「外野」と位置づけし、黙ってろ、今に見ておけと言っていたわけですね。この反骨精神も今となっては彼自身が「若気の至り」としていますが、若気の至りを尽くす嵐は徐々に徐々にではありますが、伸びを見せることとなります。

 

 

 怒涛の勢いを見せたのが2006年~2008年にかけて。

 2006年はアジアツアーを行い、ツアーファイナルでは初の東京ドーム公演を行いました。また、2008年もアジアツアーを行っており、その皮切りに国立競技場での公演を行っております。

 楽曲のセールスも飛躍的に伸び、嵐という名が世に知れ渡っていったこの2年での大きな伏線として2006年「COOL&SOUL」、2008年「Re(mark)able」、同年櫻井翔ソロ「Hip Pop Boogie」を続けてご紹介させていただきます。


 2006年、アジアツアー発表時に嵐は記者会見を行っておりますが、「COOL&SOUL」はその記者会見風景を再現した演出となっており、マイクを通した宣言としてファンに向けて語ってきます。

五人で奏でるのは HIP HOP
じゃなく真似し難い様な HIPなPOP right?
そして幕開け第二章 似せてみようならそれは第二号
そう未開拓地 意外にも 未完の大器を再起動


 物語として二章を迎えたことをはっきりと宣言しており、嵐はこの時点で未完成です。ここはゴールではないこと、あくまで中間地点、物語としてはまだまだでした。

俺らにまず付いてきな 風たちがこっち向いてきた
頬に気づくとほら水滴が 強い風が背から吹いてきた
水滴じゃなくなってくぞ 想定しな最悪のケースを
手組もうが吹き飛ばす程の強風
未知との遭遇)(君との暴風雨)
だから俺にしがみつきなさい 守り通すヤツらだと曰く付き
“嵐探し辺り騒がしい その凄まじい騒ぎまさに嵐”


 自信に満ち溢れているように感じる歌詞ですが、それだけのことをやってきた自信が既に彼らの中にはあり、これからさらに勢いづいていく、そういう未来が見える、その物語が出来てくると語ってくれています。


 “嵐探し辺り騒がしい その凄まじい騒ぎまさに嵐”につきまして、

山風合わせ 巻き起こると皆大慌て
いま居合わせる 君幸せ
この歴史を後世に語れるだろう?
アマテラスの頃から 俺らは地上の遥か外側
下界に向けて吐き出す言霊
もう止まない雨が 長く続いたこの世が明けた
君が忘れがちなのであれば いちいち記憶に残る種蒔く
そう俺らがあくまでタイトなパイオニア

ya so cute 二番煎じ

 
 記憶に残る種とは伏線のことであり、この伏線を回収するということすなわち、行動・結果としてそれは回収されていることを意味します。着実に物語は進み、嵐の作る歴史は語り継がれるものとなっています。

 “記憶に残る種”をその時に居合わせたどれほどの人が気づいたのか、それは推測しうる範囲ではありませんが、伏線であると明言したことで、嵐の物語性を確固たるものとしました。

 

 2008年、国立で披露された「Re(mark)able」。

 初披露が国立だったこともあり、場所になぞらえつつ、アジアツアーへと再び旅立つ意気込みと宣言を行っています。

とんでもなく甘い気象予報 曰く俺らは異常気象


 「Re(mark)able」におけるラップ詞の冒頭ですが、キレのある歌詞だと解釈しています。

 それまで横文字が多かった先輩グループを見てきた自分たちに与えられたものが漢字一文字だったのを知った時の思春期の少年の心境たるや、たまったものではなかっただろうと思いますが、よりにもよって「嵐」です。天の災害と書いて天災です。そんな大層な名前を、と思いがあったでしょうが、もうこの時点では、そんな大層な名前をいただいていいんですか?という一種の煽りのようなものを感じます。なんせ、彼らはもう「嵐」となっているのですから。


「Re(mark)able」において最も印象的なのが、櫻井翔がセリフのように残す

研いだ爪隠し牙をむく


 能ある鷹は爪を隠すというのは非常に有名な話ではございますが、有名なため、鷹が研いで鋭くなったその爪を隠しているのは周知の事実になっています。だから研いだ爪に対しての対策など、既に考えられているわけです。

 ですが鷹が牙を隠し持っていたなど、誰が予想出来ましょうか。嵐がじわじわと力をつけていたことは見えていたことかもしれませんが、数年で急激な勢いを見せることは予想し得ませんでした。歯を見せて笑うことの多いアイドルが「牙をむく」というのは、なかなかに皮肉のこもったラップ詞で、それでいて清々しさすら覚えるほどの事実上の勝利宣言でした。


 さて「宣言」が続く2曲をご紹介しましたが、「Re(mark)able」と同年の櫻井翔ソロ「Hip Pop Boogie」、こちらは第二章を綴る櫻井翔ラップ詞の、集大成となっております。

Hey!Hey!俺ら山風の登場
高嶺の方向 向けてまた攻防
結果残しつつ未だまだ放蕩息子奏でる"あなた方"孝行


 ここまで櫻井翔の綴るラップ詞に短時間で触れてくださった皆様方には、引用部分、オマージュ部分、大方予想がつきやすいかと思います。今まで物語を読んでくれている読者、つまりファンに向けたものであると表現しているのが「放蕩息子奏でる"あなた方"孝行」なのですが、飛躍的に知名度が上がった2008年の状況をもってしても、櫻井翔にとっては支えてくれたファンには返し切れていないとしている、一見穏やかながらも野心を残す詞が印象的です。

Jazz band,Hip Hop取り込んでいく
是こそご存知のHipなPop
"音と言葉つむぎ描く芸術"
いままでこれからもこのメンツです
このメンツで 届けるぜ
歴史のページをいまめくれ
時代 is mine
未来 is mine
アマテラス照らす sunshine
大卒のアイドルがタイトルを奪い取る
マイク持ちペン持ちタイトルを奪い取る
hip-pop beat yo
ステージ上終身雇用


 アイドルなんてと鼻で笑われ、燻ぶった状態であった嵐をバカにされ、たかがアイドル風情に何が出来るのだと言われ続けてきた櫻井翔、ひいては嵐は常に「アイドルとはなんたるか」「アイドルとはどうあるべきか」について向き合ってきました。

 「ステージ上終身雇用」と綴っていますが、アイドルに終身雇用など、物語に永遠など存在するのでしょうか。書き始めたからには、物語は終わりに向かって進むもの。その物語に読者はどう向かうべきなのでしょうか。

温室の雑草がマイク持つRAP SONG
"MY LIFE IS MY MESSAGE"

 

 娯楽として消費される対象にはありとあらゆるものがありますが、「アイドル」を消費する私たちはその「生き様」を消費しています。その業の深さをどう受け止めるかは人それぞれだと思いますが、「生き様こそがメッセージ」なのだと櫻井翔というアイドルは答えを返してくれています。

 物語には必ず終わりはございますが、終わるために物語はあるわけではないと、そう声を大にして主張したいと思います。

 

 

 さてここまでお話させていただきましたが、初めに申し上げました通り、紹介しました嵐の物語はほんのさわりに過ぎません。今回紹介させていただいた後の年にも櫻井翔は伏線を残し、そして回収を続けております。

 

 2006年での「COOL&SOUL」で「第二章」が幕開けたと宣言されておりますが、実はまだ「第三章」の幕開けは宣言されていないという事実から、私どもも嵐の物語が今現在どの位置まで来ているのか、推測しきれていないのです。
 見えない未来。

