あいどるまいどる

二次元アイドルと三次元アイドルにぷかぷかする

鑑賞会のススメ

嵐にハマってから1年にも満たない若葉マークであるが、ハマってからの期間で行ったカラオケでの鑑賞会(映画・バラエティ含む)の回数は二桁にのぼる。計算すると月に数回カラオケに行っていることとなり、ほぼ毎回同じ店舗で似たような予約手続きをするため周りから「カラオケ店の中の人では?」と言われている。今回、カラオケで鑑賞会をする楽しさについて記事を書くが先に断っておく。中の人ではありません。回し者でもないぞ。

なお、ここに書くカラオケでの鑑賞会の楽しみ方はあくまでも個人的な目線であり、当方が行った鑑賞会は現時点で17回ともアイドル(嵐16回・ラブライブ1回)を対象としたものなので私の意見は非常に偏ったものであることをご了承頂きたい。

 

 

【鑑賞会をする前に】

まず鑑賞会とはそもそもなんなのか?鑑賞“会”と言っているのだから、複数人で同じ映像作品を見ること、これをこの記事での鑑賞会の定義としたい。鑑賞会をするにあたって外せない最重要要素が2点あるわけだが、その一つが

『一緒に見る人』

である。映像作品を人と一緒に見るなんて考えられない、生理的に無理だ、という方は残念ながら鑑賞会には向いていない。やったことないけど一緒に見てみたい、という方は問題ない。私のように鑑賞会ジャンキーになる素質が十分にあるのでぜひ挑戦してほしい。

『一緒に見る人』の人選だが、様々なパターンがある。この作品が好きで友人も好きだから一緒に語り合いたい『共有パターン』、自分が好きだから友人に見てほしい『布教パターン』、前者が派生して自分も友人も見たことないものを見る『映画館パターン』もあるだろうし、後者が派生すると友人が作品どころか作品に出る人物のこともあまり知らない『はじめてのふきょうパターン』もあるだろう。もちろん全てにおいて鑑賞会は成り立つわけだが、どのパターンにも共通する事項は『長時間同じ空間にいても気楽にできる人』がよいということである。たとえ自分が発狂しても突然泣き出してもドン引きしない人が望ましい。自分と同じように作品を楽しんでくれそうな人と一緒に鑑賞会をしよう。

人数は2人から何人でも楽しめる。私は2人~5人まで経験したが、2人だと「今の○○~~」「とうとい~~」と画面見ながら会話できるし、5人ぐらいになるとかけ声も大きくなってよりライブ感が楽しめる。語りたいか盛り上がりたいかによって人数を決めるのもいいかもしれない。

 

もう一つの最重要要素は

『見る作品』

である。これがなければ鑑賞会は始まらない。バラエティ、映画、ドラマ…映像作品には多くの種類があるが、私はその中でもやはりコンサートDVDを推したい。

これは後のカラオケで鑑賞会をする利点にも関係してくるのだが、カラオケボックスは歌うことを目的とされているため音響設備がよい。家のTVよりも音に臨場感や迫力が出るのである。従って、コンサートDVDを見た時にライブ感を味わえる。また、歌うことが目的とされているが故に多少騒いでも怒られない。コール&レスポンスだってかけ声だって出来る。隣人さんからの壁ドン(萌えない方)に怯えることもない。過去にわーきゃー叫んでいる私もまだ出禁になっていないので保証できる。もちろん、過度な大騒ぎに関しては保証できないので理性は頭の片隅に置く必要があるが、コンサートDVD見ながらウォウウォウイェイイェイ出来る空間はなかなかないため、イチオシとする。

ではコンサートDVDの中でもどんな作品がよいか?についてだが、これは一緒に見る人に左右される。自分と同様にコアなファンであれば見たことない昔のコンサートでも盛り上がってくれるだろうが、初心者だと「わあすごい」で終わってしまう可能性がある。せっかくの布教のチャンスが空振りしてしまうのはもったいないので、布教するなら相手の知っている曲が多いセットリストの年にするか、近年のものを選ぶのが無難だろう。決める前に「どんな曲知ってる?」など話し合うのがDVDの決定に一番の近道だ。絶対の正解はないので、相手の反応を想像しながら選ぶのもまた楽しみの一つである。

 

【鑑賞会をしよう!】

さて、見る人と作品が決まったのならば次は日程と場所を決めなければならない。普通にカラオケをするならば「今からカラオケ行かない?」「行く~!」でもいいのだが、鑑賞会はそうはいかない。DVDを用意せねばならないのだから、事前に場所と日にちを確保しておかなければならないのである。

場所だが、カラオケならばどこでもよいというわけではない。DVDを再生できる場所、つまりDVDプレイヤーを貸出・設置しているカラオケ店は限られている。「○○(地元の県名) カラオケ DVD」などと入れて検索をかけたらそういったサービスを行っているカラオケ店が見つかると思うので、前もって調べておこう。

