あいどるまいどる

二次元アイドルと三次元アイドルにぷかぷかする

きせきという言葉は本当によく出来ている

 

 嵐を旅した日 -はじめに

 

 9月14日。

 嵐を旅してきました。

 

 ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会

 

 このブログは展覧会に行った嵐のオタクがきったねえ自分のメモとしょっぼい自分の記憶を頼りに、展覧会の感想をただひたすらに書き連ねるブログです。

 私の目を通して見たものなので主観ばっかりですし、記憶違いなところも多分ありますし、まあ間違いなく「この続きは自分の目で確かめてみてくれ!」が一番だと思っているので、私もそれを前提にして書きます。つまり書きたい放題ってことだな! 

 

 ここから先はネタバレのオンパレードなので、ネタバレにアレルギーのある方は閲覧をお勧めいたしません。

 本格的に感想を書き連ねる前に、ネタバレにならない範囲でこれから行く方に向けてお伝え出来ることを申し上げるとすれば、

 

 <旅を楽しむにあたって>

  • 大江戸線麻布十番駅」のロッカーはキャリーが入る大きさのものはないので(メトロの方に行けばある)、遠征民はキャリーをどうするか考えてから行こう
  • キャリー引きずって行こうとすると展覧会へ続く道が遠征民を殺す坂になっているので身軽になって行こう
  • 最初に見る映像が機材トラブルの関係で見れないこともある(たまたまあたりました、詳細は後述)。振替券は同会場での使用ということだったので、帰り際に復旧していれば見て帰ろう
  • 記憶を残しておきたい人、小さくてもいいからメモを持ち歩こう(電子機器は×)
  • 館内飲食禁止なのでそのあたりは満たして行こう。トイレも行っておこう
  • 時間を確認したい時は腕時計をしていこう(館内にはない)
  • 滞在時間は集合時間まで含めて2時間程度を見ておこう
  • ショップはカードOK

 

 以上です。ネタバレなしで有益な情報だけ知りたい!という方はここまでご覧いただきありがとうございました。有益になるかどうかは分かりませんが、素敵な旅になりますように!

 

 そしてここからは展覧会の感想です。展覧会に行くまでの一日の流れ、会場の中の様子、そこで感じたことなどをもうただ書きなぐるだけ。何の変哲もない日記です。ちゃんとまともな構成にしても良かったんだろうけど、そんなこと考えている間にポンコツ脳内HDDは記憶の自動消去を始めるのでひたすら書き連ねます。ブログだしなこれ!

 書いていたらあんまり気軽に読める長さじゃなくなったので、目次をつけておきます。読みたいところだけ!という方は目次をご参照ください。

 ということでよろしくどうぞ(cv櫻井翔)。

 

 

 嵐を旅した日 -旅の覚え書き

【展覧会までの道程】

 9月14日。天気は晴れ…てはなかったかな、くもりでした。若干日光があるかな?という感じ。

 24時間Tシャツ着て100m先からでも「嵐のオタクだ!」と分かるような格好で行ったんですが、そのシャツ一枚で風がきもちいい~くらいの気温でした。でもって、そのシャツ一枚だと会場内はちょっと肌寒いかなあと感じる場面もあったので、各自調節できるものを持っていた方がいいかもしれません。

 

 13:45集合で、私が羽田に着いたのが11:45。そこから手荷物受け取ってほぼまっすぐ行って…だったんですが、会場に到着したのは13:25でした。

 なんでこんなに時間がかかったのかと言いますと、大江戸線麻布十番駅」にはキャリーを入れられる大きさのロッカーがないんですね…。ロッカー難民になって、メトロの方まで歩いて一か所たまたま空いていたところに入れられました。多分ここだけで時間をくった。なので、遠征で着いてすぐ会場行くよ!って人は荷物を預ける目処をしっかり立てておきましょう。預けずに行こうとすると、会場までの道程にある「遠征民を殺す坂」で無事に殺されると思います。

 

 なんとか13:25に着いて、ちょっと早かったかな…と思っていましたが、会場内にすぐに案内され、そこで並ぶことが出来ました。でもあんまり早く行きすぎると外で待つことになりますし、やりすぎると迷惑がかかると思うので、やるキッズになりすぎるのは抑えましょうね!

 会場入口にお水サーバーあって「はえ~配慮~~」と思いました。細やかな優しさがほんとにうれしい…SUKI…。

 

【会場入口~展示エリア入口】

 入口すぐ入ってすぐにですね、にのあいがですね、背中合わせで座っていたんですよね……。「ピエ…」て鳴いちゃったよ…。あの……オタク殺すの早すぎません?まだ3歩しか旅してない…。

 

 壁紙がキービジュアルの嵐さんが座っているんですよ!うわ!!顔がいい壁画!!!

 本人確認前のブースは入口側からにのあい、じゅんさと、さくらばと並んでいたんですがま~~~ほんとビジュアルがいい。潤くんが智くんにもたれているように座っててまたそこで「ピエ…」て鳴きました。

 でもって、本人確認後に通されるブースは入口の温かみのある色味とは対照的に、落ち着いてクールな色味でまたイケメン壁画になってて一人でぶるぶる震えてました。ちょうど扉のところが相葉さん、左手にのみ、右手におやま、潤くん…て並んでいたんですけど…やま~~~(やまびこ)!!!もたれているようないないような、絶妙な距離感でオタク死にました。ここって入る前にオタクを淘汰する場所だったんですかね?怖いなあ。

 

 渡されたグッズリストをにこにこ眺めて待ってたんですが、なんと機材トラブルが。最初に見る映像が機材トラブルで見れなくなった、ということで最初「ええ…!」てみなさんがっかりされた声を出されていたんですが、「振替券をお渡ししますので、休館日以外でしたらいつでも映像のみご覧にいただけます」との対応。ええ~~~!配慮~~~!!!こうなることもあらかじめ想定出来ていないと出来ない対応ですよね、これって…。ツイてない…!て思いかけましたが、逆にこれってレアで対応力の凄さも見れてラッキーだったのでは…?

 振替券ですが、「違う会場でも見れるんだろうか…」と疑問に思ってグッズ購入の際にスタッフさんに尋ねたら、「同会場で対応しています」「復旧しているので見て帰られますよ」とのことだったので、ショップを出た後に映像を見て帰りました! なので、映像部分は通常の方と見た順番が逆になってるのでちょっと感じ方が違うかもしれません。もしあたっちゃった方は、時間があるのなら見て帰るのがいいかと!