 先の読めないページ。

 今からでも遅くありません。嵐という物語の新たな読者を、私どもは常に歓迎いたします。
 
 ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

 ……という内容でした。

 

 嵐ファンの方々にとっては今さらじゃ~ん!って言いたくなる内容だったかと思います。

 そうです。外部向けに書いてるだけであって、ファンにとっては今さらで、そして当たり前のように嵐ファンは「嵐」を物語として消費しています。

 

 アイドル嵐を応援しておきながら「アイドルとは永遠ではない」と言ってしまっていて、実際自分のこの発言は約一か月後に自分に向かってブーメランのごとく刺さってくる。

 ……わけですが、もう一つ。ブーメランは言葉を乗っけてきてくれていました。

 

「第三章の幕開けは宣言されていない」

 

 活動休止の発表があったあの日、全ての時が止まったように感じました。今でも漠然とした不安や寂しさに襲われて、泣きたくなる時があります。

 でも「一旦休むだけ」であって、「第三章の幕開けは宣言されていない」んですよね。「嵐」という物語は幕を閉じるどころか、幕を開けていない章があるんです。彼らは、一度歩みを止めただけ。櫻井翔くんは、一度ペンを置くだけ。再びペンを執ると、そう信じています。

 

 「嵐」という物語の読者で在り続けたい。

 いろはにほへとの先には言葉が続くと、夢を見ています。

 

 

 

アンジュルムって、何で出来ている?

What are little girls made of, made of?
What are little girls made of?
Sugar and spice
And all things nice,
That's what little girls are made of.

 

 マザーグースの有名な 詩です。和訳は「女の子って、何で出来ている?」。この詩によると、女の子は『お砂糖とスパイス』『それから素敵なもの全部』で出来ているらしい。なるほど。

 

 ……そうか???

 

 かの有名な童謡を真っ向から否定するつもりはないんですけど、現代の女の子ってお砂糖とかスパイスで出来ているって実感、あまりなくないですか?もちろん、この場合の『お砂糖』と『スパイス』は比喩である、というのは分かった上での話です。甘くて優しい一面と、ピリッとした厳しい一面。わかる。わかるよ。でもね、女の子達は今、大半は別のもので出来ているんじゃないかと思うんです。

 さて、女の子って何で出来ているんでしょう。

 

 

 『共感』

 

 実はさっきから何度も言ってました。わかる、って。

 これじゃないかと思うんです。共感。

 

 

 2010年代。先日新元号も発表され、2020年もすぐそこ。TwitterInstagramなどのSNSが人々の生活に根付いた、大SNS時代でした。

 TwitterInstagramもやってるよ、という女の子は非常に多いと思うし、その他にもSNSを利用している、なんて子も少なくないと思う。友達や芸能人の投稿を見て、RTやいいね!を押しますよね。自分が投稿したものにRTやいいね!をもらうと嬉しいよね。そこには何が生まれているか。「共感」だと思うんです。

 

 この「共感」はSNSが発達したから生まれたものではなく、随分と前からありました。友達の相談に乗ってあげる時、「そうなんだ~」って頷くだけで解決しちゃうこと、ありません?女の子が誰かに何かを話す時、「話す」という行為が重要視されていることがあります。悩みや愚痴を口に出して言う。そして、「共感」を得る。具体的な解決方法を明示されなくても、話すだけでスッキリした!って経験、あるんじゃないかな。

 友達と話すことで得られていた「共感」は、SNSを通して友達の友達、さらには顔の知らない第三者にまで広がることになりました。自分の投稿がRTいっぱいされて、いいね!いっぱいつくと嬉し~~~い!!わかる~~~~!!!!「共感」することは女の子だけの特権ではないですが、女の子のみなさんにはより分かってもらえるんじゃないかと思います。だって、「共感」してくれるから。

 

 

 「共感」を得て満足し、「共感」によって繋がる女の子。

 その「共感」に、言及した曲があります。

 

いつからなの  共感なんて言葉で
詐欺られて 震わす涙腺
世の中じゃない? まさか捻くれ
私の視線の方かもね
 
 わっかる…………
 
 いや~~~これ、すごくないですか?めちゃくちゃわかる。そして、めちゃくちゃ皮肉。
 わかるわかる、って共感してるけど、それって本当に分かってんの?ノせられてるだけじゃない?私はそう見ちゃうけど、これって捻くれてる?って問いかけてきてるこの歌詞に共感するけど、その「共感」は周り巡って自分に突き刺さってくるんですよね…。「共感」出来ないことに「共感」する。皮肉だなあ。この曲を歌うのが女性アイドル、っていう事実が最高に皮肉だと思います。え~~~なんてこったい!こいつはまいったな~~推すしかないな~~~
 
 ということで本日は、先程の『泣けないぜ・・・共感詐欺』を歌う『アンジュルム』がいかに最強かという話を私の好きな曲を中心にさせてください!!!!!
 すみません、全部前フリでした。オタクの悪い癖。
 
 
 
 アンジュルムって?】

 2009年4月 Hello! Projectの研修生メンバー(当時の「ハロプロエッグ」)から結成。グループ名は、スマイルとエイジ(世代)を合体させた造語で「スマイレージ」。

2014年10月 3期メンバーの加入とグループ名変更を発表し、「アンジュルム(ANGERME)」となる。
「フランス語のange(天使)とlarme(涙)を組み合わせた造語」
「天使のような優しい心で、色んな涙を一緒に流していこう。」
という意味が込められている。

 

 『アンジュルム』って聞いたことないな、って人でも『スマイレージ』というグループ名なら聞いたことあるんじゃないでしょうか。スマイレージが改名し、今はアンジュルムというグループになっています。

 メンバーは12名(2019年4月現在)。一番上は25歳、一番下は15歳という脅威の歳の差です。大家族かな?(そうです)

 

 ところでプロフィール見てもらったら分かると思うんですけど、みんなめちゃくちゃにかわいくないですか???え?見てない?とりあえず見てください。見て!!!美!!!美だから!!!

 ハロプロの女の子たちってちょっと癖のある顔立ちというか、所謂「今風」から少し外れたところにいるな~という印象なんですけど、アンジュルムの子たちもまさにそんな感じです。顔からもう強い。優勝。個性が溢れてる!あとビビるぐらい大人びてる。生まれ年見て「は???」ってなりません?なんだこれ…アンジュルムだけ時空バグってんのかな…。こんな中高生知らない…。

 

 

 まあ顔の話はこれくらいにしておいて、アイドルの本業の歌とパフォーマンスの話をさせていただきたいんですけど、何はともあれまずはこちらをご覧ください。

 

youtu.be

 

 強!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 紹介した『泣けないぜ・・・共感詐欺』をOP曲とした『アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 + ファイナル』武道館公演の映像です。見てるとアドレナリンドバドバでませんか?一時期毎晩これ見てたせいでアドレナリンドバドバで眠れませんでした。寝る前に見るものではない。

 

 女性アイドルのイメージって、お揃いのかわいい衣装着て、かわいい曲をかわいいダンスで…っていう、男性が守りたくなるような女性像だったんですが、真逆です。それぞれ個性爆発してる衣装着て、バチバチにかっこいい曲をガンガンに踊ってる。歌い方一つ、笑い方一つとってもパフォーマンスが異なっていて、こういう言い方があってるか分からないんですが、目移りしちゃいます。全員が主役なのに、統率がとれまくってる。顔面ストレート。

 