日程のオススメは平日昼だ。無論、一番安く入ることが出来るからである。カラオケ行くって言ってる時点で金かかるの分かってんだから今更だろと思われるかもしれないが、安いに越したことはないし、平日の昼は一番空いている時間帯なので部屋の確保がしやすい。店舗もそうだがプレイヤーにも限りがあるので、1週間前くらいに日程を決めて予約しておくのがベストだろう。休日や夜を狙うならもう少し早いほうがいいかもしれない。人数が多ければ多いほど日程は合わせづらいと思うので、早め早めに決めておこう。

予約方法もいろいろあるが、一番確実で早いのは電話だ。店員さんが電話に出てくれたら予約をしたい旨を伝え、店員さんの質問に答えていけば予約は成立する。とってもカンタン。日にち、人数、時間をきっちり伝える。機種はこだわりがあるなら選んでもいいが、機種とプレイヤーの都合が折り合わないこともあるのでなければ特にないと答えれば良い。そして最後にこう聞かれるだろう、「何かご希望はありますか?」。迷わずにこう答えよう、「DVD(もしくはBlu-ray)が再生できる部屋でお願いします」。これをちゃんと伝えておけば当日、プレイヤーが設置された部屋に通されるかプレイヤーを設置しにきてくれる。この一言だけは忘れずに伝えよう。

 

【用意するもの】

DVD

忘れたらその日は鑑賞会ではなくカラオケ会になってしまう。絶対に忘れてはいけない。再生できるか不安な時は前日までにチェックしておく。

くつろげる服装

鑑賞会は出会いの場ではない。気を遣う服装で来たら最後、後悔する。長時間着ても問題ないものを選んだほうがいい。

ペンライト

あったら盛り上がるグッズ。持ち寄ると自分のがどれかわからなくなるかもしれないので、区別がつくように。

飲食物

鑑賞会は体力を消耗する。持ち込めるところなら持ち込む、持ち込めないならドリンクや食べ物を注文しておこう。最悪死ぬ。

元気な体(最重要)

もう一度言うが鑑賞会は体力を消耗する。超絶元気な状態で行っても帰りは満身創痍になる。マジで死ぬ。万全の体調で臨もう。

 

【鑑賞会じゃ!】

準備ばっちり万全の体勢できたら後は楽しむだけだ。前述したように、鑑賞会にはいくつもの形態があるし楽しみ方もバラバラである。人によっても作品によっても、はたまたその日のテンションによっても楽しみ方は変わる。だから正解はない。一緒に見ているものを全力で楽しもう!これだけである。お店のルールはしっかり守って楽しんでください。

 

では総括に、カラオケで鑑賞会をするメリット・デメリットを挙げる。

【カラオケで鑑賞会をするメリット】

・気にせず大きな声を出せる、わいわい楽しめる

・音響設備がいい

・時間が余ったらカラオケに突入できる

まとめると、声を出せる空間を最大限に活かせる、といったところだろう。

 

【カラオケで鑑賞会をするデメリット】

・お金がかかる(1回に1000円前後)

・事前の準備(日程・予約など)が必要

場所を借りるため、やはりお金はかかってしまう。予約なども必要なため、そう頻繁には出来ないのがデメリットだろうか。月2回ペースの人間に言われても説得力はないだろうが。それだけ楽しい、あまり負担にはならないという無茶苦茶な結論で締めさせていただこう。

 

 

長々となってしまったが、カラオケでの鑑賞会の楽しさが少しでも伝われば幸いである。一度やってしまえばなんのこっちゃない楽しい遊びなので、誰かと一緒に楽しみたい作品があれば鑑賞会に臨んでほしい。そしてカラオケでの鑑賞会がポピュラーなものになってくれればと思う。違います。回し者ではありません。

 

アイドル is 尊い

初めてアイドルにハマったのはいつだったか。私が最初にアイドルに対して「尊い」と思ったのは2013年、2年前に遡る。

とあるスクールアイドルに私は出会う。

 

その時、私は癒しを求めていた。

3年前の私は二次元オタク街道まっしぐらであり、某擬人化漫画をホームにしながら少ない小遣いをグッズとDVDにつぎこむ毎日を送っていた。今も大して変わらないが、この頃の私は非常に視野が狭かった。ジャニーズ?かっこいいよね、ところで俺の嫁最高じゃない?視野が狭い人間の思考回路はそんなものである。

しかしある日、自分が生きている世界に疲れ始める。決して重い話でない。単純に、ギスギスの絶えない世界が少し嫌になったのである。なんでこんなにギスギスしてるんだろう?ホモだから?ホモのことでみんな熱くなっちゃうから?私は考えた。じゃあ女の子しかいない世界に飛び込めばいいのでは?女の子しかいない世界には平和しかないと何故か信じ込んだ私は女の子がたくさん出てくるアニメを友人に勧めてもらう。それがとあるスクールアイドルアニメ、まどろっこしい書き方はやめよう、ラブライブとの出会いであった。