 

【ワークスクエアシアター】

 復旧して良かった~とにこにこしながらシアターの方へ行ったんですが、向かうまでの道程が薄暗い森の中を歩いているようなセットになっていて、「私はディズニーに来たのか…?」と錯覚しかけました。私このアトラクション乗ったことあるな。小鳥のさえずりも聞こえてきて、これは幻聴じゃありませんでした。妄想と現実の区別がつかなくなってきたな。

 

 シアター内に入って映像が始まると、展覧会のロゴがビリビリビリ~~ってなって、急にデジタルな映像に!「四方どこからでもご覧いただけます!」とのことだったので、デュアルモニター的なヤツか…?と思ったら違いました!四方向が繋がってる!すごい!

 目の前に現れた嵐が後ろに流れていく写真をバックに展覧会の説明をしてくれるんですけど、途中で「あっ、こっちにピカンチあるよ~!」とか言って瞬間移動とか始めたので「これがDIGITALIANちゃんですか…」て白目むきました。背景スターウォーズみがあったので、多分嵐はジェダイで宇宙を救ったんだと思います。

 

 いやあ…嵐かっこいいな…て呆けていたら、「5×20のPVの場所にご案内します」ってアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!でっか!!!!!!!!!!!!顔!!!!!!!!!!いい顔に、エッ!?!!?!?顔良!!!!!!!!!!

 いやあの、好きな顔が自分の5倍くらいのでかさになって目の前に現れて心臓止まらない人います???目の前が櫻井翔くんだったんですけどキャア!!!みたいな声でてそのまま死ぬかと思いました。オタクを囲んで(置いているカメラを囲んでいるのか恐らく)、嵐が砂浜に寝転がって話しかけてきてくれるんですよ…。夢……?

 混乱した状態で、あれ…天然ちゃんは…?て探したら遠い場所で二人でキャッチボールしてて平和すぎて泣きかけましたし、もう始まってるよ!て呼ばれて、わ~~!てスライディングしてきた天然ちゃんかわいすぎてほんとに泣きました。砂がモロに私達にも(ご褒美です!ありがとうございます!)他のメンバーにもかかって、砂ァ!て怒られてる天然ちゃんあまりにかわいすぎてもうですね……私、墓場はこの砂浜にしようと思います。ジェイストームさん、お金なら出すのでこの映像を売ってください。お願いします。

 あらち…かわいい…て泣いてたら、「次は楽屋の風景だよ~」て案内されます(私は後から映像だけの人だったのでここで帰りました)。やだ~はずかしい~て言ってるの女子の会話で、それを見て翔さんげらげら笑っていて、マジでずっとこんなことやってんだな…て超幸せな気分になりました。

 機材トラブル起こる映像てなに…?と思いましたが、これは仕方ない。復旧作業に努めてくださったスタッフさんありがとうございました。お歳暮送ります。

 

【定点観測】

 嵐が「はずかしい~」って案内してくれた先にあるのが、楽屋の風景を写真におさめてくれた『定点観測』。最初この部屋に入った時、「わ!」と思わず声を上げました。

 お写真が壁にびっしり~~~!2009年~2019年まで、楽屋での嵐さんの様子がこれでもかってくらい見れるわけですね。しかもこれ、個人・コンビ・トリオ・5人…全てが入り乱れている!ウォーリーを探せか?まかせろ!と1枚ずつじっくり見ていったんですけど、よく考えたら全員がウォーリーでした。アッこれもそれもみ~んな好きな顔しかいね~~~かわいい~~~

 スイーツ部、マッスル部、ステージ上でのおめでとう写真に髪のセット、ストレッチ…とにかくゆるくて楽しそうで時折どきっとするくらいかっこよくて、そしてやっぱり笑顔に溢れていて、1枚1枚見ていくごとに自分も自然と笑顔になりました。

 ない組み合わせないんじゃないかってくらいほんと各方面に優しい仕様だったんですけど…やっぱりおーみや多いですかね?!(贔屓目)何してるのかよく分からん写真もあって、あらし幼稚園今日も平和だなとにこにこしてました。ところでなんでこの写真買えないんですかね?

 

 お写真の向かい側の壁には2009年~2019年の各ツアーの日程が記載されていまして、「これだけやってきたんだな…」としみじみしました。自分が入った公演日とか見つけるとちょっと嬉しくなりますね。夢じゃなかったんだあれ。嵐が現実に存在するから、現実ってすごいですね。

 

【衣装部屋】

 楽屋お写真の部屋を抜けていくと、お次は衣装展示のお部屋!ちょうど正面に5×10のオープニング・フライングの衣装!その下を抜けて次のお部屋に行くような作りになっていて、衣装の床は透けていて…アッ!?!?これ、ムビステか?!!?!ということはここはステージ!??!とめっちゃテンションあがりました。ムービングステージを考案した松本潤くんにそろそろノーベル賞をお願いします。

 

 お部屋に入って右手前から上にぽぷこん、下にスケスケ、奥がハワイ、左手前は上にあゆはぴ、下に5×20、奥にじゃぽ、そして正面に先ほども記載した通り5×10。全てオープニングの衣装でした。チョイスがいいな~~~。オープニングってやっぱりテンションぶちあがるところですし、そのツアーの印象が強く残るところだと思います。衣装の後ろに映像をさりげなく流して、それで答え合わせできる仕様でした。これを着てコンサートやったんだ、って実感が出来る。メンバーも名前表記ではなく、足元にカラー表記。衣装が目立つように展示されてるんですね。100億点。

 ここから見てねってラインがあるだけで、ケースに入れられているわけでもなかったのでじっくりじっくり見たんですが、ジャケット一つとっても丈の長さやシルエットが違って、衣装さんのこだわりを感じました。スケスケはさすがに一緒だったかな!スケスケ、作りが意外としっかりしててちょっと笑いました。世界一丈夫なレインコートだな。

 そして、嵐大きいなと思いました。いやまあ、私の身長(148cm)から見たらそりゃそうなんですけど!いつもはちっちゃい~~かわいいね~~て愛でてるおーみやですら私の視線より上の位置に肩とかがきてるんですね。男性だ…。個人的なときめきポイントでした。

 

ピカンチ

 ムビステを通り抜けていくと、『ピカンチ』の部屋に入ります。壁に1枚1枚写真が飾られてあって、若かりし頃の嵐を美術館の展示品のように見ていけます。嵐って美術品だしな。わかるわ。