 強!!!!!って思うんですけど、これまたすごく不思議で、この強さに対して、「男っぽい!」「女の子じゃないみたい!」とは思わないんですよね。紛れもなく女の子。とっても強い、女の子。キメキメの服着て、キメキメのメイクして、ネイルバッチリな手にはマイクを持っている。アンジュルムの曲に「ネイルの拳に希望掴みたい」という歌詞があるんですが、まさにそれを体現しているんです。

 女の子だけど強い、んじゃない。女の子でも強い、んじゃない。

 女の子だから強くって、女の子の強さがあるんです。

 

 

 そんな、とっても強いアンジュルムアンジュルムの良さはメンバー一人ひとりにもあるし、全員にも共通してるし、歌もダンスも…って挙げ始めるとキリがありません。

 かと言って「アンジュルムは最強!以上!みんなよろしくな!」だと何にも伝わらないまま終わっちゃうので、ここ最近の曲かつ私の大好きな曲である『マナーモード』『泣けないぜ・・・共感詐欺』『46億年LOVE』の曲紹介と絡めて、アンジュルムは強い!という話をしていこうと思います。

 

 

 

【女の子から言わせんなよ~~~!!!!! -『マナーモード』】

 

 『マナーモード』という曲名から察せられる通り、携帯電話をテーマにした曲です。携帯電話がマナーモードになっている曲。ではない。そうだけどそうじゃない。

 気になる異性に、あるいは恋人に伝えたいことがある。こうしてほしい、ああしてほしいのに、って思うことがあります。でもそれを自分から言うのはなんか違うというか、恥ずかしいというか……いやだからさ!察して!言ってきて!「こうしてほしい」って言ったらもう負けな気がする!!そんな、「言いたいけど言えずに秘めている、でも心の中はこうしてほしいボンバー」な曲です。

 

くちびる凍る マナーモード
気づいてよ Oh Oh Oh
抱きしめてほしい 迷惑かけられない
くちびる凍る マナーモード
恋しいよ Oh Oh Oh
泣けるものなら 泣き明かすのに
あなたに いま逢いたい
あなたに いま逢いたい
ため息だけ喚いてる

 

 これが「言いたいけど言えないの…」ってしおらしく歌う曲なら「男性が守りたくなる女性像」だったのかもしれませんが、バッキバキに踊りながら訴えてきます。言えませんけど!!!!!とばかりに。歌詞にもところどころ表れています。「ため息だけ喚いてる」って歌詞すごいな。相反する日本語のくせしてシチュエーションにピッタリはまる。

 

youtu.be

 

 サムネのセンターでこの曲のメインの1人になっている佐々木莉佳子ちゃん、どう見てもジャニーズにいる顔してるのに現役JKらしい。どういうこったよ。彼氏でしょ。

 

 

 

【「共感」させてくんなや~~~!!!!! -『泣けないぜ・・・共感詐欺』】

 

 既に少し話をさせてもらっていますけど、『泣けないぜ・・・共感詐欺』は女の子たちのコミュニティでは欠かすことの出来ない「共感」について、正面から疑問をぶつけています。火の玉ストレート勝負。

 この曲を初めて聴いた時にまず衝撃を受けました。女性アイドルがそれ歌っちゃう!?女性の「共感」について、コミュニティの内側かつ女性の「偶像」であるアイドルが歌うのっていいの?というか、マジか~~~ってなりました。

 

[全米、感動、号泣]ヒロイン重ねて
[全然、颯爽、蒼穹]お決まりのエンド
[全米、感動、号泣]誰か私の目 熱くして

 

 豪速球すぎる。

 

 映画広告でよく見る『全米号泣!!』のチラシにパンチで穴開けにいってますよね。感動する、号泣する、って人間それぞれの感情のはずなのに、そうすることを押し付けないでよ、っていう主張。

 

強引なシンパシー ノれないと損らしい
ひとりひとつの人生に ひとりひとつの感情
テレパシー? 誰もわかんないし
押し売りに負けないのって 素直に言えたなら 勝利

 

 感情が「共感」されるのって、本来ありえないはずなんですよね。人間はみんな違う。あなたはあなたで、私は私。わずかに触れ合う、重なり合う部分で「共感」出来てきたはずなのに、「共感」することが当たり前って、んなの分かるか~~~~~!!!!!ほんまそれな。

 

youtu.be

 

 サムネの上國料萌衣ちゃん、どこからどう見てもSexy Zoneの佐藤勝利くんなのに二人に血縁関係はなく、上國料萌衣ちゃんはジャニーズじゃないらしい。なんで?(素直な疑問)

 

 ちなみに『マナーモード』と『泣けないぜ・・・共感詐欺』の振付担当は同じ方とのこと。バキバキダンスなのに女性らしさすごく出ていて、女の子ならではの強さをより際立たせてくれていると思います。

 

 

 

【結局はラブでしょ!!!!! -『46億年LOVE』】

 

 この曲についてはまずPVから。

youtu.be

 

 情報量が多い。

 

 サムネの時点でひとしきり爆笑した曲です。なにこれ。

 スフィンクス自由の女神人工衛星と衛星惑星そしてアイドルが映っている映像って宇宙規模で探してもこれしかないだろ?極めつけに「5000兆円欲しい!!!!!」みたいなフォントで「46億年」ですよ。風邪引いて熱に浮かされたときに見る夢でももうちょっと落ち着いてると思う。

 そして再生してもらったら映ったと思いますが、サビではスフィンクスがビート刻んだり、トーテムポールがビート刻んだりしてるんですよね。比喩でも誇張表現でもなくそのままをお伝えしています。字面だけ見ると狂気しかない。

 

 

 そんなトンチキ臭がハンパないPVの『46億年LOVE』ですが、曲も歌詞もめちゃくちゃ愛と女の子の強さに溢れています。

 

「一生守る」とすぐに誓うけど
あなたの一生って何度目?

 

 すみません!!!!!!!!!!!!!!

 

 一番のAメロの一行目という冒頭も冒頭の歌詞なんですけど、こんなこと女の子に言われたらちびりません?スミマセン…って目をそらしたくなりませんか?さっきからジャニーズにいる顔だってうるさく言ってますが、ジャニーズに代表されるキラキラ王子様曲に真っ向からグーパンチかますような歌詞。アンジュルムってジャニーズじゃないんだ……。

 

もしも争いのない未来 誰かが堪えてたら意味ない
夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく今どき 

 

 女性が進出する社会になって、働く女の子もすごく多くなったんじゃないかなと思います。

 「将来はおはなやさんになるの~!」って明るい未来に夢見ていた時期は、もう昔になってしまったかもしれない。こんなことしたかったのかな…って悩む女の子もきっといると思います。

 悩んで、立ち止まって、弱くなる時があっても、前を向こうって思えることは本当にすごい。「強く生きている」って胸張って言ってもいいんだよ、って肯定されているように感じます。

 

来てよ!優しい愛の時代

女も男もみな人類
歴史に名を残す前に
アツい電話くれなきゃ
無理 無理

I say ノってこう
結局はラブでしょ
地球回る 宇宙もDance Dance
ノってこう
大きなラブでしょ
愛は超える 46億年

  

 結局はラブなんだな!!!!!!!!!!!!

 そっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 なんだかんだ、「共感」だの強く生きるだのどうのこうの言ってきましたが、結局はラブです。間違いねえ。最後に勝つのは愛だしな。

 いろいろこねくり回しちゃうし考えちゃうし、う~~~ん難しいよ~~~エ~~~ンってなること多いですけど、エンエンなっちゃったらこれです。結局はラブなんです。ラブ。嫌なことあったらダンスダンス!!!!!!ハッピーならダンスダンス!!!!!!ヒュウ!!!!!!!!