 

ラブライブをご存知ない方向けにここで補足しておくと、ラブライブは同じ高校に通う高校生の女の子9人が学校の知名度を上げるために自らがスクールアイドルとなってアイドル活動をおこなっていくという成長物語である。1年生、2年生、3年生各学年3人ずつメンバーがおり、最終的に9人でグループ活動を行うまでにも長いお話がある。彼女らがアイドルとして、人間として成長していくこのアニメは全26話と劇場版で完結する。気になる方はとりあえず3話まで見てください(3話の法則)。

 

ラブライブで描かれる少女たちの物語は決して明るい部分だけはなくむしろ最初の方は挫折と失敗を繰り返すわけだが、そうとは知らない私は天使のような女の子たちを立ち絵で見てキャッキャッとはしゃいだ。見た目とプロフィールで好きな子もなんとなく決まった。そしてうきうきしながら1期(13話)を通しで見た。

号泣した。

めっちゃ、尊い

9人の少女たちは個性も容姿もバラバラ、アイドルに対しての価値観や姿勢も違う。きっかけがなければ互いを意識することもなかった9人だろう。だが偶然か必然か集まった9人は同じ方向を向き、学校のため、最後にはアイドルとして輝きたい、応援してくれる人たちのために輝きたいと望み、歌って踊る。その姿がどれほど輝いていることか。スクリーン越しに見る彼女たちは最高に輝いてる。そしてぼやけている(涙で)。私は涙と鼻水を垂れ流しながら静かに画面に向かって拝んだ。

この時から私は理解する。アイドルは「尊い」ものだと。

 

 

それから2年。スクールアイドルの尊さに涙を流し続けていた私はさらに涙腺をおかしくさせる存在と出会う。である。

 

今をときめく男性アイドル、嵐。もはや彼らをメディアで見ない日の方が少ないだろう。それまで顔と名前と彼らの持ち歌で有名な曲くらいしか把握していなかった私は去年の年末から今年の年明けにかけて露出が多くなる彼らを見て何故か急に思った。

「あれ?嵐さんってかわいくね?」

笑い合ってふざける彼らを見てキュンとする感覚は、この感覚は私がよく知っているものだ。萌えである。今まで二次元で散々味わってきたやつではないか。その感覚が、三次元に来た。ある日突然私はアラシックを発症させたのだ。正月のことであった。

上述したように、アイドルに出会う前の私は「ジャニーズ?そんなことより俺の嫁の話をしようぜ!」というスタンスであった。RPGに出てくる村人Aより話が出来ない。だがしかし、2年前の私とは違う。アイドルis尊い。この方程式が私の中で出来上がっている。私は悟った。これはやばいやつかもしれん。

 

結論から言おう、やばかった。

めちゃくちゃ、尊い

 かわいくね?と思った次の日に取り敢えず曲を聴こうと思い立ち、アルバムをレンタルした。検索をかけて動画や画像を漁った。コンビ名トリオ名を学び、エピソードを知った。この間、数日である。気づけば今までぼーっとしているイメージしかなった大野智くんを目で追っている自分がいた。Twitterで「嵐さんかわいいかも」と呟いた4日後、「CMの智くん見るの恥ずかしい、どきどきする」と呟いている自分がいた。あまりの豹変っぷりに、周りから心配された。私は元気です大丈夫ですと言いながらライブDVDを買いあさり、CDを借りまくり、友達とコンサートDVD鑑賞会を開催しまくった。まったくもってお財布は大丈夫ではない。けれど心はすこぶる元気だ。なんて毎日が楽しいんだ!アイドル最高かよ。

沼に落ちたというより崖から落ちた勢いでハマった私だが、ハマってからまだ1年も経過してない新参中の新参であるし、彼らが歩んできた16年をジャニーズ若葉マークの私がたかだが1年で把握出来るわけないのだが、だからこそ毎日のように尊さを知り、沼に体が沈んでいく感覚を楽しんでいる。積み重ねてきた16年があった現在、彼らの顔は最高に輝いているしぼやけている(もちろん涙で)。今日も私は涙と鼻水を垂れ流しながら画面の前で拝む。

アイドルって、尊い

 

 

そんなわけでアイドルという存在に言語を奪われ、「尊い」と「しんどい」しか発さなくなった人間のブログ挨拶である。言語能力が現在進行形で奪われているので考察めいたことは何も書けないが、アイドルの尊さについてつらつら書けたらと思う。どうぞよろしくお願いします。

最後になったが、本日11月3日は嵐さんがCDデビューされて16年のめでたい日である。これからも巻き起こしていってください。ふぉーどりーむ。