 正面、写真の上には当時の写真を撮ってくださった岡本健一さんのコメントが記載されていました。勉強不足で申し訳ないんですが、このコメントは写真集の時に書かれたものだったんでしょうか…?私は初見かつ展示会場でしか拝見していないので、健一さんのコメントで思い出せるところ、印象に残ったところを以下に載せておきます。ほぼほぼ意訳ですがお許しください。

 

 「ブレイクしたい~~~!!!」と言っている嵐。「ブレイクってどういうこと?」と聞くと、「ブレイクはすごいんだよ!!!」と言う。

 潤くんは「誰よりも好奇心が強く、自分の好きなものを分かっている」。「早く大人になりたがっている」。

 にのみは「負けん気が強いのに、それを表を出さずに飄々としている」。

 相葉さんは「努力が空回りすることが多い」けど、「それを笑い話にしてしまう」。

 翔さんは「リーゼントをキメて、『誰にも負ける気しねぇっす!』」なんて言うのに、「勉強グッズを持ち歩いてずっと勉強をしている」。

 智くんは「誰よりも長けた部分を持っているが、おくびに出さない」。

 もう傍から見ればブレイクしているのに、「ブレイクしたい!」と言っている、彼らはまだブレイクしていないと思っているのか、それとも彼らの言う「ブレイク」とはもっとすごいものなのか。

 異常に仲が良く、仲の良さがあるこの状況が異常。

 彼らの巻き起こす嵐に巻き込まれるのは心地いい。

 

 1人1人に対してのコメントにも、5人に対してのコメントにも泣きそうになりました。

 だって…すごくないですか?『ピカンチ』からはもう10年、いや15年以上も前で、彼らは成長し、当時から状況はがらっと変わっているはずなのに、「ああ、わかるな」と思うんですよ。当時はそうだったんだな、じゃなくて、今でもそうだと思えるところが多い。それは彼らが当時から何も変わらずに止まっているのではなく、変わらないものを抱きつつも歩いてきた証拠なんです。

 とにかく嵐は努力を続けてきて、横には常に同じように頑張っているメンバーがいる状況が、昔も今も彼らにとっては当たり前なんですね。あと、嵐のあの仲のよさって普通じゃないんだ、と改めて知り、私たちが当たり前のように感じている「嵐」の偉大さ・異常さを噛みしめました。異常気象を冠しているグループなんだな、彼らは。

 

【路地裏ギャラリー】

 さて、『ピカンチ』の部屋を抜けると『路地裏ギャラリー』に辿り着きます。ここは入口から入って三面にそれぞれテーマの違う展示品が壁に飾られています。順路はありませんが、私は左手から見て行ったので左手より順に記載していきます。

 

 入ってすぐ左手。嵐ミッキーの原画。

 グッズ詳細出た瞬間に笑い転げて、これよくディズニー許してくれたな?!とビビり散らしたんですが、「許してくれたんで飾りま~す」とばかりにミッキー鎮座してて声出して笑いそうになりました。グッズみたいに背景色があるわけじゃなく、ほんとに原画のままなので筆圧もわかります!手前からamnos順に並んでいました。

  • 相葉さん→鉛筆の跡がうっすらと見える…!ちゃんと見ながら描いてくれたんだろうな…努力の跡が見えて好き!ってなりました。線がざかざかしていて、一番原画感がある。
  • 潤くん→グッズ見た時から追ってましたけど、眉毛寄せましたよね?ガシガシって、眉毛太くしましたよね???このミッキー、低音で「やあこんにちは」って言ってきそうなのほんと好き。
  • にのみ→「nino」←サインのこの字がかわいすぎ~~~!!!線がゆるっとしていて、にのみのあのゆるっとだるっとした感じが伝わってきました。本人がラジオで言ってましたけど、見ずに描いたな!ってのがすぐ分かる。でもよく見たら指の本数はちゃんとあってて、めっちゃ笑いました。どういう記憶力?
  • 智くん→君も見て描こうね!ね!!!しかしまあこのミッキー全体のバランスはいいというか、ミッキーじゃないんだけどキャラクターとしては完成してるんですよね…アメコミとかにいるやつ…。サインも絵の線も丸くてかわいい。
  • 画伯→画伯の新作なんなら一番楽しみにしてたんですけど、「Mickey Mouse!!(字を丸で大きく囲む)」←これズル過ぎません?腹筋おかしくなるかと思ったよ。書いとけば分かる?ミッキーだよ!って声が聞こえてきそうでほんとズルい。嵐ミッキー全体的にパチモン感すごいけど、画伯のミッキーが一番中国にいそう(偏見)。

 

 進んで右手(入口より正面)。嵐さんが実写ドラマ主演を務めた漫画の、原作者様が描いてくださった嵐さん!うれしい~~~!!!嵐はやっぱり二次元なんですよね~~~

  • にのみ(鉄コン筋クリート)→すごく柔らかい色合いで温かくて、ちょっぴり儚くて…きゅんときました。にのみって絶対そこにいるのに、そこにいる確証がないというか、現実味のないところあるんですよね…わかる…。
  • 翔さん(ハチクロ)→この前に立った時、「恋…」て思ったの私だけじゃないですよね?嵐のリア恋枠は相葉さんだと思ってるんですが、翔さんが恋をしている姿を見ると胸が苦しくなるんですね…。一生懸命さ…。
  • 潤くん(花男)→いるわ。私松本潤くんが花男に出てた回見たことあるもん。花男の時の潤くんは道明寺を体現してましたが、“松本潤”が花男の世界に来ると道明寺とはまた違う人になる。ちょっと近づきがたいような、強そうな、でも優しそうな…松本潤くんは少女マンガですねやっぱり。
  • 相葉さん(バーテンダー)→うわ!!!リアコだ!!!!!私相葉さんが漫画に出てきたら推しじゃないけど好きって言ってると思うな。なんていうか…みんなにある「好き」を集めた存在なんですよね。ドンピシャになる人はまた選ばれるけど、みんなが好き…そういう存在…。
  • 智くん(怪物くん)→みんなに囲まれている~~~!かわいい~~~!!!ちょっと人間味を削られているというか、“大野智”としてあの世界にいそうだなと思いました。大野智くんと怪物太郎さんがカレー食べるそのカレースプーンになりたいよマジで。

 

 進んで右手(入口より右手)。ア!!!!!大野智の肖像の原画やないか!!!!!