 ハッとさせられるような歌詞なのに、ものすごく多幸感に溢れていて、元気になれる曲です。最高。

 

 

 

 さて、アンジュルムの魅力・強さについて、ざっとではありますがお話させていただきました。

 これ以外にもアンジュルムにはいっぱい良い曲があって、その多くが女の子の強さに溢れています。アンジュルム強い。最強。

 

 紹介させていただいたのはアンジュルムが今の体制になる前にリリースされた曲なので、現在の12人体制では、また歌割や立ち位置など、パフォーマンスが変更されています。

 そして、12人体制のパフォーマンスが見られるのは明日から始まる「アンジュルム コンサートツアー 2019春 〜輪廻転生〜」にてラストとなります。

 

 

 ちょうど1年前の今日、アンジュルムのリーダーである和田彩花さんの卒業発表がありました。

 和田彩花さんはアンジュルムの前身、スマイレージ結成時からの初期メンバーであり、彼女が卒業することにより、スマイレージ時代のオリジナルメンバーはいなくなります。

 アンジュルムのリーダーで、誰よりも長く、誰よりもお姉さんでグループを引っ張ってきた和田彩花さん。ハロプロのリーダーでもある彼女のグループ、そしてハロプロへの貢献度は非常に高く、一つの時代が終わるのだと感じています。

 

 アンジュルムはリーダーの卒業を迎えることとなるわけですが、和田彩花さんが卒業することに対して、寂しさはあれど、不安は感じていません。自分でも驚くほどに。

 和田彩花さんはアンジュルムに対していっぱい愛を与えてくれました。愛情を持って後輩たちを育ててくれました。それは間違いなく、ラブです。和田彩花さんのラブはアンジュルムのメンバーに受け継がれ、アンジュルムはこれからもアンジュルムとして強く、ラブをもって成長してくれると確信しています。

 

 明日から始まる、最初で最後の12人のツアー。

 輪廻転生するアンジュルムを、この目で見届けたいと思います。

 

 

 

 ――――アンジュルムって、何で出来ている?

 ――――とびっきりの強さと、大きなラブ。

 

 

 

 

円盤を明日にでも発売してください~「untitled」コン福岡備忘録~

 恋をすれば女の子は綺麗になると言うけれど、同様のことがオタクにも言えると思う。

 

「コンサートキメたら体調がよくなりました!!(20代・女性)」

 

 記憶がフロッピーディスク並にポンコツ(多分この喩えすらもう古い気がする)なもんだから、このようにブログ形式で長々とレポを書くことはそもそも不可能じゃないかと躊躇っていたのだが、コンサート始まるMJD5秒前まで吐き気と腹痛を訴えていた死にかけオタクが3時間で奇跡の復活を遂げるという現代医療もびっくりな体験をしてきたので、この奇跡体験アンビリバボーを共有する使命があると思い、今ここにしたためている。

見ての通り見苦しい文章かつ主観しかない記憶の断片集なので、チラ裏程度に見てもらえたら嬉しいです。

 

 

 

 コンサートの様子を綴る前に少し、今回のアルバム「untitled」について語らせてほしい。

 

 既に各所で語られているように、嵐18年目のアルバム「untitled」は攻めたアルバムだったと思う。

 結成して18年経つグループが「untitled」という、象られていない・名前がないと宣言するようなアルバムタイトルを引っさげてくるのにも驚いたし、そのアルバムの中心となる曲は「未完」だ。

 

 嵐は、完成していないのか?

 

 「untitled」、そして「未完」というタイトルと内容を豪速球でぶつけられたおかげで、深読み大好き拗らせオタクの皆々様は見事に地に倒れふすことになったわけだ。

 「未完」だからこそ終わらない、「未完」だけどここまで来ている。「完成している」とは何ぞやと、改めて日本語の意味を考えさせられた。そして多分それこそが彼らが今回ぶつけたかったものだと思う。すげえ痛い。楽しい。大好き。

 ちなみにこの「未完」「完成」問題については嵐さんそれぞれコンサートパンフレットで回答しているので、パンフレットを持っているよいこのみんなは見よう。

 

 

 さて、アルバムの曲についてはコンサート内容と同時に語っていくこととして、まずはオープニングアクトから。

 

 会場に入った時に真っ先に思ったのが、

 

「メンステ、近くない…?」

 

 それもそのはずで、今回のメインステージ、驚くほどに何も無い。

 今までのコンサートだったら、正面スクリーンとサイドスクリーンの間にそれぞれのツアーを象徴するようなシンボル(垂幕だったり機材だったり)が置かれていたと思うのだが、それが一切ない。巨大なスクリーンがドン、と真ん中にある。それだけだ。そこに映像が映しだされていた。

 ステージから客席までの距離は変わっていなかったのだろうが、スクリーンにでかでかと映像が映し出されていたために「近い」と錯覚したのだ。そしてこの錯覚は数分後に惨たらしい殺戮をもたらすのだが、知らないこの頃は非常に幸せであった。ある意味無知って幸せだ。

 

 スクリーンに映し出されていた映像の内容としては、額縁が点在しており、そこに様々な風景が切り取られているものだった。それが開演時間が近づくにつれ、少しずつ動き出す。時限爆弾か?(語弊です)

 開演時間ピッタリに時計の音が鳴り、点在していた額縁は数を増やし、まとまっていく。

 正直このあたりから泣き始めていて視界が滲んでいたので、円盤には滲んでいない映像がしっかりと収録されることを望んでいる。

 

 

1.Green Light

 

 1曲目から鈍器。

 アルバムの曲順でも1曲目に設定されているこの曲、もうどう聞いても「はいコンサート始まりま~~す!!」としか聞こえなかったので、こいつは絶対1曲目だと構えていたけどやっぱり1曲目で倒れた。

 曲名に合わせてペンライトが緑に輝いてキャッキャッとしているのも束の間、すぐに彼らに殺された。

 

 ちッッッか!!!

 顔ちッッッか!!!!!

 

 巨大スクリーンのせいで、嵐さんの顔が10000000倍くらいになって映し出されていた。テレビを部屋を暗くして画面から離れず見てね状態とでも言えばいいのか。体感目の前である。イケメンの暴力に耐えきれず思わず仰け反った。心臓によろしくない。

 

 そんなわけでGreen Lightは「顔がよかった」という記憶しか残っていない。私が入った公演のことだけいえば、みんな爆裂にビジュアルがよかった。顔がいい。同じことしか言えなくなってきたので次に進む。

 

 

2.I'll be there

 

 確かあれは去年の3月だったか。FNSで突如披露されたこの曲を聴いて堅く決意したのを今でも覚えている。

 

「人を殺してでもコンサートに行きたい」

 

 結果的に無事にチケットがご用意されたので修羅の道は進まずに済んだのだが、流れ始めた瞬間嬉しすぎて泣いた。2曲目でもう2回泣いている。ペースが早すぎる。

 

 まあそんな私情はさておき、またこれもスタイリッシュでカッコよかった。

 Green Lightの時に顔の衝撃が強すぎて確認出来ていなかったが、よく見なくても衣装もカッコいい。ちょっと貴族風かな?私は嵐さんの歩いている床になりたい選手権に毎年エントリーしているので、あの衣装着た嵐さんにI'll be thereのサビのステップで踏まれたい。

 サビといえばみんなポケットを手を突っ込んだり、腰に手を当てポケットに突っ込むフリをするのに、大野智くんは手をひらひらとさせてリズムとっててバリクソにイケメてました。ぼかあ大野智くんがリズムをとる仕草が大好きだ。

 映像も「貴族探偵」のあのシャレオツED風編集で見ていて楽しかった。これから何十回も言うはめになるけど、Jストくんは後ろの映像込で収録してくれよな~頼むぜ~~。

 

 

3.風雲

 

 なんだこの助走つけて殴り倒してくるセトリ???