 まさかここにあるとは思わなくて、思いっきり声を上げそうになったのをなんとか堪えました。これ、智くんの2回目の個展の時に他のメンバーが智くんの写真を見ながら描いてくれたやつなんですよね…あのミッキーを描いた人たちとは思えないですね。メンバーが描いてくれた智くんに囲まれている智くん、という図がだいすきだったのでまたここで見れて本当に嬉しかったです。

 原画の下の壁に原画と同じような絵があって、転写…?と思ったのですが、こちらはメンバーが描いてくれた自分を智くんがまたそれを見ながら描いたもの、とのこと。よく見ると確かに違う…?でもそのくらい見ないと分からないレベルで、大野智…と大の字になりそうでした(迷惑行為なのでやめましょう)。サインペンで細かく描いてくれているのがゆっくり見れて、眼福でした。

 

【LA~旅で手に入れたたからもの】

 ギャラリーを抜けたあたりでみなさん立ち止まっていたのでどうしたのかな…と思ったら、LAでの撮影のメイキング映像にお出迎えされて後退りしました。おい!!!言ってくれや!!!…と思って壁をよく見たらちゃんと案内が書いてありました。ごめん、オタクそういうところある。

 こちらはLAでのお写真、そして『旅で手に入れたたからもの』と題して写真や作ったものなど、「ザ・嵐」をいっぱいに感じることが出来るエリアです。ここだけで多幸感がすごかった。

 

 入ってすぐ、LAメイキング映像。

 音はなくて映像だけだったんですが、すっごく楽しそ~~~な声が聞こえてきた気がして、何度も「音流れてる…?」と耳を澄ませたくらい、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

 各ショットからの5ショットのメイキング映像で、ま~~~ほんとに、各ショットでの嵐さんほんとかっこよすぎですし、特に翔潤なんて彫刻が動いてて「美…」てそのまま後ろに倒れるかと思いました。なのに5ショットになったらその彫刻が人間になってはちゃめちゃに笑ってるからも~~~ラブしかないよマジで……。どこをどう切り取っても好きしかなかったんですが、特に一番好きだったのはサングラスかけているところです。嵐みんなでサングラスかけてると、なんかふふってなりません?イェア!!!パリピ!!!!!ってなるのめっちゃめちゃに好き。

 

 進んで左手。LAでのお写真が壁一面に。ここもうほんと…1枚1枚があまりに美しすぎて絵画?ってなりましたし、これ額縁に入れておうちに飾りたいよ~~~ってぴえぴえしてたらショップで売っててガッツポーズしました。分かっとるやないか!!!ええぞええぞ

 絵画の中に正面から撮った動画(胸から上、5~6秒くらい?)が5人紛れ込んでいるんですが。この紛れ込み方もまた良くて、「ハリポタ???」ってなりました。あの…絵画が動くあれですね…もう絶対伝わらんなこれ。嬉しくてわ~って動画の嵐さんに手を振ったんですけど、振り返されませんでした(あたりまえ体操)。

 

 進んで右手、LAでのオフショット!6段くらいで紐に写真が挟んでぶら下げてあって、これオタクが好きなやつだ~~~!

 嵐めっちゃLA満喫しててスーパーニコニコマンになったんですが、ま~~~おーみやはほんとにぴったりですね!?3枚もある!(すぐに数えるオタク)この子達がLAとかいうシャレオツな街でフツーのラーメン食べて高いね…て落ち込んだの、世界平和が過ぎないか?ありがとう世界。

 

 さらに進んで右手、『旅で手に入れたたからもの』…ですって。

 今までのツアー、5人でのドラマ・映画の写真が年代順に壁に並んでいて、ポストカードを展示するくるくる回るやつにも並べてあって(おさわり禁止だったので自分がくるくる回った)、すごい枚数あって……20年って長くて重くて多くていっぱいなんだな…ってしみじみ。そしたら最後の方には5×20、箱根のお写真があってワー!てテンションが上がりました!ゲーセンでプリ撮ったよ~~~ニノがぬいぐるみとったよ~~~ってしてるのほんとかわいすぎて泣けてきた……あらちかわいいね……。

 進んで奥には作ってきたものの実物が展示されています。スノードームにぬいぐるみ、箱根リベンジ絵皿にヘリコプターと気球の模型、サインやプリ(LA、箱根)……あれもこれも、知ってるやつだ~~~!嵐を知れば知るほど、これは…!となるやつが多くて、「ファンのみんななら分かるかな!」っていう遊び心を感じます。箱根のプリですが、めっちゃ笑いました。盛れとるやないか!!!おじさん達ぎゅうぎゅうになっているのに盛れるポーズちゃんと取ってて、アイドル~~~!ってなりました。くっ…負けた……。

 

 たからものの反対側、エリアの出口ではみんなだいすきやりすぎちゃってる家族がハワイ満喫してる姿で見送ってくれるんですが、ここ、知らないと不意打ち食らって絶対に笑います。私はモロに食らってしばらく腹筋の痙攣がおさまりませんでした。

 アクスタがアクスタの形状のまま等身大になってて、笑わない人います???そもそもアクスタって「二次元のキャラを三次元(立体)にしよう!」という目的で出来たもので、最近はそれを三次元側が逆輸入してると思うんですけど、それを等身大にしてしまったらアクスタの定義問われません?嵐(三次元(二次元(三次元)))になってるよ…。

 さすがにみなさんどういう反応をしたらいいのか分からなかったのか、おみ足を遠目に眺めながら「あし…きれいだね…」って言ってたのを見てまた笑ってました。置いてけぼりにしてるわよ!!!嵐、そういうとこある。

 

【5×20歌詞通路】

 次のエリアに行くにあたって通路を通っていくんですが、この通路が薄暗くて、でもほんのりと明るい…光が差してる?と壁の方を見てみたら、壁に『5×20』の歌詞が。この歌詞の描かれ方がまた素敵で、夜空から光の雨が降り注いでいるみたいになっているんですね。きらきらと光っていて、斜めに連なっていて。

 嵐と雨って切っても切り離せない関係だと思うんです。自身のお名前にしてもそうですけど、「嵐がコンサートをすると雨が降る」と言われるくらい嵐(物理)を呼ぶグループじゃないかと。

 一般的に雨ってあまりいいイメージをもたないものだと思うんですが、この歌詞の描かれ方を見ていると、嵐にとって雨って悪いだけのものじゃないのかな、と感じました。雨のように降り注ぐ歌詞を見ているとすごく穏やかな気持ちになって、ああ、雨もまた嵐の思い出の一部なんだな、と思いました。晴れの日ばかりじゃないもんな、長い旅路は。

 

 この次のエリアから各メンバープロデュースのお部屋なんですが、自担がトップバッターだと分かって心臓止まりかけました。呼吸を整えて進みましたが…ご来場される皆様方に置かれましては突然心臓が止まるオタクがいてもそっと見守っていただきますようお願い申し上げます(アナウンス)。

 

【OHNO ROOM ー“アート”と“ダンス”】

 はい。

 各メンバープロデュースの部屋はそのメンバーがファンに見せたいもの、見たいだろうなと思っているものを考えて展示品を置いてくれているようですが……テーマを見た瞬間、「好きだ…」って頭を抱えました。

 智くんて自分の才能を才能だと言わない一方で、自分の才能をファンの子は見たいと思っている、一見すると相反する考え方を持ち合わせているような人なので「黙って才能を表現する人」になり得たのかなと思ってるいんですが、彼が「喜んでくれるかな?」と思っているものがあまりにもファンが見たいものと一致しているんですね…。ぴったりの正解なんです。ぴったりの正解を目の前に出されて、どうしようもなく泣き出しそうになるのをやっと堪えるのが精一杯でした。

 

 使っていた画材と、それから個展でも出してくれた自画像と、ダンスのリハ映像。そこに全部を詰めてくれていました。

 画材は決して綺麗とは言えなくて(誤解を生みそうなので注釈をいれておきますが、乱暴に扱っていると感じたわけではありません。大切だからこそ使い込んでいるんだろうなという印象でした)、でもその画材を使って生み出されるのはあまりにも綺麗な自画像。ちょうど頭――脳にあたる部分に5色を使っていて、「大野智は5色で形成されているんだ」と噛みしめたそれです。嵐の展覧会だからこれを選んでくれたんだろうな、と思って本当に愛しくなりました。個展の作品でも5色は至るところに使われていたのですが、「自画像」に「5色」を持ってきていたあの作品が一番好きで、彼が選んでくれたのもそれだった、その事実が何よりも嬉しかった。久しぶりに見た自画像、綺麗であたたかみがありました。

 

 ダンスのリハ映像は、一人で振付を考えたり踊ったりしている映像でした。Tシャツで汗だくで無精ひげも生えて、華やかとは言い難い映像です。けれどあまりに繊細で美しくて同じ世界に住んでいる人間とは思えなくて、しばらくの間見惚れていました。

 大野智くんて「天才」と言われることが多くて、もちろん生まれ持った才能もあるのですが、それをここまで伸ばしたのは並々ならぬ彼の努力の賜物だと思っています。努力をしている姿なんて見せることはほとんどないから「天才」と称されるんだと思いますし、見せようとしない姿もまた好きなんですが、でもファンは大野智くんがどうやって練習しているか見たいし、大野智くんのダンスが生まれるところを見たい。そういうファンの気持ちに応えて、普段なら見せない部分も見せてくれる。そういうことを言葉では全部言ってくれないかもしれないけど、行動の端々に感じるから大野智くんにファンとして愛されているんだって思えて、彼のことをまた愛したくなるんですね。

 

 ……重い!すみません。要約すると、智くん好きで好きで好きしかねえよ~~~って部屋でした。うん。これからも胸を張って大野智くんだいすきですと言っていこうと思います。

 

【SAKURAI ROOM ー“言葉”と“それが生まれる空間”】

 お次のエリアが赤いのを見た瞬間に「年齢順か…」と察したのですが、いやあそれにしてもこの順番ってなかなかにえぐいですね(多分どの順番でも同じことを言っている)。

 翔さんのお部屋は“言葉”と“それが生まれる空間”とのことで、翔さんが実際にラップ詞を書いているリビングの壁の再現と、『5×20』のラップ詞を綴っている映像が翔さんのデモと共に流れていました。翔さん本当にごっそり物を置きに来たみたいで、「自宅のリビングの壁はがら空き」だそうです。櫻井翔くん…すきです…。

 

 壁にショーケースが埋め込まれるような形で、その中にスノードームや夜会でのお写真など、翔さんが好きなものかつ思い出としているものを飾ってあり、真ん中のテレビの中で翔さんがラップ詞を推敲している映像が。テレビの横にはディフューザーが置いてあり、櫻井翔くんを体感できるというシステムになってました。

 この時点でやべ~~~ってなっていたんですが、テレビが一瞬暗くなるタイミングで背後の壁に何かが映し出されているな?というのに気がついたんですね。壁に映し出された文字、全ては書き留められなかったのですが、メモ出来た範囲でこちらの言葉が。

 

 あの日から急転 → 明日からcruising?

 想い出たちは降り注ぐいつも → 想い出たちはどしゃ降りいつも

 少しの傷と沢山のkissを → 少しの傷も沢山のkissを

 横に並んで繋いだ手と手 → 横に並んで掴んだ手と手

 

 『5×20』の推敲前のラップ詞と、それを二重線で消し、新たに書いて今の形になったラップ詞が映し出されていました。

 櫻井翔くんは言葉を本当に大切にしている人だと思っていたのですが、こんなにも深く考えられているのか、と愕然としました。「急転」というマイナスイメージの言葉を「cruising」という前向きで嵐を連想しやすい言葉に、「降り注ぐ」を「どしゃ降り」とこれまた嵐により身近な言葉に、「傷と」を「傷も」に変えることでそれすらも愛し、「繋いだ」どころではなく「掴んだ」と強い意志を乗せてくる。元の詞も十分素敵なのですが、彼はそれをさらに研ぎ澄まし、自分が曲に乗せる想いを寸分の狂いなくファンに届けてくれるのだと、そう感じました。

 

  “5” is our treasure number

→ “5” is my treasure number

 

 元の詞、「our」だったんですね…。それを「my」に書き換えた時、どんな気持ちだったんだろう、って考えただけで胸が苦しくなりました。

 言葉の持つ影響力を分かっているからこそ、それを大切にして、意図を間違えないようにする人。そうして、想いを強く持っている人。

 ラップ詞が映し出されるのは気づきにくいところではありますが、そこも含めて櫻井翔くんらしさを感じたのでぜひとも見ていただきたい部分です。

 

【AIBA ROOM ー“20年のたからもの”】

 翔さんの部屋をふらふらしながら出て行ったのですが、この相葉さんの部屋、入った瞬間にめっちゃめちゃに元気になりました。

 だって入ってすぐ目の前に伝説の3人があげぽよしている、あのショウサクライがそれを着て銀行に行ったという伝説のTシャツがあるんですよ!思わず「わ~!」って言いながら部屋に入っちゃいましたよ。ありがとう!すごい!ショウサクライほんとにこれ着て銀行行ったんですか?鋼のメンタル?