 

 アルバムの曲順も前半あまりに勢いがありすぎて「何これ(困惑)」となっていたが、顔の暴力にやられて好きな曲と衣装にやられていたために既に「やめて(懇願)」となっていた。「イエーイ!嵐だよ!死ね!!」くらいの勢いがある。かかってこいと言いながらムビステで後ろに来るから、いやお前が来るんかい!!!と動揺した。(そういえば動きを事前に確認していなかったことをここで思い出す)

 すっごい煽ってくるので楽しいです。自分も戦闘民族になれたような気がします。多分本気出せば金髪になれた。

 

 

4.Attack it!

 

死体蹴りやんけ!!

 

 「風雲」を聞いた時に、あの曲の勢いと歌詞の雰囲気から「Attack it!っぽいなあ~。嵐さんAttack it!のこと思い出してくれてセトリに入ってたら嬉しいけど…まあないよな~~」と盛大にフラグを立てていたので、札幌初日のセトリを見た時に五度見くらいした。

 覚えてたの?

 思い出してくれたの??

 それをなんで連続で入れてくるの???

 正直明確な殺意しか感じなかった。

 

 申告するのも恥ずかしいほどの新参者なのでAttack it!が出た頃はまだファンではなかったし、後から円盤で見て10周年で攻めの姿勢見せてくる嵐さん好きだなと思っていたけれど、それを18年目でまたやってくれるとは思わなかったので嬉しかった、というより惚れ直しました。

 嵐すごい。18年目でも外野の言葉をシカトして突き進んでいる。かっこいい。

 

 久しぶりのAttack it!でも定番のパフォーマンスは健在でした。

 翔さんのあの変顔も生変顔だ~~!!と興奮したのですが、何よりも興奮したのがにのあい高速かけあいパートでの「笑顔に紛れた大怪獣」さん。34歳の大怪獣マジあざとい。許さない。かわいい。許す。

 

 Attack it!終わり頃に挨拶が挟まるんですが、大宮が挨拶聞かずに暗闇でこそこそくすくすしていたので、そういうとこ変わんないな!とキレながら愛でていました。34歳と37歳のおじさんふたりいつまでもかわいい。

 

 

5.Happiness

 

 やっといつもの曲が来て安心した…。

 

 トロッコで移動しながら客席を煽る嵐さん可愛かったというのが総評なんですが、翔さんが最後の「YEAH YEAH YEAH」で煽ったあとにレスポンスを耳に手を当てて聞いてくれて、嬉しそうな笑顔でグーサイン出してくれたもんだから、株式会社櫻井翔に就職したら向こう100年くらいは働けるなと思いました。

 翔さんに褒められたい人生だった。

 

 この後ナレーションのインターバルを挟んでユニット曲ゾーンに入ります。

 嵐さんのナレーションの声良すぎて24時間365日聞いていられるからNHKさんあたりは軽率に嵐さんにナレーションのオファー出してください。

 

 

6.UB

 

 圧倒的にのあい。

 圧倒的に にのあい。

 

 事前にレポを読んでいた時から恐ろしすぎて悲鳴を上げていたのだが、実際に目の当たりにしても悲鳴を上げた。

 

 お揃いのセーター着ていたとか表情がとかまあそのへんも相乗効果になっているんだろうけど、本当に歌詞通りに「一つもの」であって、「二つ」になることで互いを別のものとして認識している、謂わば一卵性双生児ほどの同一性を感じたんですよね。

 背丈だけであれだけ差異があるのにそう感じさせるほどぴったりとしていて、そしてズレがないように見えました。練習の賜物なんだろうなあと感動しましたね。

 

 そしてそのすごいものを見たあとに、フェードアウトするまで二人が笑顔で手を振りあっている様子を見て、今日も世界は平和だなと思いました。

 にのあいフォーエバー。

 

 

7.Come back

 

 結婚して!!!!!

 

 あまりのカッコよさにやられると単体だろうが複数だろうが結婚して!と叫ぶ悪癖があるのだが(決して本当に結婚してほしいわけではなくただの昂り)、出てきた瞬間叫んだ。

 

 翔潤 is 最強

 

 各所で本人達が言ってる通り、この曲はまさしくこの二人のことを歌い上げている曲であり、この二人でしか歌えないものとして君臨している。

 荒削りの期間を越えた30後半の男性がスカジャン着てゴリゴリ踊りながら挑発的な目して確かな存在証明してるんですよ……むり……すき……みんな見て……最強の二人を見て……。

 かけあいが多い曲だからこそ1人が際立ちながら互いを際立たせていたし、もう一人が歌っているのを腕組みしながら見ているのエモくてその場でのたうち回りたくなった。迷惑行為だからよいこのみんなは真似しないでください。

 

 

8.夜の影

 

 既に申し上げている通り私は大野担であり、大野智くんのその類まれな才能と才能を持ち合わせた彼という存在全てが好きなのだが、「夜の影」は大野智くんのどんなところが好きかを再確認せざるを得なかった。

 

 自担って最高の生き物だ。

 

 「夜の影」は大野智くん振付の楽曲であり、大野・松本・二宮の3人のダンスナンバーである。

 この楽曲を大野智くんが振り付けると聞き、そしてその発案が松本大先生だったと聞いてから松本大先生を拝み倒す日々が続いていたが、実際に大野智くんの振付を見てさらに感謝したくなった。

 大野智くんの振付は非常に独特で、曲調や音に合わせるのが最大の特徴と言われているが、私はそれ以上に「特性を活かす」ところが好きだ。その振付を踊る者の特性を最大に活かす。5人楽曲の時にそれを感じることが多かったが、本人もやるのは初めてという3人楽曲、正直ワクワクしかなかった。

 蓋を開けてみれば、大野智くんの「嵐」への理解は深かった。

 「嵐」がどう動けば一番映えるかを彼は理解している。5人揃った時にそれは発揮されるのかと思っていたが、彼は個人の特性をも把握していた。滑らかな動きが得意な松本・二宮のことを理解し、自分もそちらにハメていくことで、1人1人が際立ち、さらには互いをも際立たせるという相乗効果を生み出していた。

 

 有体に言おう。

 めちゃくちゃえろくてかっこよくて最高だった。ありがとう。

 

 「夜の影」でもカメラワークが凝っていて、後ろにわらわらいるJr.が持っているスマホで映した映像がそのままスクリーンに流れる(風?)演出になっていて、頼むからマルチアングルで収録してくれと切実に願った。ほんと頼むぜマジで。

 

 

9.バズりNIGHT

 

 なんだこのおじさんたち?????