 

 バズりのTシャツ以外にも、神楽坂でのTシャツやマナブでのキャップ、智くんがしやがれでプレゼントしたジーンズも!

 今まで関わったドラマやバラエティ、プレゼントされたもの、ってだけじゃなく、Tシャツやジーンズといった「服」に統一しているのが相葉さんらしいというか、相葉雅紀くんといえばオシャレさん!服を着こなすモデルさん!な印象があるので、それが上手くマッチしてるな~~~と思いました。そしてオシャレさんの称号である「ベストジーニスト」の記念の盾も飾ってありました。この方そういえば殿堂入りしたんでしたね…。オシャレさんとか言ってる場合じゃねえ…。

 

 あとは子どもの時のお写真(黒目があまりに大きすぎて完全にうさぎさんだった、おちりがかわいい)、バイクのお写真も。

 バイクについて、実物飾りたかったようですが、「倒れたらみんなじゃ持ち上げられないから」という彼ぴみたいなコメント書いてあって、私の彼ぴ今日もかっこいいな~って照れました。幻覚が強くなってきましたかね。

 

 お部屋の奥には「絆のペダル」の台本が展示されてあって、エッ!て声を上げました。そんな…最新のものを……いいんですか?

 「相葉くんは台本を曲げて少しずつズラしながらセリフを覚える」という某S・Sさんの証言通り、よれよれになった台本が置いてあってほっこりしました。相葉さんの、努力の跡がしっかりと見える部分が大好きですし、すっごく応援したくなります。スーパー忙しい中で頑張ってくれてありがとう相葉さん!素敵なドラマでした。

 

【NINOMIYA ROOM ー“映画”と“ゲーム”】

 踏み入れてすぐ、にのみやさんだ~~~!!!!!って思いました。壁紙がゲーム仕様!めっちゃかわいい!!かわいい~~~にのみ~~~ってきゃぴきゃぴしながらショーケース覗いたら二宮和也さんが受賞された賞状やトロフィーの数々が展示されてあってにのみやさん……て一気に地面に足着きました。ほんとそういうとこだよ!!!にのみ!!!すき!!!

 これ今までのメンバーもそうだったんですけど、部屋の入口に部屋のコンセプトとメッセージが案内として書いてあるんですね。もちろん全員見てほしいんですが、二宮さんのコメント、「我々の好きな二宮和也」感しかなかったのでせひ見てください。私は完全に日曜の22時に一人で喋っている二宮さんの声で再生されました。このままガチャ回しそうだな。

 

 「映画作品で受賞した賞状やトロフィー」ということで、今までのものが展示されているわけですが、はえ~多い……となったところでもう一回、「映画で…?」て慄きました。そうなんですよね。壁一面に賞状やトロフィーが飾ってあるわけですが、映画作品、だけなんですよ。

 二宮さんって「演技派の戦士」で、まあほんとに数々の映像作品に出られてるんですが、今回展示してくれた「映画作品」で「受賞したもの」に絞っても、壁一面を埋めちゃうんですよね。彼が今まで出た映像作品全て挙げたらその年表で壁一周するのでは?と真面目に考えてしまうほどでした。末恐ろしい。

 

 部屋の奥にはスタッフのお姉さんが立ってて、その横にトロフィーが鎮座してるんですが、そのトロフィーに「LOOK!」「TOUCH!」って壁から矢印出ています。……触っていいってことか!?!?!は!?!?トロフィーを!?!?!?

 二宮の和也くんさん、なんと「みんなと分かち合いたい」とのことで、あの「第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(呪文詠唱)」のトロフィーを展示し、それを自由にさわってもいいよ、と置いてくれていました。固定されているわけでもなく、持ち上げていいんです。本人曰く「お地蔵さんじゃないんだから!笑」と。なにいってんの?え……なに?試されてる……?ぷるぷる震えてたら隣のおねえさんは「ご自由にどうぞ~」と笑顔で言ってくれるし、壁には「TOUCH!」って書いてあるし…いや、そんなノリで触っていいのか???正気???めっちゃ悩みましたが、こんな機会もないし……と触らせていただきました。私の後の人、汗でべたべたになってたらすみません。

 

 重い。重かったです、トロフィー。高さは500mlのペットボトルくらい、太さは片手で握ればそれで全部掴めてしまうくらいだったんですが、そろっと片手で持ち上げようとしたら持ち上げられなかったくらい、重かった。両手でしっかりと持たないといけなかった。

 こんなに重みのあるものを、にのみはあんな笑顔で、後からはネタにしちゃって……。重みを一番分かっているのに、分かっているからこそ、彼なりの気丈の表れなんでしょうか。改めて、にのみすごいな…と実感しました。

 

 あと出て行くときに気づいたんですが、『ゲーム』要素、内装だけでした。はーーーあ!すきだな。

 

【MATSUMOTO ROOM ー“嵐のライブにおける、演出の一片”】

 嵐のライブ演出ってみんな好きじゃないですか(オタク特有のクソデカ主語)。アリーナからドーム天井、あらゆる角度で全てが計算し尽くされているあの嵐のステージ、ライブの空間がだいすきでだいすきで、常日頃から「嵐のライブ演出で道行く人を殴りたいよ~~~」と言ってるようなオタクなんですが、松本潤くん、それを「見たいだろうと思うもの」として提示してくれるんですね…。じゅん…らぶ……。

 潤くんがこれまでのツアーのリハで書き留めた「リクエストメモ(リハで気づいたこと、改善点・疑問点などを全曲分書いたメモ)」の展示と、その向かい側の壁にはメモを引き延ばして重ね合わせて壁紙のようにしてあり、中央の映像ではメモをとる潤くんの姿が映し出されていました。

 