 

 我らが絶大な信頼を置く多田慎也さん作曲のこの楽曲を聞いたオタクは初見で間違いなくズッコケたと思うし、「こんなんパフォーマンス絶対やばいやつだろ…」と戦慄していただろう。そして流れてくるレポが軒並み、

「キモオタの格好してオタ芸していた」

「女装して真顔でパラパラ踊っていた」

「驚くほど意味が分からない」

というものばかりで現場から何もお伝え出来ていないように思うが、私からも弁明させてほしい。

 まったく意味が分からなかった。

 

 起こったことをそのまま説明するなら、「キモオタコスをした大野・櫻井・相葉の3人(以下バズり組と呼ぶ)が伝説の3人と称されるヤマンバギャル(バズり組女装)のコンサートに行くためにアキバへと繰り出し曲の途中で自らが女装(びっくりするほど似合っていない)してセンステで真顔でパラパラを踊る」というパフォーマンスだったのだが、これを理解できるように説明しろと言われてもこれ以上の説明しようがない。「夜の影」の余韻もぶち壊して謎のパフォーマンスばかりが記憶に焼きついた。集団記憶喪失楽曲として後世へと語り継がれることだろう。

 どうでもいいけど自担の女装顔はちょっとかわいくてアリだなと思ってしまったので非常に悔しかった。君は定期的に女装して満更でもなさそうな顔をするのをそろそろやめてくれ。

 

 この後でミニMCが入って女装を散々いじられた後に、またナレーションのインターバル。ここだけでも温度差で風邪ひきそうになるけれど、大野担は重度の風邪を引くはめになるので構えてください。

 

 

10.つなぐ

 

 映画「忍びの国」の主題歌として発表されたこの「つなぐ」、自担のセンター曲であり、そして大野智くん振付ということで2017年私に二度目の「人を殺してでもコンサートに行きたい」決意を固めさせたシングルであるが、私はこの「つなぐ」が始まる前のアクセントダンスからの曲のパフォーマンスを全世界に見ていただきたい。

 

 自担って最高の生き物だ!!!

 

 「つなぐ」が始まる前に大野智くんソロのアクセントダンスがある。これは「マリオネットのように糸で操られた大野智くんが最初は糸に操られたような動きを見せるが、徐々に自分の意思で動き、最後は自ら糸を断つ」というストーリー性を持ったアクセントダンスである。

 そのアクセントダンスの美しいこと。糸に引っ張られた時に発生する反動やしなり、ブレなどをダンスという形で見事に表現していた。大野智くんを操る糸は映像でしかないが、彼は間違いなくあの瞬間、糸を断ち切ってみせた。そして揺るぎない自分として、嵐のリーダーとしてセンターに立って率いていた。日本刀のような風格と切れ味を感じた。

 誰この人……さっき女装してたさんじゅうななちゃいどこ…。

 

 衣装も軍服チックで抜群にカッコよかった。この1曲だけで脱いでしまったのがもったいなく感じたが、逆に言えば1曲のためだけにあつらえたとも言える。特別感。

 ステージに落ちた5人の影をモニターに映し出し、それをパフォーマンスしている5人をシルエット状に見せるという表現がクッソ好きだったのでモニターも込みで収録してくださいお願いします。

 

 

11.抱擁

 

 みんな~~!

 みんなの大好きな大人余裕溢れる嵐さんのターンだよ~~!!!

 

 三十代も半ばになって嵐はこういうしっとりとした、落ち着いたBARのような雰囲気を持つ楽曲が本当に似合うようになったなあと思う。シルク地のゆったりめのシャツを着て余裕たっぷりに軽く踊り上げる姿がかっこいい。本当は見ているほど軽く踊り上げているわけではないのだろうけど、それを「軽く踊り上げている」と錯覚させるのが、嵐がこの年になってきて身に着けたテクニックなのだろう。

 全体的にしっとりなのにラップのターンのなった途端にちょっとアップテンポになってシャカリキに出てくる翔さんが大好き。ラップ一節で4万人を抱擁するショウサクライ爆イケ。

 

 

12.お気に召すまま

 

 かわいい!これは可愛かった。

 わちゃわちゃ楽曲じゃないけど「かわいい」と感じる楽曲はいくつかあると思う。近年で言うと「Bittersweet」「Love Wonderland」あたりだろうか。ちょっと女性アイドルを彷彿させるような可愛らしい振付が入ったりして、歌詞は恋する男子そのものなのに、「かわいい」と表現したくなる。花ゆめ長期連載感というのが一番近いだろうか。(これで伝わるかどうかは度外視する)

 衣装はさっきの「抱擁」と同じままなのに、パフォーマンスだけでここまで違って見えるものかと驚いた。さっきはBARで妖艶に微笑む三十路素敵☆年上だったのに、今はカフェテリアでにこにこ笑顔のかわいい☆年下である。1曲で干支一周してる。末恐ろしい。

 

 

13.GUTS!

 

 確かこの曲だったと思うのだが、センステから移動するときに通路を通っていく際に、ちょうど相葉さんが通るルートと二宮さんが通るルートに挟まれたブロックにいたもんだから、「こっちからは相葉くん!こっちからは二宮くんが!?イケメン二人に挟まれて私選べない!どうなっちゃうの~~!?」と今時少女漫画でも激寒な環境を疑似体験できたことを報告する。(結局欲張りBBAだったので時間差で両方にキャッキャしてた)

 ムビステ上で、本来なら球を投げる振付ををするところを5人でボウリングの構えしてストライクキメできゃいきゃいしてたのが可愛かった。そら5人で同時に投げたらピン吹っ飛んでいくだろ~~~~かわいいな~~~も~~~~。

 

 

14.Doors~勇気の軌跡~

 

 嵐は年々歌が上手くなっていると言われていてすごく嬉しいのだが、そう感じてくれている人にも、まだ嵐の歌の魅力に気づいていない人にも見ていただきたいのがこの楽曲だ。

 ソロ・ユニゾンが固定でなく、様々な組み合わせやパート分けで構築されている。1人1人の歌声も、コンビも、トリオも、そして5人の声を存分に堪能できる構成の楽曲だ。それをステージ上で綺麗に歌い上げていて、そしてするすると舞い踊っていて見惚れた。

 私が特に好きなのが1番サビ終わりの翔さん、そして大サビの翔さん。ドラマと同様にメッセージ性の強い楽曲、こういう楽曲を櫻井翔くんに歌わせると説得力が半端ねえなと思う。早く株式会社櫻井翔に転職してはいかイエスしか言わないお仕事をしたい。

 

 

この後みんなだいすきMCを挟むのだが、申し訳ないがあまりに断片的というか自分に都合のいいところしか覚えていない(大野智くんがここでこう喋ったとか偏りすぎな記憶しかない)ので、このブログでは割愛させていただく。Twitterとかにそのへんは記憶完璧な方がいると思うのでそちらをご参考ください。

 総評すると大野智くんがかわいかった。いつもか。

 

 

15.Sugar

 

 優勝!!!!!

 

 「Sugar」に関してはアルバムを聴いたよいこのみんな「は?なんでこれシングルじゃないん?」と「Sugar」が世間様に見つかりにくい位置にいることに憤りを感じていたと思うし、私も『何故これをシングルにしなかった大賞2017』に挙げているほど大好きなのだが、これはもうオタク全員大好物だと思う。そのくらい言い切ってしまっていいほど、抜群にカッコよかった。

 「Sugar」の前にアクセントダンスが挟まり、今までの楽曲アレンジがメドレー方式になっていて、それを踊る嵐さんにボルテージが徐々に高まっていくわけだが、イントロでもうダメだった。

 カッコいい。嵐あまりにもカッコいい。

 大人の色気が助走をつけて殴りに来る。4万人の美少女戦士を絶対に殴り倒すという決意しか見えない殺傷能力の高いダンスだ。2番のカメラのつけ方や演出のかけ方とか、これリアルタイムであってるんですよね??と聞きたくなるくらい計算しつくされていて、オタクが作った編集動画を見せられているのかと思った。最高か?もうその映像でいいからシングルカットしない?しよう??