 客席からステージを見つめる潤くんの顔は真剣そのもので、彼がどれだけ真面目にひたむきに嵐そしてステージの演出に向き合っていたかが映像だけでも伝わってくるのですが、メモもまたすごい。モニターの映像、光、特攻、踊り、曲のかけ方、移動、装置……全て込みで、「演出」であって、潤くんはそのすべてに対して目を向けて、感じたことや気づいたことを事細かに書いている。書いたメモの上から線を引いてそれを消していて、「ひとつひとつ疑問や改善点を潰していったんだろうな」という跡まで分かります。

 全曲なので、5人曲だけじゃなくて各メンバーのソロ曲まで。スッピンデジかなにかで「ソロの光を変えた~」「曲の長さを~」と話していた場面がありましたが、こういったメモから変更・改善が生まれていくんですね。それをまた全部メモとして残しておくのが潤くんだなあ、と思いました。

 「暗いところで書いてるから汚い」とメッセージにありましたけど、字が丸くてかわいいです(激甘)。というか、あんな暗いとこで書いててこんなに細かくちゃんと書けるものなの?って逆にびっくりしたほどです。ステージ上しか明かりがないから、手元なんて真っ暗ですよ…。それでもしっかり読めるレベルのメモでした。ステージを見ながら、あんなメモを残せるなんて、彼のキャパはどうなっているんだろうか…。

 

 ステージ上に立つ人でありながら、裏方の仕事をとことんやり尽くせる人。私たちが「この曲はこういうところが最高だったな~」と思っているところが、まさにそのままメモに書いてあって、客観視の鬼だなと震えました。わかる…イン・ザ・ルームね、うん、えろかったです…。

 潤くんが向き合ってくれた嵐の最高のステージを潤くんにも見てほしいんですが、それが見せられないのが本人としてもファンとしてもジレンマですね。潤くんを嵐のライブに連れて行きてえ~~~。

 

【シアタールーム~展示エリア出口】

 潤くんの部屋を出て行くと旅も大詰め。正面、展示エリア出口の頭上と思われるところには5人のサインが見えてて……ヤダ~~~!もう旅が終わっちゃうよ~~~!駄々をこねたいところでしたが、迷惑すぎるので大人しく最後のエリアに向かいました。

 最後は20年間の映像を音楽と共に楽しむ、「A・RA・SHI SUPER EDITION」。なるほど。ここで成仏していけということなんでしょうね。今までの映像付きエリアはいつからでもどこからでも楽しめるようになったましたが、このエリアは映像が主なので、人数で分けられてシアタールーム内で鑑賞する、という形式でした。映像は約3分半。1回しか見れないみたいだし、とにかく目を皿にして見よう、と勢い込んで入りました。

 

 ……正直、あまり覚えていないです。私の記憶力がポンコツすぎるというのもあるんですが、それ以上に、あまりに情報量が多すぎました。

 20年ですよ。それを3分半て。濃縮還元何倍?って話じゃないですか。デビューのクルーザーの風景から、コンサートの映像、アジアだ、国立だ、10周年だ……目まぐるしくモニターの彼らが変わっていって、でもそのくらいのスピードじゃないと全部入らないんですよ。

 全部入ってました。隙間産業もいるんですよちゃんと。君たち…許してもらえたのか……。あんなくだんないことでも彼らにとっては想い出で、嵐の一つとして残してもらってる。ソロの映像のチョイスも良くて、「Yabai-Yabai-Yabai」「虹」「T.A.B.O.O」「Magical Song」「Rain」…映る度に「わあ…!」という歓声があがって、本当によく分かっているなあ、と。ファンが好き~!て言ってるものが嵐にはちゃんと届いてて、その「好き」を形としてこうやってまた返してくれる。驕りでもなんでもなく、嵐は嵐の価値をちゃんと分かってるし、ファンに好きだって言ってもらえてるのを理解しているんですね。還元と昇華がなされている。

 

 映像の最後は「and more to come」と締めくくられていました。英語出来ないマンなので(日本語が出来ているとは言っていない)後から調べましたが、意訳すると「もっといいことがあるよ」。

 ……こんなにも幸せにしてもらってるのに、そういうことを言ってくれるんですよね、嵐さん。ファンとしてめちゃくちゃ幸せにしてもらってるなと既に感じているのに、さらにその先を示してくれる。その先の未来も明るいことを期待してしまうし、明るかったことを知っているから、今ここで時を止めずに彼らと歩んでいこうと思うんですよね…。

 

 出口では、嵐さんがそれぞれサインとメッセージでお見送りしてくれました。

  • 「だいすき♡(智くん)」←かわいすぎ…いっぱいちゅきだよ…
  • 「We've all the traveled together all the way.(翔さん)」←一生ついていきます!お名前の横の「with love」も愛しいです!!
  • 「嵐最高(相葉さん)」←ウッ…そうだね…最高……
  • 「帰るまでがEXHIBITIONだよ~。(にのみ)」←うん!!きをつけてかえるね!!!
  • 「いつもありがとう。これからもよろしく。(潤くん)」←こちらこそ!!!

 

 最後の最後まで、本当に素敵な旅でした。

 旅をさせてくれてありがとう、嵐。

 

【ショップ・フォトスペース】

 ……とまあしみじみ感傷に浸ろうとしていたら、グッズの山が目に飛び込んできて一気に覚醒します。そうだ!!!グッズ!!!我々オタクってなんでグッズを目の前にすると急に戦闘力上がるんでしょうね。オタクだからか。

 

 ショップですが、やばいです。頭がバカになります。 

 テレビでちらっとショップの様子が映った時に「デパート?」と思ったんですが、違いました。テーマパーク内にショップがありますよね?お土産を売っている。あれに近い感じです。同じ商品が無尽蔵に置いてあって、ディスプレイが凝ってて…なるほど!嵐ってディズニーランドだったんだな!ミッキーも売ってるし、あながち間違いじゃないな!(明らかな間違い)

 ショップ内は結構人がいましたが混んでる!買えない!とまではなく、賑わってるな~~という程度でした。商品もほんとにいっぱい置いてあるので争いなんて起きるはずもなく、平和そのものです。

 ただ、気づいたら自分の持ってるカゴが溢れかえる現象だけには気を付けてください。私は荷物の関係で「これ以上買ったら帰れない」と自分に釘を刺していたのでなんとか留めましたが、買える状況なら想定の倍は買っていたと思います。ショップの作り方まで上手い…。マーケティングの天才かよ…。

 

 ショップを出るとフォトスペースへ行くことが出来ます。その名の通り、こちらは撮影OK!しかもフォトスペースの前にお手洗いに行けるという女の子には嬉しいシステム。すげえ!嵐って紳士なのか!?紳士か。

 

 私はこの後、前述した通り機材トラブルで見れなかった映像を見て帰りましたが(こちらもスタッフさんがきちんと案内してくれました、本当にありがとうございます)、順路はこちらで終わりになります。帰るまでがEXHIBITIONなので、旅の思い出に浸りながらもちゃんとおうちに帰りましょう!