 まあ5人5様素晴らしくえっちだったのだが、特に気だるげな二宮さんの上から目線と挑発的な翔さんの下からの目線が衝撃強すぎてよいこもいるのにダメですよ!!と言いたくなったので、よいこの二宮担と櫻井担はおかあさんに許可をもらってから見た方がいいと思います。

 

 

16.NOW or NEVER

 

 かっこいいの後にかわいいで死体蹴りしてくるのやめようぜ~~~頼むよ~~~~。

 

 MVのあのサスペンダー衣装と振付にやられたおともだちは数多くいると思う。しかし振付があまりに細かすぎたので、これをセトリに組み込むのは難しいだろうと思ったいたのだが、ここで来たのは予想外であり嬉しかった。しかもサビは踊ってくれる!かわいい!かわいいが渋滞している!ありがとう世界。

 この曲、推しふたりが一緒のペアで動いていたのですが、ずっとゼロ距離でくっつきあって動いてて、顔の前に手をピロピロやりあって邪魔をするという今日び小学生でもやらないイタズラをやりあっていたので一生やってろと思いました。推しが可愛くて今日もメシがうまい。

 

 

17.Pray

18.

 

 この2曲はちょっとセットで語らせてください。

 「Pray」が始まる前に、ナレーションのインターバルが挟まるのだが、ここのナレーションは他と毛色が少し違って、「一緒にいたいと願っていたのにいれなかった」ことへの後悔の念が綴られている。先に言ってしまうと、今までインターバルで流れたナレーションの言葉は全て「Song for you」に帰結し、あの歌の歌詞によってツアーの構成が決まっているのだが、「Pray」の前は唯一、バッドエンドというか、「一緒にいられなかった未来」が描かれていた。

 嵐も18年。夢はいつか覚めるもので、アイドルも永遠ではない。「離れ離れになる未来」がないとも限らないし、むしろいつかはそうなる。夢を見させてもらっている私たちは今はそんな未来、考えたくもないのだが、いつかくるその先を彼らは見据えているのだろうかと思うような、ナレーションからの「Pray」「光」パフォーマンスであった。

 

 「Pray」が始まると真っ暗になった会場にぽつぽつとオレンジ色にペンライトが灯され、わずかだけども確かにある希望・未来として表現されている。あたたかな色合いの街並みを背景に歌う嵐さんの姿は幻想的だった。

 そしてさらに「光」。この曲の途中でペンライトは一気に輝きを増し、曲のタイトル通り「光」に溢れる。モニターに映る背景も教会になっており、賛美歌のようにも聞こえる歌。ただ一瞬の逃げとしての「楽しみ」じゃなく、苦しみも悲しみも全て理解して受け止めたうえで「楽しもうよ」と言ってくれているような気がした。

 ここの2曲に関してはペンライトの演出が随一だったので、全景を映してそれを堪能したいと強く思うし、嵐のコンサートの演出力をここで見てほしい。

 何度でもいうけどほんとカメラワーク頼むお願いしますもうなんでもします。

 

 

19.君のために僕がいる

20.PIKA★★NCHI DOUBLE

21.ハダシの未来

22.Believe

23.Monster

24.A・RA・SHI

 

 この6曲は「Song for you」に繋げるための「嵐が今まで辿ってきた軌跡」としてのシングル選抜群だと解釈したので、まとめて。決して書くのが疲れてきたわけじゃないぞ。断じて。

 

 毎回嵐の定番曲をセトリに組み込んでくれるわけだが、今回はテーマが「嵐が今まで辿ってきた軌跡」のためか、ちょうど「Song for you」の歌詞のブロックごとに分かれていたように感じる。デビュー当時(君僕、ピカダブ、ハダシ)、10周年(Believe、Monster)そして全15周年、全てに共通する「A・RA・SHI」。「元気いっぱいで若々しさ溢れる嵐」「子どもと大人の狭間で揺れる嵐」「パフォーマンスが成熟してきて5人でステージに立つことに誇りと責任を感じる嵐」「今ここにいることに感謝を返す嵐」、彼らが歩んできた道のりがそれぞれの楽曲の端々から感じられた。

 特に「Believe」の後半、「Monster」はがっつりダンスがあり、会場が沸いた。今ではテレビで披露するのも貴重な7~8年前の楽曲を、今この年で踊ってくれるのだからそりゃあ興奮もする。あの時とは変わっている。曲発表時からは何年も年を重ねた彼らだからこそ、今できるパフォーマンスをしてくれた。『歌って踊る』ことに重きを置いていると、そう公言するにふさわしい流れだったように思う。

 

 またも懲りずに自担の話をさせていただくと、席がアリーナ後方に位置していたため、「Monster」時にムビステ上で自分のパートを待つ大野智くんを後ろからのアングルで拝むことが出来た。

 「Monster」の大野智と言えば最初のサビでラスボスかのごとく後ろから登場する様が非常に凛々しいのだが、その待機中はメンバーによって隠されており、お姿を拝むことはなかなか出来ない。貴重なアングルを拝ませてもらえたと思う。

 下を向いて左足でリズムをとっていました。みなさん。大野智くんは待機中にリズムをとっているんです。ときめきポイントがまた一つ増えました。これだからオタクやめられない。

 

 これらの楽曲の後には最後のナレーションのインターバルが挟まる。勘のいい人なら既にナレーションが次の曲に続いていることに気づいているだろう。

 さて、ここからが嵐の今回のコンサートのズルいところになる。

 

 

25.Song for you

 

 みんな聞いてくれ。

 ディズニーが始まったと思ったらミュージカルが繰り広げられて神話の世界になっていた。

 

 何一つウソはついていないのだが、何のこっちゃ伝わらないと思うので稚拙な言葉にはなるが書き記していく。

 そもそもこの「Song for you」、聞いた瞬間オタクは全員こう思ったと思う。

 

「いやこれ20周年の曲じゃないんかーーーい!!!!!」

 

 デビュー当時、10周年、15周年、そして現在の嵐の軌跡を約11分という長尺で「組曲」という形で一つの楽曲とした「Song for you」、歌詞も歌割も曲の構成も何もかもお腹いっぱい過ぎて、何故これをこのタイミングでという疑問しかなかった。

 そう、この「Song for you」だけだったら、これは2年早い曲になっていただろう。だがしかし、「untitled」のリード曲は「未完」であり、「Song for you」と「未完」は二つで一つの曲なのだ。だからセトリ内でも連続していたのだと思う。ここで軌跡と感謝を歌い上げ、自分たちがどこに立っているのかを確認した。そうして5人向いた方向へと進みだすのを歌い上げたのが「未完」だ。「未完」についてはまた次に話すとして、とにかく「Song for you」については、ただ単にファンへの感謝だけを述べた曲ではないと言いたい。もちろん感謝もあるが、それ以上に「嵐という存在の成り立ちと存在の確認」であるとお伝えしたい。

 

 大野智くんのソロから始まるこの楽曲、彼は紛れもなく嵐のリードボーカルであり、嵐のリーダーなのだと認識させられる。ほとんどアカペラのような状態で、彼は声だけで会場を黙らせたし、曲の始まりを告げた。何か大きい存在がそこにいたように感じた。

 そして各パート。にのあいと翔潤にユニゾンが分かれているわけだが、……これも狙っていてやっていたとしたら恐ろしい限りなのだが、今回ユニットでコンビを組んだ2組がユニゾンに分かれて歌っているのだ。しかも、そのパートにゆかりのある写真や背景を出して、昔の彼らの写真と今まさに歌い上げている彼らの映像を重ね合わせながら。このコンサートの構成自体が「Song for you」へと帰結するものだったのかと解釈し、咽び泣いた。いやあの場ではそこまで解釈していなかったのだが、咽び泣いた。だって、ずるい。当時と現在をだぶらせるのはずるい。分かっていたけどずるい。