 ちなみに私は浸りすぎて駅とは逆方向に歩いて行って、交差点に出てようやく気付いたので展覧会会場をまた横目にすることになりました。みなさんはちゃんと帰り道も意識を保ってください。

 

 

 嵐を旅した日 -おわりに

 今回嵐を旅するにあたって、迷いました。情報を知ってからいくべきか。何も知らずに行くべきか。

 情報を知ってから行った人は「知ってたから見逃さなかった!よかった!」と言うと思いますし、知らずに行った人は「フラットな状態で楽しめた!よかった!」と言うと思います。どちらが正解なんていうものはないでしょうし、どちらでもいいように、嵐さんは展覧会の情報を「文字」として残すことに関しては何も言及しませんでした。私たちが選べるようにしてくれたのかな、と思います。知りたい人は知ってからいけるように。知りたくない人は知らずに行けるように。一度きりの旅を、その人が一番楽しめるように、選択肢を与えてくれたのだと思います。

 

 私は嵐の旅を「何も情報をいれずに楽しんで」、「自分が見たものを出来るだけ文字として残しておく」選択肢をとりました。

 とにかく、嵐から発信されるものをどうしても全て自分の感情として受け止めたかった、というのがまずありました。文字情報はなるだけ客観的にしようとしても、どうしても人の思考回路を通すのでそこに感情が入ってしまいます。人の感情を通して見たものを情報として持ってしまうと、全部を自分の感情として受け止められないのではないかと思ったのです。なので、みなさんが残してくださってるレポをこれを書いている今でもまだ見れていない状況です!すみません!書き終わったらゆっくり読ませていただきます。

 そして、自分が見たものを出来るだけ文字として残しておくために、汚いながらもメモに書き留め、それを一度覚え書きとして起こした上でこうしてレポにしました。私情感情挟みまくりでものすごく読みにくかったと思います。それでも、会場で見たこと、感じたことを絶対に忘れたくないと思い、思い出せる範囲で全て書き残しました。ここまで読んでくださってる方、本当にありがとうございます。記憶が曖昧だったり間違っていたりする部分も多々あると思いますので、これを読んで旅をされる方がいましたら「違うじゃ~ん!」というところも楽しんでいただけたらと思います。

 

 「嵐を旅する展覧会」。どういう意味だろうと旅に出る前に考え、どういう意味だったんだろうと旅を終えた後にも考えていたのですが、今回の展覧会、嵐の「軌跡」を辿る旅だったのかなと自分の中で結論付けました。

 嵐というグループは今現在、奇跡のようなグループだと称されることも少なくないですが、彼らがそう評価されるには非常に長い年月の積み重ねがありました。最初から完成されていたわけではなく、期待値が低く見積もられていた時期もあります。嵐の渡航は順風満帆とは言い難いものです。

 しかし、では今の彼らがそんな不遇の時代を嫌なものだったと表現するかといえば、確かにそういう時代があったが、その時代の経験があったからこそ、とむしろ大切にしている印象があります。楽しいばかりじゃなく、苦しかったり悲しかったり辛かったりするのもまた旅路で、そんな軌跡があったからこそ嵐は奇跡となり得た。展覧会で展示されていたものはどれも輝石のようにきらきらと眩しく、20年間で彼らが手に入れたたからものはとても多かったです。今回彼らの軌跡を旅することが出来て、幸せでした。

 

 嵐を旅して、思うことはみなさんそれぞれあると思います。このレポに共感してくれる方がいらっしゃれば、それはもちろん有難く嬉しいことなのですが、どうか自分の感じたこと、思ったことも大事にしていただければ。そう願います。

 旅の終わりには、思い出話を。たくさんの花が咲き乱れることを願っております。

 

 

 

 

 嵐を旅した日 -おまけに

 展覧会では写真類(ポストカード・アートカードなど)を中心に購入したのですが、家に着いてから中身を確認したんですね。

 いや~~~どれも最高。アートカード思ってた大きさの3倍くらいでかいし(ポストカードの大きさを想定してたらまあまあな大きさのパネルで笑いました)、ビジュアルいいし、ポストカードはかわいいしで最高だぜ~~~とにこにこしていたら、ふと1枚の写真で手が止まりました。

 智くんの、第二弾のお写真だったかな。笑っている横顔で、すごく自然な笑顔で、その隣で誰か見切れてる…。衣装で確認したら、にのみでした。おーみやだ~~かわいい~~てにこにこしていたはずなのに、なぜか気づけばぼろぼろ泣いてました。

 

 隣に、にのみがいるだけ。距離感バカと言われているおーみやならありえることというか、「ま~たおーみやか~~~」って言われるような、ただそれだけの写真だったんですが、隣に、当たり前のように、智くんの隣に、にのみがいる。その事実が分かった途端、こみ上げるものがありました。

 物理的に近くにいて、似ているねなんて言われて、精神的にも近くにいる人。必要以上にきゃいきゃいして、ファンが喜ぶものが分かっている2人だから必要以上なところもあるんでしょうけど、ごく自然に隣にいる。にのみの表情はもちろん見えませんでしたが、楽しそうに嬉しそうに笑っている智くんがいる。それだけで十分でした。

 

 智くんの今の気持ちなんて、彼にしか分からないし、彼にも未来の自分の気持ちなんて分かりません。彼の気持ちを推し量って知ったようなことを言うのは簡単だけど、その気持ちは宙ぶらりんに浮いたままのものです。

 智くんの幸せは自分で決めてほしいと、ファンはそう願うばかりですが、彼の気持ちを尊重してくれた人たちが近くにいる。彼はその人たちの中で笑っている。そればかりは事実で、それだけでも救われたような気持になりました。

 

 当たり前のように隣にいて、優しく笑いあえるその関係性を見ることが出来て幸せです。

 彼らの旅路が幸せに満ちていることをずっと願っています。