 そして5人パート揃うところでは、5人一列で並んで歌い上げている別撮りの映像とステージ上で歌い上げている映像をダブらせてくる。ほんときつい。誰も欠けていないのだと、欠けていかないのだと、そういう意思を感じた。きつい。

 一番涙腺を刺激したのがデビュー当時のハワイの写真とまったく同じ並びを再現した15周年のハワイの写真を重ね合わせるという演出だったのだが、「もうこれ絶対重ね合わせるやつやんけ~~~!!はい重なった~~~!!」ってギャグみたいな反応していたのにボロ泣きしていた。多分そういう風に反応でもしておかないと、その場で泣き崩れていたと思う。もうBBAの涙腺ガバらせるのはやめてくれ。

 

 ディズニーみたいなイントロで始まって、歌詞に合わせてユニゾンや演出でミュージカルのようなステージが造られていたのだが、私の涙腺がガバガバになっている間に後ろの映像がいつの間にか嵐in宇宙みたいになっていたので、「神話だ……」と思ってしまい、それ以降が神話の世界を見たとしか記憶されていない。嵐は神話だったんだ…。そっか……。そんな気はしていた……。

 ここまで既に何度もモニター込みで全景を映したカメラを収録してくれと懇願しているが、もうこの「Song for you」に関しては全景が収録されないとあっては暴れまわるまであるので、いくらかかってもいいから出してほしい。頼むから払わせて。神にお賽銭を投げたいんだ。

 

 

26.「未完」

 

 何がミュージカルだよ!!!!!

 嵐のコンサートやんけ!!!!!!!

 

 「Song for you」で「いいコンサートだった…」と余韻に浸っていると、とんでもないことになる。ましてや神話の世界だ…とか夢見心地になってはいけない。三十路の男性アイドルグループに正面からぶん殴られるハメになる。

 

 あの高揚。

 あの迫力をなんと言ったらいいのだろうか。

 

 単純に「カッコいい」「美しい」「気分があがる」「感動する」こういう表現ができる曲は嵐の楽曲ではいくつもある。「しんどい」曲もいくつか該当するだろう。

 しかし、「未完」はそのどれでもあって、どれでもなかった。圧倒された、という表現が一番近いだろうか。豪風が正面から吹いてきて、まともに立っていられないあの感じ。まさに嵐を感じた。そのくらいどうしようもなく強くて、惹きつけられた。

 

 先ほどまで映像や衣装、ペンライトで世界観を綿密に作り出されていたためにあたかもミュージカルを見ているような気分になっていたのだが、「未完」は真逆だ。バキバキに鳴るサウンドと、ハッキリと明滅するライト、そしてシンプルな衣装。嵐はタイマンをはりにきていた。数秒前までキラキラ衣装に包まれていた王子様が拳で勝負してくるとか聞いていない。力強い歌声と表情、武闘のようなダンスに私は負けた。

 「一緒に行こうよ」でも「ついておいで」でもなく、「ついてこれるか?」「この波に乗れる?」って聞いてくるんですよ。俺たちまだまだやれるけど、どうする?と。いやそんなん……ついていくに決まってますやん……。ついていかせてください……。

 

 「未完」どこをどう切り取っても文句なしにカッコいいのだが、ノックアウトを食らったのは櫻井翔くんのラップ。

 「ただそう前だけしか見ない 目の前には誰もいない」と低く歌っているときに、手で前を払う仕草をしてきて、吹っ飛びました(私が)。誰もいないというか~~薙ぎ払ってるじゃないですか~~~も~~~~SUKI……。

 

 「Song for you」で締めずに、次に「未完」を歌い上げてコンサートを締めるところが最高にズルいと思ったので、松本大先生には感謝してもしきれませんし、早くお金を払いたい気持ちでいっぱいです。明日にでも円盤発売しよう。

 

 

27.ワイルドアットハート

28.サクラ咲ケ

29.彼方へ

30.カンパイ・ソング

 

 アンコール前の衝撃が強すぎてアンコールの記憶吹き飛びかけているのだが、アンコール・Wアンコも嵐さんいっぱい走り回ってふざけまくってて可愛かった。可愛かった。大事なことだから二回言いました。もうね~~~そういうところが好きなんだよな~~~。

 

 「彼方へ」、最初にアルバムで聞いた時にアンコール前か後に持ってくるだろうと予想していたけれど、納得の位置でした。この「彼方へ」もメンバーそれぞれの声がハッキリと分かって好きです。

 Twitterで最近よく「銀テ発射されるときにメンバーがファンサしたりわちゃわちゃしたりするからみんな注目しよう!」と聞くので目を皿にして見ていたら、顔見合わせてにやにやしていたり、某S極さんとN極さんが自担を挟んでふざけあいっこしていたので今すぐ自分の脳をHDDに焼きつけたいと切実に思いました。

 

 あと「カンパイ・ソング」。これはこのツアーだけのアンコール曲にするにはもったいないほどに、アンコールにピッタリな曲だと思う。

 ペンライトをグラスに見立ててメンバーと一緒に「かんぱーい!」ってするのも、「発酵!発酵!」とわけわからんC&Rするのも、セリフパート聞くのも、もう何もかも楽しい。楽しさしかない!イエーイ!ウルトラハッピー!!明日からも頑張りましょーー!!ヒューーー!!!という気分にさせてくれる。いや~~単純バカなオタクやっててよかった。人生クッソ楽しい。嵐って最高だな!!!

 

 

 ということで3時間弱、あっという間に終わりました。

 始まる前あんなに腹痛と吐き気で死にそうになっていたのに、3時間経ってみれば綺麗さっぱり治って幻を見たような感覚になっていたので、このあと帰るまでに20回以上は「夢……?」と呟いてしまい、精神状態を心配された。

 腕と足に確かな疲労感はあったので夢ではなかったのだろうが、嵐さんの存在確認できたことを信じられないので一刻も早く円盤を発売してほしい。もしくは私の脳をHDDに焼く最新技術をください。

 

 「untitled」コンで早く人を殴り殺したい。

 

 

 

 

 ここからは少し余談。

 大野智くんとっても素敵だったので同担の人だけでも聞いてください。

 

 コンサート序盤でムビステで後方まで来てくれる場面がありました。

 その時に、大野智くんがこちら側を向いてくれたように感じたので、顔うちわをキャッキャッと振っていたら、大野智くん、指を指してくれたんですね。

 「目が合った!」と錯覚するのはオタクの特権ですが、まあいざ自担となると動揺してしまい、おろおろしてしまったわけですが、その時にもう一度「君だよ!」と言わんばかりに両手で指してくれました。

 以前智くんが「時々『自分かな?』ってなる子がいるから分かるまで指す」「自分だと分かった子が喜ぶの見るのがたのしい」と言っていたのですが、それを思い出しました。

 嬉しかったと同時に、こんな人を好きになれて良かったな、と。

 1回のコンサートだけでもたくさんファンサをしてくれて、回数は何十回何百回じゃきかないでしょうから、もちろん大野智くんの記憶中に一ファンが残るとは考えにくいです。

 それでも、ファンの中には思い出として刻まれます。一瞬の出来事が一生のものとして。そういう思い出や時間を大事に思ってくれるんだろうな、とますます彼のことが好きになりました。

 一緒にいる時間を大切な思い出にしてくれる大野智くんのことが、そして彼がいるグループのことが大好きです。

 

智くんありがとう。

生涯あなたの背中を見ていたいです。